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「東京都心ベイエリアで水上散歩」手ぶら&普段着でカヤックに乗れる『HOBIE BASE TOYOSU』とは?

TSURINEWS

豊洲ぐるり公園でHOBIEカヤックに試乗(提供:TSURINEWS編集部)

7月27日(土)、豊洲ぐるりパークで開催されたHOBIEカヤックの体験会に参加。東京都心のベイエリアで足漕ぎカヤックに乗る体験は、想像以上に特別なものでした。

HOBIEカヤック体験会

HOBIEの足漕ぎカヤック体験会は、豊洲ぐるり公園の東エリア「豊洲ぐるり公園乗船場」にある『HOBIE BASE TOYOSU』で開催されています。

豊洲ぐるり公園乗船場(提供:TSURINEWS編集部)

アクセス抜群

東京メトロ有楽町線・豊洲駅、東京臨海新交通ゆりかもめ・新豊洲駅からいずれも徒歩10分圏内とアクセスは抜群です!

今回は電車を利用して、有楽町線豊洲駅から徒歩で会場へ向かいました。徒歩圏内にコインパーキングがいくつかありますので、車の利用も便利です。

豊洲市場も間近

また、豊洲ぐるりパークは東京の台所、豊洲市場を取り囲む海岸線に整備されています。少し早起きして、隣の駅「市場前」で下車。

活気に満ちた豊洲市場で食べ歩きを楽しみながら乗船場に向かうのも良いかもしれません。次回はそうしようと思います!

『HOBIE BASE TOYOSU』に到着

建ち並ぶ高層ビルの周辺には公園も多く、都会と緑が調和する洗練された雰囲気に気を取られながら歩いているうちに、会場に到着。HOBIEのロゴが入ったブルーのテントが目印です。

ホビーカヤック体験会場(提供:TSURINEWS編集部)

船着き場には、一人乗りから4人乗りまで、イエローやオレンジのポップで目を引くカヤックがずらりと並び、思わずカメラを構えたくなる美しさです。

公園の名前の通り、乗船場の周りも”ぐるり”と歩道に囲まれているので、偶然通りかかった方やお散歩していたカップルやファミリーも気軽にその足で乗船できる手軽さが魅力です。

事前予約が可能

今回は事前に予約して定刻に伺いました。計画的に楽しみたい方は、公式ホームページから事前予約していただくのがおすすめです。

空き次第で飛び入り参加もOK

体験会の雰囲気を知りたい方や、カヤックの実物を見てから乗船したい方は、お散歩がてら現地に足を運んで見学し、空き状況によりその場で乗船してみるのも良いかもしれません。常駐のスタッフも数名おり、質問などもしやすい雰囲気です。

体験会場受付(提供:TSURINEWS編集部)

この日の受付は9:30〜16:30まで(季節により変動があるかもしれませんので、お出かけの際は公式ホームページをご確認ください)。

気になる服装は?

体験前に気になったのが、乗船時の服装です。マリンスポーツ用のウエアなどを持っていないため、購入する必要があるか心配でしたが、体験会が行われる東電堀は、東雲運河に面した波の立たない安全な水域です。

HOBIEカヤックは安定性抜群

HOBIEカヤックは、安定性抜群の船体構造(「カタマラン(双胴船)構造」)で、水上での船体の傾きを抑えることができます。

乗り降りしやすく、立って釣りができるほどの安定感があり、多少の波や風ではバランスを崩すことはほとんどなく、転覆の可能性も極めて低いとのことです。

普段着でOK

つまり、濡れる心配はほとんどなし!

念のため、水しぶきなどで濡れたり汚れても良い服装を推奨しますが、基本的には足漕ぎになるので、パンツスタイルであれば、お手持ちの普段の服装で大丈夫です。体験後、お尻も足も濡れていなくて驚きました。

手ぶらでOK!

ライフジャケットはレンタルし、乗船場の目の前にはダイエー豊洲店があるので、飲み物や食べ物なども現地調達可能。手ぶらで大丈夫です。近くに公衆トイレもあるので安心です。

ライフジャケットは貸し出しあり(提供:TSURINEWS編集部)

ミラージュ・アイトレック・フィエスタを体験

ライフジャケットを装着して、早速体験スタートです。

「まずレクチャーしてから乗っていただくのですが、本当に操作が簡単なので、ほとんど説明不要なんですよ」と、船上へとアテンドしてくださったのは、HOBIE JAPAN((株)アミューズ)・ 事業部⻑の沼野陽人さん。

今回は、2種類のボートを体験させていただきました。

ミラージュ・アイトレック・フィエスタ(提供:TSURINEWS編集部)

4名まで乗船可能

まずは、4名まで乗船可能なミラージュ・アイトレック・フィエスタ(MIRAGE ITREK FIESTA)

こちらは仲間や家族とみんなで乗れる大型ボートで、座席は4つですが、「中学生未満1名」もしくは「ペット1匹」のいずれかも同乗可能(追加料金有)。シートを向かい合わせにできるので、海上パーティーを楽しむこともできます。

シートは取り外しも可能で、例えば贅沢に2人で乗船し、フラットで広々した船上で足を伸ばしたり寝転がったり、ゆったりくつろぐこともできます。

抜群の安定感

以前、手漕ぎのカヤックに乗船したことがあるのですが、その際は、まず乗り込む瞬間に船体が傾いてバランスを崩しやすく、ヒヤリとした記憶がありました。

今回も少し緊張しましたが、実際は大きく揺れることもなく、抜群の安定感。そして圧迫感もなくて広い!一気に不安が払拭されました。

乗り方のレクチャーを受ける(提供:TSURINEWS編集部)

