志麻さんは、つくるのも食べるのも 楽しみたい。定番の洋食をもっとおいしく!
“伝説の家政婦”として絶大な人気を誇り、多数のメディアに出演する一方、3人のお子さんのお母さんでもあるタサン志麻さん。そんな志麻さんが伝えたいのは、「料理はもっと自由でいい」ということだそう。
この度、『きょうの料理 おしえて志麻さん! お助けレシピ100』が22万部を突破したことを記念して、「Chapter1 つくるのも食べるのも楽しみたい」より、定番の洋食をもっとおいしくつくるレシピをご紹介します。
※『きょうの料理 おしえて志麻さん! お助けレシピ100』より再構成しています。
おしえて志麻さん! 定番の洋食をおいしくつくるコツが知りたいです。
仕上がりがガラリと変わる、ちょっとしたコツを教えましょう!
きのこと豚肉のソテー
きのこは時間をかけてじっくり焼いて、うまみと食感を最大限引き出します。
一方、豚肉はソテーしてからワイン蒸しにして、しっとり柔らかに。
こうすると、食感の違いが楽しめます。
フライパンが2つあれば、豚肉ときのこは同時に調理してもいいですね。
材料(2人分)
豚ロース肉(豚カツ用)…2枚(300g)
好みのきのこ*…(合わせて)350g
にんにく(みじん切り)…1/2かけ分
パセリ(みじん切り)…適量
白ワイン(または酒)…大さじ1
■ サラダ油・塩・黒こしょう(粗びき)
580kcal 塩分1.4g 調理時間30分**
*きのこは好みのものを1種類でも、2~3種類組み合わせてもよい。ここでは生しいたけ2枚、えのきだけ・まいたけ各1パックを使用。
**豚肉を常温に戻す時間は除く。
1 豚肉は常温に戻しておく。しいたけは石づきを除き、縦半分に切る。えのきだけとまいたけは根元を切り落とし、大きめにほぐす。フライパンにサラダ油大さじ1と1/2を中火で熱し、きのこを並べる(写真a)。
2 きのこは焼き色がつくまで動かさず、約10分間こんがりと焼きつける。上下を返し、同様にしっかりと焼き色をつける(写真b)。塩・黒こしょう各少々(写真c)、にんにく、パセリをふり、全体をサッと混ぜてバットに取り出す。
31の豚肉は水けを拭き、塩小さじ1/3強、黒こしょう少々を全体にふる。別のフライパンにサラダ油大さじ1を強めの中火で熱し、豚肉を入れ、へらで押さえながら両面にこんがりと焼き色がつくまで焼く(写真d)。余分な油を拭き取って白ワインを加え、ふたをして約5分間かけて火を通す。器に豚肉を盛って2をのせ、フライパンに残った肉汁を回しかける。
写真a
きのこは加熱すると水分が抜けて縮むので、気持ち大きめにほぐしましょう。
写真b
焼き色がつくまでじっくりと。きのこのうまみが凝縮され、より深い味わいになります。ポイントはきのこに触らない、動かさないこと。
写真c
火が通る前に塩をふると、きのこから水分が出て、同時にうまみも流出してしまいます。食感も悪くなるので、塩は必ず焼きつけたあとに。
写真d
豚肉はしっかり焼き色をつけてからワイン蒸しにしてふっくらと火を通します。
Column
おしえて志麻さん! スパイスやハーブは何を買ったらいいですか?
「絶対に必要、というものはありません。なければなくても何とかなりますが、風味がアップして味に深みが出るので、1~2種類でも持っておくと、料理の幅が広がると思います。わが家で常備しているスパイスは、クミン、チリパウダー、カレー粉、コリアンダーの4種類。ハーブは、タイム、ローズマリー、ミントを庭で育てています。いずれはローリエも……。生のハーブは、風味づけだけでなく彩りにもなるので何かと役立ちますよ」
つくるのも食べるのも楽しみたい
タサン志麻(たさん・しま)
大阪あべの・辻󠄀調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、有名レストランでの研修を修了。帰国して老舗フレンチレストランなどで15年間勤務したのち、結婚を機に「素朴で温かいフランスの家庭料理の魅力を伝えたい」とフリーランスの家政婦に転身。家族構成や好みに応じた料理が話題を呼び、「予約のとれない伝説の家政婦」としてメディアで注目を集める。