【決定版!】和歌山ラーメンの名店17選|地元編集者おすすめ店と秘話を徹底紹介
「和歌山ラーメン」の名称が幅広く認知されるようになったのは1998年のこと。当時から「和歌山の中華そば」のお店を精力的に取材し、新横浜ラーメン博物館広報担当と共に中華そばの歴史を取材した地元編集者(S.Sat.SD)が、和歌山に来たなら必ず行ってもらいたいお店を紹介するともに、後世に伝えたい秘話を明らかにします。
そもそも和歌山ラーメンとは?
最初に… 和歌山で生まれ育った昭和世代の編集者S.Sat.SDにとって、「和歌山ラーメン」という呼ばれ方は違和感がたっぷり。和歌山での名称は古くから「中華そば」であり、もっと略して「中華」の名で浸透しているとの固定概念があるからです。
ということも踏まえて、文中では「和歌山ラーメン」「和歌山中華そば」「和歌山のラーメン」など表現がまちまちになることをご了承ください。
スープは2種類に大別…ということだが?
世間一般の通説では、和歌山ラーメンは「車庫前系」と「井出系」の2つに大別されるとなっています。筆者はこの表現にも違和感ありあり。後の【重要な注釈】で理由を述べましょう。その前に、2種類に大別されるスープの解説を。
醤油が際立つスープ(車庫前系)
醤油が際立つスープのイメージ
「丸髙」の味がルーツとされる、醤油が際立ったスープ。1940年(昭和15年)頃から和歌山市の高松付近で中華そばの屋台を曳き始めた初代・高本光二さん。最初は鰹節とジャコを醤油で炊いたものを出汁にしてスープを作っていましたが、戦後になって食糧事情が良くなると、豚骨を使用するようになりました。
この味が大繁盛し、従業員を雇うほどの忙しさに。その人たちや、またその味を見真似で習得した人たちが独立して、和歌山市内中心部を走っていた市電(チンチン電車)の停留所ごとに屋台が出没。当時は和歌山市の南部の繁華街だった車庫前停留所(現在は和歌山バス「高松北」バス停)付近には何軒もの屋台が連ねていたそうです。
車庫前停留所(写真提供/山本潔さん)※1970年ごろ
1971年(昭和46年)にチンチン電車は廃止。屋台のいくつかは和歌山市内各地で店舗になって、営業を続けています。
同じような角度から2025年9月に撮影
豚骨醤油のスープ(井出系)
豚骨醤油スープのイメージ
「井出商店」の味がルーツとされる、豚骨醤油のスープ。1953年(昭和28年)、氷の卸商(屋号=井出商店)を営んでいた井出つや子さんが、屋台を引いて中華そばの販売を始めました。創業当時は他の屋台と同じような醤油味の澄んだスープでしたが、もっとコクを出そうとした2代目の井出紀生さんの研究により、豚骨のゼラチンがスープと脂をトロリと乳化させることで、コク深くてまろやかながら後味があっさりとしたスープを完成させるに至りました。
和歌山県内きっての繁盛店になった「井出商店」。店で修行した人が独立し、またこの味を目指した人たちが店舗を構えたことで県内各地に広まり、「井出系」と称されるようになりました。
麺はやや細くて柔らかめ
麺のイメージ
和歌山中華そばの麺の1玉の分量は、100~120gと少なめなのが標準です。これは、屋台の多くは夜のみの営業であり、店舗に衣替えしても営業時間は変えなかったという事情があったようで、“飲んだ後の締め”としての利用が多かったのではないかと推察できます。
柔らかめに茹でられ、やや細麺なのも特徴。飲んだ後、ある程度お腹が満たされた状態で麺をすするシーンが多く、「コシがどうのこうの」というこだわりよりも、柔らかい細麺で食べやすい方が好まれたようです。お客は麺のことより“汁=スープ”の旨いか・まずいかに関心を寄せていました。
早なれ寿司・ゆで卵の存在
テーブルにさりげなく置かれている
では、中華そばだけでは物足りず、もっと食べたい場合はどうなるのでしょう? そんなお腹を補填するために、テーブルに「寿司」「ゆで卵」が置かれていて、好きなタイミングで食べていいことになっています(もちろん別料金)。
お店によっては「おでん」も炊かれている場合もあり、ランチセットとして「焼きめし」との組み合わせメニューを出すお店もあります。
なお、昔ながらの個人店では伝票は存在せず、会計はお客さんの自己申告。お水もセルフで入れましょう。
具の特徴(オーソドックスだが…)
具のイメージ
具は、青ネギみじん切り、チャーシュー、メンマ、かまぼこなど。「なると」ではなく「かまぼこ」なのが珍しいかもしれません。チャーシューはシンプルな煮豚が多く、脂身たっぷりのとろけるようなチャーシュー、またはパサッとした歯ごたえのあるチャーシューを出す店もあります。
【重要な注釈】
