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【夏休み】進まない宿題に焦る親の救世主…「自由研究おたすけイベント」はコレがねらい目3つの極意

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【夏休み】進まない宿題に焦る親の救世主…「自由研究おたすけイベント」はコレがねらい目3つの極意

中2の息子と小5の娘を育てるエニママライターの北林日菜です。

もうすぐ夏休み! でも親にとっては、「今年の自由研究、どうしよう……」とため息をつく季節でもありますよね。

今回は「夏休みの自由研究」の伴走に疲れ果てた私が行きついた「自由研究おたすけイベント」の探し方をご紹介します。

〔▶画像〕2026年度版【サマースクール】「自由研究」にもなるプロ直伝の「建築講座」

息子は幼稚園のころから科学が大好きでした。研究学園都市として知られるつくば市が身近な環境であることから、研究所の一般公開や博物館などに多く足を運んでいました。日々の環境も影響して、小学校の夏休みの自由研究にも自然と興味を持つようになりました。

私自身は文系人間で、理科が得意なタイプではありません。それでも好奇心旺盛なほうなので、子どもと一緒に「これはなんだろう?」と向き合う時間が大好きでした。自由研究についても、「子どもの探究心を伸ばしてあげたい」「親として寄り添ってサポートしたい」と前向きに考えていたほうだと思います。

ところが、いざ取り組んでみるとまったく思うようには進みません。長い夏休みのあいだ、毎年のように親子喧嘩を繰り返し、いつしか私にとって自由研究の伴走は気の重いものになっていきました。

小学生のお子さんを持つ他のママやパパには私のような思いをさせたくない! そんな気持ちから今回は「自由研究おたすけイベント」をご紹介します。

※本記事中での「自由研究おたすけイベント」とは、親が自由研究の伴走をしなくても、その場所に連れていくだけで自由研究の考察までが完了するようなイベントのこととします。

夏休み自由研究の「伴走」という苦行

息子が小1のころに始まった夏休みの自由研究の「伴走」。手伝いすぎて「親の自由研究になってしまう」と周囲から言われることが多かったので、私はそうはならないぞ! と心に決めて挑みました。

私たちの住む自治体の学校では自由研究は「科学研究」として扱われています。必須の提出物が決められていて、実験や観察の経緯を記録した「野帳(やちょう)」、研究内容をまとめた「主論文」、指定された7つの構成要素に沿ってまとめた「模造紙」を提出する必要がありました。主論文はパソコンで作成・印刷したものでも問題ありませんでした。

低学年の子どもが手書きするには量が多すぎたため、「息子の話した内容をそのまま親がタイピングする」という口頭筆記の形をとりました。

野帳(右)と主論文(左)。

親はあくまでサポート役。テーマに関しては子どもの興味・関心を尊重したいので、子どもに決めさせます。しかし子どもから出てくるテーマはとんちんかんなものばかり。自分の力量を考慮しない難易度の高いテーマだったり、夏休みの1ヵ月半では終わるはずのないテーマだったり……。

結局、子どもが興味を持ちそうなテーマをいくつか親から提案します。「プライドを傷つけないように」「理科嫌いにならないように」と最大限気を遣いながら、なんとか実現可能なテーマへ軌道修正を試みました。子どもが「押し付けられた」と思うことのないよう、選択肢を複数提案することも忘れません。気を遣いすぎて、自由研究のスタート地点に立つ前からすでに母はぐったり……。

ようやくテーマが決まったら、次は「どうやって調べるか」を考えてもらいます。ところがここでも驚きの方法が飛び出してきてびっくり。「小学生にできるレベルの研究?」「夏休み中に始めて終わるの?」などツッコミどころが満載の方法ばかりです。

今思えば、それさえも子どもらしさのひとつなのだと、面白がって受け止めればよかったのかもしれません。でも当時の私は、親として「ちゃんと提出できる形にしなければ!」という気持ちが強く、「まじめに考えなよ」とイライラが募っていました。

夏休みの開始と同時に自由研究もスタート。ところが、計算ドリルや漢字ドリルのように「ここまでやれば終わり」というゴールが見えないせいか、息子はなかなか取りかかろうとしません。

