西湘高の片岡さん ペタンク世界大会に挑戦〈小田原市・箱根町・湯河原町・真鶴町〉
西湘高校1年生の片岡充さん(小田原市田島在住)が、11月23日(木)から27日(月)にタイ・バンコクで開催の「世界ジュニアペタンク選手権大会」に、日本代表として出場する。
ペタンクは金属製のボールを投げ合い相手よりいかに目標球(ビュット)に近づけるかを競うスポーツ。片岡さんがペタンクをはじめたのは小学生のとき。地元の子ども会大会で3人一組のトリプルスに出場し、未経験ながら優勝。最後の1球まで勝敗が分からない面白さに魅力を感じ、国府津ジュニア・ペタンククラブに入会した。
日本ペタンク選手権ジュニア大会で入賞などを経て今年6月に日本連盟の強化指定選手に認定。8月に長野県諏訪市で行われた日本代表選考会で参加15人中、4位に入賞。初めての世界大会の切符を掴んだ。神奈川県内では同世代の選手が少なく、一般対象の試合で経験を積んできた片岡さん。選考会では「1球もミスできないという緊張感が刺激になった」と振り返る。
片岡さんを指導してきた同クラブの木村信市代表は「新型コロナの影響で、思うように活動できなかった世代。そんな中でも黙々と練習し、また身体の軸がしっかりしていて伸びると確信していた」とコメント。「世界の強豪選手と対戦できる、めったにない機会。まずは試合を楽しみ、今後の糧にして欲しい」とエールを送った。
世界選手権に向けて「ワクワクする」気持ちが大きいという片岡さん。「決勝トーナメント進出を目指したい」と意気込んだ。