1998年、和歌山ラーメンブームが起こった際、「和歌山ラーメン」「車庫前系」「井出系」などのワードが飛び交うようになりました。これらの言葉は、決して地元和歌山から生まれたものではありません。
また「スープは2種類」と書きましたが、明確に区別するには難しい和歌山中華そばも存在します。あくまでも、和歌山県外の人がイメージしやすいように誕生した“造語”なのです。
ということも踏まえて、ぜひとも行ってもらいたい和歌山の定番のお店の紹介をしましょう。まずは、豚骨醤油のスープ(井出系)の名店から。
井出商店
「和歌山ラーメン」のシンボル的存在
中華そば(880円)
時間をかけて丁寧に炊き上げた豚骨と鶏ガラのスープは、まろやかで深いコクが魅力。やや柔らかめの細麺にしっかりと絡み、とろけるようなチャーシューが加わることで、“これぞ和歌山ラーメン”と呼ぶにふさわしい味わいに仕上がっています。
和歌山を訪れる観光客や地元民が連日行列を成し、店内に飾られた著名人のサインを眺めながら食事を楽しめるのも魅力のひとつです。
名称
井出商店(いでしょうてん)
所在地
和歌山県和歌山市田中町4-84
電話番号
073-424-1689
営業時間
11:30~22:00(OS21:30)
定休日
木曜
駐車場
あり
web
https://ideshoten.stores.jp/
@ideshoten
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2025.02.21
中華そば 正善(まさよし)
まろやかで飽きのこない味わいが絶賛
中華そば(750円)
強火で12時間以上じっくり炊き上げた自慢のスープは、濃厚な見た目とは裏腹に、まろやかでクセのない仕上がり。幅広い層に愛される一杯です。豚骨に加えて鶏ガラも丁寧に煮込むことで、ほんのりとした甘みと後味のすっきり感を引き出しています。また、「生卵入り」といった他店ではあまり見かけないユニークなメニューが楽しめます。
名称
正善(まさよし)
所在地
和歌山県和歌山市直川591-1
電話番号
073-461-1739
営業時間
11:00~21:00
定休日
木曜、第3水曜
駐車場
あり
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2026.04.23
中華そば専門 丸三
抜群の安定感を誇る定番の一杯
中華そば(800円)
県外からの来訪者にも圧倒的に支持される、確かな味わい。豚骨醤油の深いコクとまろやかなスープは、まさに和歌山の王道そのものです。香味野菜を加えることで豚骨特有のにおいを抑えるなど、丁寧な工夫が光ります。スープによく絡む細麺や、ほどよく脂ののったチャーシューが一体となり、完成度の高い一杯に思わず頬がゆるみます。
名称
丸三 中華そば
所在地
和歌山県和歌山市塩屋6-2-88
電話番号
073-444-1971
営業時間
11:00~20:00
定休日
日曜
駐車場
あり
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2026.04.23
中華そば 丸田屋
和歌山の伝統を守りつつ新スタイルを提案
中華そば(880円)
落ち着いた広々とした店内で、王道の和歌山中華そばがゆったりと味わえます。豚骨と鶏ガラを8時間以上かけて丁寧に炊き上げたスープは、旨味・香り・コクがバランスよく引き出された逸品。スープとよく絡む中細ストレート麺は、程よい歯ごたえと滑らかな喉越しが魅力です。さらに、味のバランスに優れた三元豚のバラチャーシューも高い評価を得ています。
ぶらくり丁店
名称
中華そば 丸田屋 岩出本店
所在地
和歌山県岩出市中黒632-1
電話番号
0736-63-1245
営業時間
11:00 〜 15:00 (OS14:30)、17:00 〜 22:00 (OS21:30)
定休日
月曜 ※祝日の場合は翌火曜が休み
駐車場
あり
web
https://www.chukasoba.com/
@chukasoba_marutaya
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2026.04.23
名称
中華そば 丸田屋 次郎丸店
所在地
和歌山県和歌山市次郎丸76-3
電話番号
073-480-1245
営業時間
11:00~15:00(OS14:30)、17:00~22:00(OS21:30)
定休日
月曜 ※祝日の場合は翌火曜休み
駐車場
あり
web
https://www.chukasoba.com/
@chukasoba_marutaya
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2026.04.23
