40年余前、英国サッチャー政権下のロンドンで制作された、「働く女性」をテーマにした2作品が日本のスクリーン初公開
1980年代初頭のロンドンを舞台に、働く女性をテーマにした2つの映画『ザ・ゴールドディガーズ』と『ナイトシフト』が、8月22日(土)よりに渋谷ユーロスペースで同時公開される。
これらの作品は、女性監督による初長編映画であり、政府の介入を最小限に抑え、市場原理や自由競争こそが経済の効率化と発展をもたらすという「新自由主義」の台頭と音楽の役割を背景に、女性の労働とアイデンティティを描いている。
『ザ・ゴールドディガーズ』はサリー・ポッター監督のデビュー作で、スター女優ジュリー・クリスティが主演。銀⾏員の女性が自己のアイデンティティと社会的役割を模索する物語。
『ナイトシフト』はロビーナ・ローズ監督の唯一の長編映画で、ロンドンのホテルで夜勤の受付を通じて、幻想的な都市の風景と労働者の姿を映し出す。 ポスターや場面写真も公開され、各作品のビジュアルは女性の自己表現や不気味さを象徴している。 両作品は、1980年代のロンドンのアートとカウンターカルチャー、音楽、フェミニズムの要素を反映し、時代の変革期における女性像を新たな視点で提示。 配給はプンクテ、後援はブリティッシュ・カウンシル。 上映は全国順次開始予定。
製作から40年余りの時を超えて、スクリーンに映し出される『ザ・ゴールドディガーズ』と『ナイトシフト』。時代の転換期に登場したそれまでにないアプローチを、現代に生きる私たちにはどのような観方ができるだろうか。