操船はとても簡単

座席は簡単に角度を調整でき、操作レバーは座席横の自然な位置にあり、握ったまま左右に動かして操船します。

リラックスして座ったままで全て完結する想像以上の手軽さに驚きました。ひととおりの設備と操作について説明を受け、軽く漕ぐ練習をしても、10分足らずで完了。

「では、早速行ってみましょうか!」と係留の紐を解く沼野さん。”え!もう!?”心の準備ができていないまま、とりあえず出発!笑

レクチャーを受けてさっそく出発(提供:TSURINEWS編集部)

軽い力でスイスイ進む

いざペダルを漕ぎ始めると、思ったよりも軽い力でスイスイ進みます。操作レバーで方向転換も早く、小回りがきいて簡単です。実際に乗ってみると、操船のシンプルさが実感できます。

体験中には、ほかにもミラージュ・アイトレック・フィエスタに乗船している4人組の外国人男性たちが、テンポよく漕いでかなりのスピードを出しており、颯爽と風を切って笑顔で楽しんでいました。

小回りもお任せ

今回は釣りYouTuberの”バッキー”こと魚住つばきさんと2人で女子会のようにのんびり楽しみました。個人的にはスピードよりも小回りが効く操作性の高さが気に入ってしまい、色んな方向に向かいたくなりました。

操作性が高く小回りも効く(提供:TSURINEWS編集部)

都会の水上散歩を満喫

操船が簡単だと視線も自然と外に向き、周りの景色を楽しむ余裕ができます。周りを見渡すと、地上で見るビル街とはまた違った見え方があり、水面との距離が近いため、いつも見ているビルがより高く感じ、都会に囲まれている感覚も強まります。

「気持ち良い〜!この時間、なんかすごく贅沢!」と2人ともテンションが上がりました。やはり、両手が自由に使える安心感は大きく、撮りたい瞬間をしっかり撮影しながら、マイペースに都会の水上散歩を楽しむことができました。

ミラージュ・コンパスデュオを体験

続いて乗船させていただいたのは、2名まで乗船可能なミラージュ・コンパスデュオ(MIRAGE COMPASS DUO)

ミラージュ・コンパスデュオ(提供:TSURINEWS編集部)

誰でも簡単に乗れる2人乗り足漕ぎカヤック

こちらもペットと一緒に同乗できます。会場ではワンちゃん用の貸し出しライフジャケットも完備されていました。

釣り好きに嬉しい装備が充実

このミラージュ・コンパスデュオには、釣り好きに嬉しい標準装備が多く、座席の下にはタックル収納用のスペースも確保されていて、左右に4本のロッドを立てることが可能。

タックルボックスもしっかり積むことができて、釣りも快適に楽しめそうです!魚探やサンシェードなど、カスタマイズも色々できるそうで、夢が膨らみます。

ちなみに、アメリカではHOBIEカヤックユーザーを集めたバスフィッシングのトーナメントが開催されるほど、釣り人からの人気が高いそうです。

操船も簡単

舵取りは左側にある丸いハンドルを握り、左右向かいたい方向に向けるだけ。手にすっぽりと収まるサイズ感でとても握りやすく、指先の感覚だけで舵取りをすることが可能で、手元を見なくても簡単に操船できます。

掌にすっぽり収まる舵取りレバー(提供:TSURINEWSライター・白井 亜実)

前進後進もとても簡単で、足元ペダル付近の緑のレバーを引くと前進、赤のレバーを引くと後進。簡単に切り替えられます。

楽しみ方は自由!

桟橋に戻ると、「楽しめたようでよかった!水上で自由に過ごす楽しさを知っていただき、少しでもカヤックを身近に感じていただけると嬉しいです」と沼野さん。

釣り以外にも、読書やヨガ、星空や花火を見るなど、楽しみ方は自由で、趣味や習慣によって用途はいろいろ。乗船体験会に限らず、今後もHOBIEカヤックを楽しめる様々な企画を予定しているとのことです。

今後のイベント情報については、HOBIE JAPAN公式ホームページをぜひチェックしてみてください。私もとても楽しみです!!

おしゃれランチも満喫

体験を終えたあとは、隣接するダイエー豊洲内の素敵なカフェ「エヌエー カフェ(na Cafe)」でランチタイム。

カフェのランチを堪能(提供:TSURINEWS編集部)

大きな窓からは、先ほどまで自分が浮かんでいた東電堀、東雲運河が見渡せ、開放的な空間が広がります。まるで海外のおしゃれなカフェで一息ついているような気分です。

メニューも豊富で、クロワッサンとサラダ、ポテトなどが一つになったワンプレートなど、おしゃれなメニューがラインナップ。涼しい店内でクールダウンし、楽しかったカヤック体験を振り返りながらゆっくり食事を楽しみました。

HOBIEのカヤックで唯一無二の体験を

安心安全で操作もシンプル。老若男女、誰でも楽しむことができるHOBIEカヤック。都内の水上散歩はリラックス効果絶大で、自然と一体になったような不思議な感覚を味わえました。

HOBIEのカヤックを体験してみよう(提供:TSURINEWS編集部)

限りなく水面に近い角度から、いつもとは少し違った景色を知ることで、新しい世界を見つけられるかもしれません。誰にも邪魔されない自分だけの特別な時間を過ごすもよし、家族や友達、大切な人と過ごすもよし。

マリンアクティビティがぴったりなこれからの季節に、素敵なカヤック体験で忘れられない思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。

<白井亜美/TSURINEWSライター>

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