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『ライフワークバランス重視派のキャリア』コンサルが辛くて退職。『ゆるキャリ』を手に入れたい。【motoさんのお悩み相談室】

求人ボックスジャーナル

『ライフワークバランス重視派のキャリア』コンサルが辛くて退職。『ゆるキャリ』を手に入れたい。【motoさんのお悩み相談室】 【求人ボックスジャーナル】はたらき方やキャリアを考える機会を創出するメディア

ビジネスパーソンが抱える仕事やキャリアの悩みに、転職・仕事のプロがお答えする「お悩み相談室」。

今回のテーマは「ライフワークバランスを重視してキャリアを歩みたい。コンサルが辛くて退職。『ゆるキャリ』を手に入れたい。」です。結婚や育児を機にバリバリ働くことに疲れ、これからは仕事よりも家庭で過ごす時間を増やしたいと考えるようになった人も少なくないのではないでしょうか。

今回質問にお答えいただいたのは、新卒で地方ホームセンターへ入社後、マイナビやリクルート、スポットライト(現:楽天ペイメント)など7社を経験されたビジネスパーソン・motoさん。

理想のワークライフバランスを実現するための考え方や、おすすめの転職先などを伺いました。

Question

コンサルが辛くて退職。『ゆるキャリ』を手に入れたい。 新卒で外資系コンサルに3年、戦略コンサルに転職して3年目で退職、現在無職です。元々強い昇進欲求や働く意欲はなく、貯金目的で高給な仕事として選んだ業界でした。心身ともに厳しく限界を感じていたのと、妊娠中の妻の経過が不安定だったこともあり、今は退職して専業主夫をしています。妻の体調も落ち着いてきたのでコツコツと進められるような、定時に帰れてストレスの少なそうな仕事を探していますが、事務職に応募をしてもポジションに対してオーバースペックと断られたり、事業企画系の仕事をすすめられたりして、希望する条件で選考に進められません。いわゆる「ゆるキャリ」の道を歩むコツはありますか。 (外資戦略コンサル/コンサルタント/6年(退職済み)/29歳男性)

事務職以外の選択肢にも目を向けよう

もしかすると、「定時に帰れてストレスが少ない=事務職」というイメージが先行しているのかもしれません。そうであれば、もう少し視野を広げて考えてみましょう。

例えばフルリモートやフルフレックスを導入している企業であれば、働き方の自由度も高いため、希望するようなワークライフバランスを実現できる可能性はありませんか。規模が大きいスタートアップやベンチャーなどであれば、フルリモート・フルフレックスで働ける環境も多いのではないかと思います。

ほかには、日系大手企業や公務員、大学職員なども一般的にはワークライフバランスが取りやすいと言われています。こうした職場は労働時間の管理がしっかりしていて休暇も取りやすいですし、育児休業や看護休暇などの福利厚生も手厚いケースが多いからです。

このように、事務職にこだわらず、自分が理想とするワークライフバランスを実現できそうな職場を探してみてはいかがでしょうか。

自分が実現したい「ライフ」の時間をイメージできているか

ところで、そもそも「理想のワークライフバランス」とはどういう状態か、自分で明確に定義できているでしょうか。「ワーク」の比重を抑えて「ライフ」の時間を増やす、といったなんとなくのイメージはあるものの、「ライフ」の部分がどれくらい必要なのか、得られた時間で何をするのか、具体的に考えられている人は少ないように感じます。

子育てなのか、趣味なのか、副業なのか。「ライフ」の時間で何をしたいかによって、選ぶ企業が変わってきます。子育てに集中したいのであれば、育児休業がとりやすかったり子育て中の社員が多かったりする企業を選んだほうがいいでしょう。副業をしたいのであれば、副業の仕事内容に関連する企業で働くことで、副業に必要な知識をより深く身に付けられるはずです。

「定時で帰りたい」だけではなく、帰った上で何をしたいかを考え、それを尊重してくれる企業に身を置くのがよいと思います。

ストレスなく働くため、カルチャーもチェックしておこう

ストレスなく働くためには、仕事以外にも社員の雰囲気や会社のカルチャーも意識して確認しておきましょう。例えば定時後のサークル活動が活発だったり、週末は社内イベントがあったり、社員旅行があったりなど。

せっかく土日祝が休みの仕事を選んだのに、毎週のように社内イベントに参加しなければならないとなっては元も子もありません。こうした、仕事以外のカルチャーの部分もしっかりと見極めた上で転職先を選ぶようにしましょう。面接で質問するほか、社員面談の場を設けてもらって休日の過ごし方を聞いたり、口コミサイトを確認したりといった方法があります。

質問者さんのこれまでのキャリアを考えれば、きっと転職先は見つかるはずです。事務職以外にも視野を広げ、応募数を増やしていきましょう。

プロフィール

moto(戸塚俊介)

1987年長野県生まれ。新卒で地方ホームセンターへ入社後、マイナビやリクルート、スポットライト(現:楽天ペイメント)など7社を経験。自身の転職経験をもとにした転職ノウハウやキャリア観などの発信がSNSを中心に話題に。現在はmoto株式会社、HIRED株式会社の2社を経営。

代表著書 『転職と副業のかけ算(扶桑社)』『WORK価値ある人材こそ生き残る(日経BP)』 企業サイト moto株式会社/HIRED株式会社 X(旧Twitter) moto (戸塚俊介) ブログ 転職アンテナ

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