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犬を叩くのは絶対NG!体罰がダメな理由と正しい叱り方

わんちゃんホンポ

犬を叩くのは絶対NG!体罰がダメな理由

犬に怪我を負わせてしまうから

ポメラニアンやチワワなどの小型犬の足の骨は、同じ小型犬のジャックラッセルテリアやダックスフンドに比べて非常に細く、強い衝撃を与えると簡単に折れてしまいます。

また、「体罰」と言っても棒で叩いたり、足で蹴ったりするだけではありません。

例えば、「チョークチェーン」を使用して、力任せに鎖で喉を締め上げたりすると、喉を傷めたり、最悪の場合窒息してしまう恐れもあります。

なぜ、叩かれたのか理解出来ないから

犬には、人間が決めた「善悪」など理解出来ません。

例えば、オシッコをしてはいけない場所にしたり、噛んで破壊してはいけないものを破壊したとします。その粗相やいたずらに飼い主さんが怒って、犬を叩いたとしても、犬は「あそこでオシッコしたから叩かれた」とか、「飼い主さんの大切なものを壊したから叩かれた」などと理解出来ないのです。

なぜ、叩かれたのか犬が理解出来ない以上、犬に体罰を与えてもなんの効果もありません。

信頼関係が築けないから

体罰を与え続けて、仮に犬が飼い主さんの指示に従うようになったとしても、それはただ「痛い思いをしたくない」と考えているだけで、飼い主さんを信頼しているワケではありません。

また、飼い主さんに対してだけでなく、人間全てが「自分に危害を与える相手」と思い込んでしまうと、攻撃性を持つようになるかも知れません。

自分の愛犬に対して体罰を与えて躾をする、ということは人間に対する信頼度を奪うことでもあります。

問題行動を起こすようになるから

犬体罰を受けると、心にダメージを受けるのは人間も犬も同じです。精神的に不安定になり、無気力になったり、情緒不安定になり、攻撃性が顕れる場合もあります。

犬の正しい叱り方とは?

毅然とした態度で叱る

犬は、基本的に人間の言葉を理解出来ません。その代わり、人間の目の動き、表情、声の高低、大きさなどから人間の意思をくみ取ろうとします。

ですから、飼い主さんの喜怒哀楽をしっかりと愛犬に理解させるためにも、褒めるときは満面の笑顔で大きな声でしっかりと褒めます。

逆に、叱るときは犬がどんなに愛らしい顔や仕草を見せても、「ダメなものはダメ」と理解させるためにも、真剣な表情を見せ、低い声を出して毅然とした態度で叱りましょう。

叱った後も犬の機嫌を取らない

犬を叱った後は、しばらく「反省タイム」を取ります。その間は、犬を完全に無視します。飼い主さんと犬が深い信頼関係があってこそ効果が発揮される「罰」になります。

「反省タイム」の解除のタイミングは?

犬の「反省タイム」はどのくらい必要か?

最低15分から30分は完全に無視します。その間に、トイレを上手に出来たりした場合は、無視を解除しても構いません。

なにか指示を出し、従ってから「反省タイム」を解除する

「反省タイム」の時間が過ぎたら、まず、愛犬に「お座り」「まて」などの指示を出します。愛犬が正確にその指示に従ったら、「反省タイム」は終了し、指示に従えたことをしっかりと褒めてあげましょう。

まとめ

体罰は、相手が人間であれ、犬であれ、強者が弱者を押さえつけ、制御する暴力です。決して正当化されることではありません。

むしろ、体罰を与える相手の体に痛みを与えることで、信頼関係が築ける筈がないのですから、体罰のメリットなどなに一つありません。

どんな小さな体の犬でも、本気で私たち人間に敵意を持って立ち向かうと、素手の私たちは無傷ではいられないでしょう。

まして、大型犬となれば、私たちの命を奪うほどの攻撃力を持っています。それでも、人間が犬に対して体罰を与える時、犬は自分の本当の力を封印して人間の暴力に耐えているのです。

犬は一度家族として愛情を抱くと、生涯心変わりすることなく、その愛情を一途に私たち飼い主に捧げてくれる、人間の家族よりも誠実な存在です。

家族として暮らすために必要なルールを教えるために叱るのであれば、まず、犬に深い愛情を注ぎ、強い信頼関係を築いていることで「叱る」効果がより高まります。

愛犬が飼い主さんの言うことを聞かない、あるいは飼い主さんの教えることが上手に出来ない時、つい感情的になって手を挙げてしまうことがあったとしたら、それは犬が悪いのではありません。

飼い主さんの犬への接し方に問題があると考えましょう。どうしても体罰をせずに愛犬をしつけるのが難しいのであれば、犬の訓練士やドッグトレーナーさんに指導してもらうなど、専門家に相談しましょう。

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