飼い主さんを困らせる愛猫の『ワガママなおねだり』3つ やんわりと断る方法も
1.深夜早朝の「起きてよ!」
飼い主さんが寝ている時に限って「遊ぼうよ!」「お腹が空いたよ!」と起こしにくる猫は多いです。特に、エネルギーの有り余っている若い猫や子猫に多い行動のようです。
起こし方は猫によって様々で、飼い主さんの上に飛び乗って物理的に起こそうとしたり、大きな声で鳴いてアピールする子もいれば棚にある物をわざと落として飼い主さんを驚かせる子もいます。
いくら可愛い愛猫からのおねだりでも、ぐっすり眠っている時に、しかも起きる予定の時間ではないのに起こされてしまうのは困ってしまいますよね。実際に、深夜早朝に愛猫から起こされるという話は『猫の飼い主さんあるある』のようです。
2.飼い主の食事中「ボクにもちょうだい!」
食いしん坊な猫に特に多いことですが、飼い主さんのご飯やおやつに異様なまでの興味を示す子もいます。飼い主さんの食事中にテーブルに上がってつまみ食いを試みる子も多いようです。
しかし、人間の食べ物の中には、猫にとって有害な物質が含まれていることが多いのです。味付けも猫にとって塩分が多すぎますし、調味料の中にも有害な物質が含まれていることがありします。
もし猫と暮らし始めたばかりの初心者飼い主さんであれば、まだ『猫に有害なもの、大丈夫なもの』の違いを把握しきれていない可能性も高いですよね。そのような場合は、ひとまず『人間の食べ物は一切与えない』という方法を取ることで、確実に猫の健康を守ることができるのでおすすめです。
3.元野良猫に多い「外に出して!」
生まれてから一度も外の世界を経験したことのない猫でも、窓の外を眺めるのが好きな子は多いです。ましてや元野良猫といった『お外経験』のある子なら、その魅力を知ってしまっているため、飼い主さんの家の中だけの生活を退屈と感じてしまうことも。
だからといって、外での生活は猫にとってリスクが高いのも事実。車との接触事故や他の猫とのケンカ、病気への感染など寿命を縮める原因になってしまうことは多々あるでしょう。
そのため、いくら「出して欲しい」と愛猫に懇願されても、簡単に外に出させるわけにはいきません。
実際、飼い主さんが外に出してくれないので自力で脱走しようとする子もいます。そのような事態に備えて、元野良猫に対しては特に脱走防止対策を強化しておく必要もあります。
もちろんお外を知らなかった子でも、一度うっかり外に出てしまえば、その後は脱走しようと試みるようになったりするため注意が必要です。
とにもかくにも、お外を知らない子が外の世界で生きていくことは不可能である、と考えて良いでしょう。
猫の「ワガママなおねだり」を断るには
深夜早朝に起こされる場合は寝る前にご飯を食べさせてあげたり、寝る前に10分程度遊んであげるなどの対策ができます。
飼い主さんの食べ物に関しては絶対に与えず、何か欲しがるようなら少量の猫用おやつをあげるなどするのが良いでしょう。
猫が興味を持っては困る事柄に関しては、猫の気を逸らすよう飼い主さんが工夫してあげる必要もあるでしょう。
例えば、おもちゃなど新しい興味の対象を作ってあげることで「外に出たい」という気持ちを薄めてあげることも大切です。外に出たがるからといって、外を全く見せないようにする対策は、猫によっては逆効果となってしまうこともあるようです。
まとめ
今回は、飼い主さんを困らせる愛猫の「ワガママなおねだり」について解説しました。
ちょっとしたワガママなら(可愛いなぁ♪)と思えるかもしれません。しかし、それが毎日続いてしまったりするとちょっと困ってしまうこともありますよね。その上、猫は飼い主さんの行動を学習する賢い面も持ち合わせています。
そのため、おとなしくしてもらうために愛猫の「ワガママなおねだり」を全て聞いて対応してしまうと、猫は『問題行動をしたら言うことを聞いてもらえる』と学習してしまいます。
「猫を可愛がること」と「何でも言うことを聞いて甘やかすこと」は、全く違います。
愛猫とお互いが快適に生活するためにも、『対応可能なワガママなおねだり』と『対応できないワガママなおねだり』の違いを、飼い主さん自身が明確にしておくことも大切だと思います。
そして『対応できないワガママなおねだり』に対しては、愛猫のためにも徹底して対応しないように心がけることも大切でしょう。