Yahoo! JAPAN

ドリフトドライバー下田紗弥加さんが、自ら掴んだドリフトの道

TBSラジオ

今週のゲストはD1グランプリでも活躍のドリフトドライバー下田紗弥加さん!
今回は自ら切り開いたドリフト界への苦難を伺いました。

下田紗弥加さん
学生時代はバレーボールに打ち込み、プロリーグを目指していましたが、体格的な面、そして度重なる怪我に悩まされプロの道を諦めます。
そんな失意の中、国内ドリフトレースの最高峰、D1グランプリに魅了され、ドリフトの世界に。
働きながら貯金し、ドリフトの練習に明け暮れ、やがて仕事を辞めてドリフト1本に。
2021年にD1グランプリのライセンスを獲得し、現在、参戦中。最高位は7位!(2024年1月現在)

とにかくカッコいい車が大好き!

車を意識するようになったのは、子供の頃から。
お母さんの愛車シルビアS14がカッコよくて、それが自慢の娘さんだったそうです。
そしてカッコいい!と思ったマシンを写メに収める学生時代の下田さんなのですが、その多くがRX-7のFD
当時、車名も知らずに写真に収めていたそうですが、後々、このマシンが下田さんの愛機になったそうで、とにかく「かっこいい車が大好き!」なんだそうです。

ドリフトドライバーへの道

プロのバレーボール選手を目指した高校時代。
しかし体格面、そして怪我に悩まされプロの道を諦めた下田さん。
失意の元、就職という道を選びますが、奨学金の返済などが重なり、お金にも悩まされる日々。
そこでふと自身の人生を思い「このままではいけない。やりたいことを極めたい。自分の人生だから。自分の生き方に言い訳をしたくない」と一念発起。
働いていた会社を辞め、昼はディズニーランド、夜は水泳のコーチにスポーツジムの受付。
とにかく働き、お金を貯めて、何かやるにも「お金がない」という言い訳を絶ったそうです。

そして次に悩んだのが「自分の人生を賭けて、一体、なにをしたいのか?」
体を動かすのが好き、スポーツは得意、そして人を喜ばせるようなエンターテイメントの世界に飛び込みたい。
しかし具体的には?となり、スノーボードなどにも足を運んだりしたものの、どれもピンとこない。
そこで残ったのは、、、大好きな車
しかしモータースポーツはとにかくお金が掛かるので、ハナから諦めていた。
しかし自分の好きな車に乗り、周りに元気を与えたいと考え、ドフリフト界に足を踏み入れたそうです。

そこから血の滲むような努力をして、トップドライバーの仲間入りを果たすのですが、そのエピソードは来週のお楽しみに!

下田さんの愛機①

下田さんがD1で操っているマシンは、シルビアS15がメイン。
ドリフト仕様なので、、、もちろんいじり倒しまくりのパワーアップしまくりのマシンとなっております。

S15のノーマルエンジンはSR20DE(T)。
直列4気筒の2リッターエンジンなのですが、これではD1は勝てないと下田さんが選んだパワーユニットは、トヨタが生んだ名機「2JZ」。
ノーマルでも直烈6気筒3リッターエンジンなのですが、これをさらにボアアップして、3.4リッター仕様。
なんと900馬力マシンに大改造!
下田さん曰く「ドリフトで勝つには1000馬力くらい必要なので、、、」とか。

なんでこんな馬力が必要なのか?
D1で勝つためにはドリフトテクだけじゃなく、スピードも必要。
そこでチョイスするタイヤは、ハイグリップ仕様なんですが、それじゃケツが滑らない。
それでハイグリップタイヤでも滑らせるためには、やはり馬力で補うしかないとのことで、ここまで来るのに2500万くらい掛かったとか?

下田さんの愛機②

下田さんがプライベートで乗っているのは、子供の頃からの憧れ、RX-7のFD
実はコレ、一番最初にドリフトの練習をするときに買ったマシンだそうで、8年前、およそ50万円で手に入れたとか(今では超高値で取引される名機)。
50万円と信じられない価格で入手しますが、やはり走れるようになるまで、結構大変だったそうですね。

それでも走れるようにメンテして、それで週7日(つまり毎日)、ドリフトの練習に明け暮れたそうです。

でも最初はドリフトなんて、どーすればいいのかわからない。
FRのマシンを買えば、自動的にケツが滑るんだと勘違いしていたそうで、練習コースではパイロンの周りを「ただ走っていただけ」と、割とカオスな状況だったそうです。

それでもめげずに練習を続け、8年後にはD1ドライバーで最高位7位の成績を収めるドライバーに成長!
この努力は、、、また来週!

【関連記事】

おすすめの記事