最初のうちは、「今日は観察した?」「自由研究は大丈夫?」と声をかける程度でした。しかし、のらりくらりとかわされるうちに、私の声かけもだんだん強くなっていきます。

「観察しないなら、もう自由研究やめなよ!」

「もともとあなたがやりたいって言ったんだよね? お母さんが頼んだわけじゃないんだけど!」

𠮟られた息子は「やめたくない!」と泣きながら、ようやく自由研究に取りかかります。始めてみれば、本人は楽しそうです。野帳に記録したり、写真を撮ったりしながら、生き生きと取り組んでいました。私も「どうしてこうなるんだろうね?」など気づきを引き出そうとする声かけをしたり、一緒に観察して驚いたり、始めてしまえば楽しい時間がおとずれたこともありました。

しかしそれも束の間、またやらない日々。

「私の自由研究じゃないのに、なんで私がストレスを溜めないといけないの?」と思い、数日声かけをしなかったあとには、「お母さんが言ってくれなかったから」などと逆ギレされます。

こんな理不尽な毎日を繰り返しながら気づけば夏休みも終盤。模造紙にまとめなければいけない時期なのに動かない子ども。

「提出できずに痛い目をみて学べばいいんだ!」と突き放したい一方、「私もここまでやらせてきたのに」という余計なMOTTAINAI精神が出てきて、ついついやらせる方向に動いてしまいます。そんな自分のエゴにもウンザリ。家庭内治安は最悪の状態です。

模造紙に書く内容を決め、下書きをさせ、カラーペンでなぞり、写真の配置を決めて、貼る。低学年の子どもにとっては、書きなれない太いカラーペンで大きな模造紙に字を書くのも大変です。まとめて終わらせたい私と、「疲れた」とすぐ休む息子の攻防は、夏休み最終日の夜まで続きました。

研究の動機、研究のねらい、予想、研究の方法、結果、研究のまとめ、反省という構成要素を満たすのはなかなか大変です。

こうして「自由研究の伴走は二度とやらないぞ!」と誓ったものの、科学研究展で受賞したり友達や先生からほめられたりしたことを聞くと、「1学年成長したし、今年こそは修羅場にならず自由研究を終わらせられるかもしれない」と思って、また伴走を開始してしまいます。

気づけば息子が小5になるまで自由研究は続きました。小6は中学受験のため自由研究への取り組みはなく、息子の自由研究伴走は終わりました。ちなみに息子が小4のときに娘が入学。「兄と共同テーマはイヤ」というので、別々の研究テーマになり、苦労も2倍。修羅場も2倍でした。

賞状をもらうと嬉しくて翌年もチャレンジ⇒修羅場の繰り返し。

伴走をやめて知った「おたすけイベント」の存在

そんな夏休みを繰り返して5年目。少し希望が見えたのが「自由研究を家庭だけで抱え込まず、外部を頼る」という解決策を知ったことでした。

息子は小5のとき、ジュニアドクター育成塾に参加しました。これは科学技術振興機構が支援する事業で、小5~中3の理数や情報に興味を持つ子どもが大学や高専などで学びを深めるプログラムです。息子もここで夏休みに取り組む研究課題について、大学生や大学院生のメンターに相談することができました。

息子の「元素について知りたい」という難易度が高いテーマに対しても「こういう形なら実現できるかもしれない」と、学生がアイデアを出してくれました。研究手順もまとめ方のアドバイスも、文系人間の私よりずっと的確です。

「そっか、親子だけでがんばらなくてもよかったのか……」

時を同じくしてSNSなどを見ているうちに「自由研究おたすけイベント」の存在を知りました。テーマや材料があらかじめ用意されていて、専門家に質問しながら進められるイベントです。

イベントに参加することで、

 ・テーマ決めが不要
 ・対象年齢の目安がわかる
 ・材料の準備が不要
 ・進め方に無駄がない
 ・専門家がいるのでその場で質問ができる
 ・その結果スムーズに考察をまとめられる

などのメリットがあります。最近は100円ショップなどで手軽な自由研究キットなども見かけますが、結局キットを使用しても、考察やまとめを考えたりするサポートの手間はかかります。

もちろんおたすけイベントに参加するだけで自由研究が完成するわけではなく、自分なりの視点や考えは必要です。それでも自由研究の保護者の負担をかなり減らしてくれる方法だと感じました。

