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フランスのジェームス・ディーンと呼ばれた〝ジェラール・フィリップ〟と同時代に生きた名優たちが、鎌倉市川喜多映画記念館で蘇る

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フランスのジェームス・ディーンと呼ばれた〝ジェラール・フィリップ〟と同時代に生きた名優たちが、鎌倉市川喜多映画記念館で蘇る

 鎌倉市川喜多映画記念館では、2024年1月20日(土)~4月7日(日)の期間、企画展「ジェラール・フィリップと忘れじの名優たち」が開催される。2022年に生誕100年を迎えたジェラール・フィリップ(1922~1959)の関連資料を中心に、同時代に欧州映画の黄金期を築いた名優たちの代表作も上映される。

 ドストエフスキー原作の『白痴』(46)では、ムイシュキン公爵、『肉体の悪魔』(47)では主人公の青年を演じ、その比類なき美貌と存在感で世界中の観客を虜にした名優・ジェラール・フィリップ。1953年には、戦後初の大規模な催しとなる「第一回フランス映画祭」で来日し、川喜多夫妻とも親交を深め、日本映画や文化に深い関心を示した。しかし、1958年『モンパルナスの灯』で早世の画家・モディリアーニを演じた後、彼自身も翌年36歳の若さで急逝したのだった。フランスのジェームス・ディーンとも、〝瑕のないダイヤモンド〟とも呼ばれ、不動の人気を誇っていたときで、不世出の俳優の死を誰もが悼んだ。

 本展の開催にあわせ上映される作品は、『危険な関係』(59)『美しき小さな浜辺』(49)『パルムの僧院』(48)『ジェラール・フィリップ 最後の冬』(2022)『赤と黒』(54)『花咲ける騎士道』(52)『ジュリエット あるいは夢の鍵/愛人ジュリエット』(51)『どん底』(36)『男と女』(66)『フレンチ・カンカン』(54)『モンパルナスの灯』(58)『肉体の悪魔』(47)『異邦人』(67)『ボルサリーノ』(70)『若者のすべて』(60)。日本映画の黄金時代、忘れじのスターたちの作品として、『浮雲』(55)『眠狂四郎殺法帖』(63)『嵐を呼ぶ男』(57)『網走番外地』(65)、映画が恋した音楽篇では、『モリコーネ 映画が恋した音楽家』(2021)『ひまわり』(70)『太陽がいっぱい』(60)が上映される。

 また、2月11日(日・祝)には『ジェラール・フィリップ 最後の冬』の訳者、深田孝太郎さんと仏文学者・翻訳家の野崎歓さんによるトークイベント、3月16日(土)には、特別上映『肉体の悪魔』の上映とセテラ・インターナショナル代表の山中陽子さんのトークイベントを予定している。

 企画展の観覧料は一般200円、映画鑑賞・トークイベントは一般1000円。特別上映・トークイベントは一般1600円。詳しい上映時間などは、HPをご覧ください。https://kamakura-kawakita.org/

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