犬がおとなしくしている時の6つの心理とは 大はしゃぎしている時との違いや注意点までご紹介
犬がおとなしくしている時の心理
いつも元気に動き回っている愛犬がおとなしくしていると「いい子だな」と思う反面、「何かあったのではないか」と気になることも多いでしょう。
普段大はしゃぎしている時とようすが違う時は、犬の身に何が起きているのか注意深く観察しましょう。
犬の行動が気になる時の手がかりとして、今回は犬がおとなしくしている時の心理について解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
1.リラックスしている
食後や散歩から帰宅した後であれば、満足をしてリラックスしていることが多いです。のんびりと横になってくつろいでいる様子であれば、大きな問題はありません。
普段よりおとなしいと気になるかもしれませんが、年齢を重ねるほどのんびりする時間は伸びていきます。
もし愛犬が疲れている様子なら、声を掛けずに、そっと見守ってあげましょう。
2.嫌な予感がしてゆううつな気分
飼い主さんが出勤前の身支度を始めたり、動物病院に連れて行かれるのを察したりなど、その犬にとって嫌な予感がしてテンションが下がっているのかもしれません。
ふてくされたような顔を見せる犬も多く、コソコソした態度の飼い主をチラチラ見てくる犬もいます。犬は飼い主さんの行動をよく観察しているため、隠そうとしても気づかれてしまうことも多いです。
このような時は、愛犬の態度がおかしくても声を掛けないように注意しましょう。「いい子にしていてね」などと声を掛けてしまうと、犬は余計に寂しい気持ちになるからです。
3.怒られるから隠れていたい
つい夢中になってクッションをボロボロにしてしまった後は、「飼い主さんに怒られるかもしれない」という気持ちでおとなしくなる犬もいます。
怒られることを察して、ソファーの下に隠れたり、壁の方を向いて目を合わせないようにしたりなど、その犬によって個性的な行動を見せますよね。
申し訳なさそうな表情を浮かべている時は、何らかのいたずらをしてしまった後かもしれません。犬も大きなストレスを感じている時なので、大声で怒ったり長い説教をするのはやめましょう。
いたずらの後を片付けてしまい、次回いたずらをしている犬を見かけたらその場で「ダメ!」と叱るようにするとよいでしょう。
4.嫌いな音が聞こえてきて不快
犬が妙におとなしくなった時は、遠くから犬にとって嫌いな音が聞こえている可能性があります。雷や花火の音、大型トラックの音や工事の音など、犬が苦手な音はたくさんあります。
飼い主さんの元に駆け寄ったり、物陰に隠れる犬も多いです。何かあると人間も取り乱してしまいがちですが、犬の手前、落ち着いて行動しなければなりません。
飼い主さんは冷静になり、いつも通りに行動するのが1番です。ケージの中にお気に入りのブランケットを入れておくなど、愛犬が落ち着く環境を用意してあげましょう。
ケージにタオルケットをかけて、一時的に外部の光や音を遮断するのもおすすめです。
5.遊びたい気分ではない
愛犬がおとなしくしているのは、単に遊びたい気分ではないのかもしれません。
とくに、年齢を重ねた犬はのんびり過ごす時間が増えるので、子犬や成犬の頃のようにはしゃぎ回ることも少なくなっていきます。
そうではなく、「ただ眠いだけ」「疲れただけ」という時もあるでしょう。しばらく観察をして、とくに異変がなければそっとしておいて大丈夫です。
6.体がだるい・痛い
注意したいのが、犬が体調不良や何かしらのケガのためにおとなしくなっている時です。食欲がなく朝から元気がない、といった日は注意深く観察を続けてください。
夏場であれば熱中症を疑い、冬場なら体が冷えていないかチェックしましょう。エアコンや暖房の設定を見直し、愛犬にそっと触れてボディチェックをしてみてください。
排尿や便に異変が見られたり、極端に元気がなかったりする場合はすぐに動物病院へ連れていくことをおすすめします。
まとめ
今回は、犬がおとなしくしている時の心理について解説しました。
愛犬の様子がいつもと違うと、飼い主さんとしては気になりますよね。
もし妙に元気がなく、体がだるそうな様子であれば早めに動物病院を受診してください。
いち早く異変に気づくためにも、愛犬の健康チェックは欠かさないようにしましょう