地方住まいでも大丈夫! おたすけイベントの探し方

ここからは具体的なおたすけイベントの探し方をご紹介します。私自身、都心部に住んでいるわけではないので、地方に住んでいても探しやすい方法を中心にまとめました。

◆イベントを探すときのポイント

・7月ごろから募集が始まるイベントが多いため、あらかじめ前年の開催実績を調べ、子どもが興味を持ちそうなイベントを絞って子どもにやりたいか聞いておく

・開催実績のある主催者のInstagramをフォローしたり、ホームページをブックマークして、次回イベントの開催情報や募集開始の案内をこまめにチェックする

・生成AIは最新のリアルタイムな開催情報を十分に拾いきれないケースが多いため、主催者のサイトを地道に直接チェックする方法が確実

・主役はあくまで子ども! 親がやらせたい内容ではなく、子どもが「やってみたい」と思えるイベントに参加する

①自治体や博物館、動植物園

1つめは住んでいる自治体、近隣の自治体に夏休みの自由研究関連のイベントがないか検索することです。自治体の場合は、生涯学習や学校教育関連の部署の管轄を見てみるとよいでしょう。

また各自治体、都道府県、国などが運営する公共施設も狙い目です。博物館や動物園、植物園などでは夏休みのイベントとして実施していることが多いです。

たとえば、東京都の水道歴史館では「夏休み自由研究おたすけ隊」というイベントが開催されます。

2025年に泊まれる植物園としてリニューアルした茨城県植物園では、「自由研究お助けプラン」が発売されています。

②大学や高校

どこの都道府県にも大学や高校がありますよね。お住まいの地域の国公立大学や私立大学で、理系学部や教育学部のある学校をチェックしてみてください。学生の勉強も兼ねて夏休みに自由研究イベントを実施しているようです。

高校の科学研究部がおたすけイベントをやっている場合もあります。より年齢の近いお兄さんお姉さんに教えてもらえるので、子どもにとっては親しみやすいかもしれません。

たとえば、京都大学総合博物館では、毎年「夏休み学習教室体験EXPO」を実施しています。

早稲田大学も「ユニラブ」という実験教室を毎年開催しています。

③民間団体

子ども向けの理科実験教室などが、夏休みに集客を兼ねたおたすけイベントを実施していることもあります。お住まいの地域名で「子ども理科実験教室」などと検索してみてください。

下記リンクからは全国の理科実験教室の一覧が見られます。ただし掲載のない個人教室もたくさんあるので、Instagramなどで探してみてもよさそうです。

民間の特に大手企業では、CSR活動の一環として夏休みの自由研究に関するイベントを実施していることがあります。CMでよく見る企業などのHPをチェックしてみてはいかがでしょうか。

たとえば化粧品会社の「ファンケル」では「夏休みの自由研究を一緒に完成させよう!」と銘打ったリアル&オンラインのイベントを2026年7月に実施予定です。

サントリーでは全国4ヵ所の森で水について学ぶことができます。親子だけでは探究の難しい森と水のつながりについて、フィールドワークに参加して学べるのは貴重な機会でしょう。

大手ばかりではなく、地元密着型の企業イベントの中にも、自由研究のおたすけイベントとして参加できるものがあります。

たとえば、住宅会社の「家の耐震性」に関するイベントなら、揺れや構造を学ぶ物理のテーマにつなげることができます。麴を使う味噌づくりや甘酒づくりができる料理教室のイベントなら、「発酵」を研究できます。

このように一見、自由研究向けに見えないイベントでも、見方を変えると研究テーマになることがあります。住んでいる地域の企業や教室などのイベントに注目してみてください。

今年の夏は自由研究おたすけイベントを活用してみよう!

自由研究のおたすけイベントの探し方をご紹介しました。実は私自身、息子が自由研究を卒業したあとに、こうしたおたすけイベントの存在を知りました。ですから、まだ実際に子どもに参加させた経験はありません。でもイベントを活用することで、テーマ決めからやらせるための声掛けまでに親が関わらなくてよくなるため、冒頭で書いたような親子バトルは劇的に減ると思われます。

毎年、夏休み前は「今年の自由研究どうする?」と聞いた瞬間から苦行が始まることがわかっているので気が重かったのですが、今年(2026年)は娘に興味のあるイベントに参加しないか聞いてみようかなと思っています。

読者の皆さんもぜひ今年は私と一緒におたすけイベントを活用してみませんか?

※クレジットのない記事内写真はすべて撮影:北林日菜

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