冷え性・肌荒れ・便秘・むくみも解消!? “365日24時間腹巻”の効果とは【眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話】
外側から内臓をあたため血流アップ
私が365日24時間身につけているといっても過言ではないものが、「腹巻」。男女ともに試してほしい腹巻は、最も簡単な冷え解消法でかつ究極の温活ではないかと思っています。なぜなら、お腹まわりには胃や腸、水分代謝に関わる腎臓などの大切な臓器が集まっているから。腹巻はこれらの臓器を外側からあたためることで、血流を促し活発に働くようにします。
腹巻ひとつで冷え性が改善し、それだけでなく肌荒れ、便秘、むくみも軽減されるのです。さらに、女性は下腹部にある子宮や卵巣もあたたまるので、女性ホルモンのバランスが整い、生理痛や生理不順も改善できます。
意外と知られていないのが腹巻の着用方法。皆さんは肌着やインナーの上から身につけていませんか?それでは効果が半減してしまいます。腹巻は、地肌に直接つけるのがベスト。そのほうがずれにくく、保温&保湿効果がグンと高まります。素肌に直接触れるため、なるべく肌にやさしい天然素材のものを選んでください。
一番おすすめなのは、保温効果があり吸湿性にも優れたシルク。一年を通して快適に身につけられます。また、冷えが気になるときは「腹巻+カイロ」で強化。カイロは骨盤の中央にある「仙骨」の位置に貼ると腰全体があたたまり、全身の血流アップにつながります。お腹に冷えを感じるときはお腹側でもOK。おへその下あたりに貼るといいでしょう。
いいことづくめの腹巻
1.冷え性の改善
2.肌荒れ改善
3.むくみ解消
4.便秘・下痢の解消
5.生理痛・頭痛・肩こり解消
【おすすめの腹巻】
●シルク:吸湿&放湿性&保温性に優れ、通年快適に使える。
●綿:通気性、吸水性に優れていてオールシーズン使いやすい。
●ウール:保温性が高くてあたたかいので冬におすすめ。
●パンツタイプ:カバー力があってずれにくく、下半身を丸ごとあたためてくれる。
体温が上がると基礎代謝も上がり太りにくい体質に!
究極の仙骨カイロ腹巻
仙骨をあたためると内臓につながる神経が活発になり、血流がアップ!腹巻にカイロをプラスした究極のあたため術です。
1.腹巻は地肌につける
保温効果を高めるため、インナーの上ではなく地肌に直接つけるのがベスト。
2.仙骨を覆うことを意識する
仙骨が隠れるよう、お尻の割れ目の上あたりまでしっかりと巻くのがポイント。
3.仙骨の位置にカイロを貼る
仙骨周辺には内臓へつながる神経が多いので、ここをあたためることでさまざまな不調の改善にもつながる。
仙骨ってどこ?
仙骨は背骨の一番下にある三角の形をした骨。骨盤の中心、尾骨の上にあります。
※長時間のカイロの使用は低温やけどの恐れがあるため、注意が必要です。やけどのリスクが提減される、発熱温度の低いタイプのカイロも売られています。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話』著:石原新菜