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犬の『認知症サイン』5選!今すぐ確認したい症状チェックリスト

わんちゃんホンポ

認知症は人間だけの病気じゃない!犬の『認知症サイン』

近年、犬も認知症になることが多くの飼い主さんに知られるようになってきました。シニア期に入ると、徐々に脳の活性化が失われ、それにより認知症になりやすくなっていきます。では、どのような症状が出ると認知症のサインなのでしょうか。

1.生活が昼夜逆転している

今までは規則正しく、昼間は昼寝も交えながら活発に動き、夜になると就寝するという生活リズムがついていた愛犬が、突然あるときから昼夜逆転する日が増えてきた…。これは認知症のサインです。

シニア期に入り、活動量が減り日中も寝ている時間が増えがちになります。寝ている時間が増えることで、睡眠時間が足りることで夜になっても目が冴えてしまい眠れなくなるという生活リズムが定着しつつあるのです。すると、体内時計も狂い始め、認知症の初期症状となってしまいます。

昼夜逆転し始めた時期であれば、昼間に日の光を浴びせたり、散歩に連れて行ったり、屋内でも活発な遊びをさせることで、少しずつ生活リズムを戻すことができますよ。

2.同じ行動を繰り返す

同じ場所でクルクルと回り続けたり、同じ場所を行ったり来たり…こんな行動は見られませんか。これは人間の認知症患者でも診られる行動と同じです。

認知症を患ってしまうと、自分が今何をしたいのか、どこに行こうとしているのか、と自分の行動を記憶したり、把握したりすることが難しくなります。そのため、同じ行動を繰り返してしまうのです。

特に犬の場合は、同じ場所でぐるぐると回るという行動例が多く報告されています。また、穴を掘る仕草を続けるという行動も挙げられるので、シニア期に入ってからこの行動が増えた場合は、注意しましょう。

3.呼びかけても反応しないことが多い

認知症の症状の1つとして、呼びかけに反応しなくなる症状が挙げられます。最初は「あれ?聞こえていないのかな?」と思っていた無反応ですが、徐々に反応しないときが多くなり、最終的にはほとんど反応してくれなくなってしまいます。

年をとるにつれて聴覚が落ちるという可能性も否めません。しかし、近くから声をかけても反応しない場合は、痴呆の症状が現れ始めていると考えましょう。

4.鳴き続ける

犬の認知症の代表的な症状に、鳴き続けるという行動があります。意味もなく、抑揚のない声で鳴き続けるため、飼い主側も困ってしまう症状の1つです。

特に、昼夜逆転した後、夜に鳴き続ける『夜鳴き』には、ほとほと困る飼い主さんが多いです。これは寂しいという感情や、思うように行動できないことへの苛立ちから起こる行動として考えられています。飼い主が近くにいても、飼い主が近くにいることすら忘れてしまい、子犬のように鳴き続けたり、感情の起伏が激しくなり、苛立ちで鳴き続けたりと、様々な理由があります。

監修獣医師による補足

犬の認知症は10歳ころから増え始めるといわれています。柴犬、甲斐犬などの日本犬に多くみられ、レトリバーやプードルなどの洋犬には少ないといわれています。愛犬が高齢期に入り、今までと違うと感じることがあれば早めに動物病院に相談しましょう。

獣医師:平松育子

5.今までできていた動作ができない

今まで問題なくできていた動作や行動ができなくなるのも、認知症の症状の1つです。例えば、今までできていた基本動作を指示しても、ぼーっと1点を見つめ、行動に移そうとしない、などが挙げられます。

また、今まで上手にトイレでおしっこやうんちができていたのに、違う場所ですることが多くなった…という症状例も多いです。

犬の認知症の進行を少しでも遅らせるためにできること

認知症の初期症状が現れている気がする…と心配になった飼い主さんもいるかもしれません。しかし、今からでも努力次第で、認知症の進行を遅らせたり、少しであれば改善したりすることができます。

例えば、現段階で散歩に行く体力がある犬であれば、散歩ルートを毎日変えることで、刺激を与えることができます。新しい刺激を受けることで、脳が活性化され、認知症の予防や改善に繋がりますよ。

また、知育玩具を使うのも1つの手です。食欲があり、食べることが好きな犬であれば、頭を使っておやつを取り出すタイプのおもちゃで遊ばせるだけでも、脳をフル回転する上、達成感も味わえるので、認知症予防に役立ちます。

犬の認知症は、10歳前後から発症することが多いとされています。既に発症している疑いのある方は、まず病院に相談し、今後の方針を決めていきましょう。まだ発症している様子が見られないという子も、少しずつ認知症予防に役立つ生活習慣や遊びを取り入れ、認知症予防に努めていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。犬の認知症は、末期になってしまうと飼い主も大変です。何より、以前のような姿を見せてくれなくなる愛犬に、悲しい思いをすることになります。できる限り、早めの予防策を講じることが大切ですよ。


(獣医師監修:平松育子)

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