名称
中華そば 丸田屋 ぶらくり丁店
所在地
和歌山県和歌山市北新5-35-1
電話番号
073-423-1245
営業時間
11:00 〜 15:00 (OS14:30)、17:00~深夜2:00(OS1:30)
定休日
月曜 ※祝日の場合は翌火曜休み
web
https://www.chukasoba.com/
@chukasoba_marutaya
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2026.04.23
名称
中華そば 丸田屋 南紀白浜店
所在地
和歌山県西牟婁郡堅田2498-1
電話番号
0739-43-1245
営業時間
11:00~22:00(OS21:30)
定休日
月曜 ※祝日の場合は翌火曜休み
駐車場
あり
web
https://www.chukasoba.com/
@chukasoba_marutaya
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2026.04.23
中華そば よもぎ
名店のスピリットを受け継ぐニューフェイス
中華そば(850円)
長年「井出商店」の調理場に立ち、その味をとことん知る店主が2025年11月に独立。清潔感ある新しい店内で、安定したおなじみのテイストが味わえます。
名称
中華そば よもぎ
所在地
和歌山県岩出市水栖266-2
電話番号
なし
営業時間
11:00~14:00、18:00~20:30(OS20:00)
定休日
水・木曜
駐車場
あり
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2026.04.23
中華そば 楠本屋
こだわりスープと細麺が織りなす絶妙な一杯
中華そば(850円)
国産豚のげんこつと鶏ガラを丁寧に下処理し、長時間じっくり炊き上げた特製スープに、和歌山の醤油を合わせたこだわりの味わい。クセがなくまろやかに仕上がったスープは、細麺によく絡み、するすると箸が進みます。数量限定の「ねぎそば」がおすすめで、チャーシューの切れ端に加え、たっぷりのネギがのった満足感のある一杯です。
名称
中華そば 楠本屋
所在地
和歌山県海南市船尾257-9
電話番号
073-482-1661
営業時間
11:00~23:00
定休日
木曜
駐車場
あり
web
https://www.kusumotoya.jp/
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2026.04.23
中華そば 速水
紀南で楽しめる和歌山伝統の味
中華そば(780円)
伝統の技を受け継ぎ、本場さながらの和歌山ラーメンを味わえる評判の一軒。豚骨醤油のスープは奥深い旨味を感じさせつつも重たさを感じさせず、最後まで飽きずに楽しめる仕上がりです。しなやかな細ストレート麺がスープと一体となり、口当たりの良さも魅力のひとつ。なかでも、門外不出の製法を継承したチャーシューを贅沢にのせた「特製中華そば(チャーシューメン)」は看板メニューです。
名称
中華そば 速水
所在地
和歌山県新宮市緑ヶ丘1-10-47
電話番号
0735-21-6007
営業時間
11:30~14:00、17:30~20:00
定休日
木曜日の夜
駐車場
あり
web
http://wakayamaramen.net/
@tyukasobahayami
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2026.04.23
いかがでしたか。見た目はこってり、どろっとした印象のスープですが、意外にあっさりしているのが特徴です。ぜひ和歌山の味を堪能してください。
続いて古くから地元に根付く、醤油が際立つスープ(車庫前系)の名店を紹介しましょう。
本家アロチ 丸髙中華そば
時を超えて愛され続ける至宝の味
中華そば(800円)
1940年の創業以来、初代が築いた和歌山の中華そばの味を、しっかりと大切に守り続けています。醤油でじっくりと煮込んだ豚骨から引き出したスープは、あっさりとした飲み口の中に旨味が広がる奥深い味わい。丁寧に仕上げられたチャーシューも食べ応えがあり、満足感を高めてくれます。さらに、餃子やおでんといったサイドメニューも揃い、幅広く楽しめるのも魅力。
和歌山を代表する夜の街「アロチ」にあり、飲んだ後のクライマックスとして訪れるのもいいでしょう。
名称
本家アロチ 丸髙中華そば
所在地
和歌山県和歌山市友田町2-50
電話番号
073-432-3313
営業時間
17:30~翌3:00
定休日
日・月曜
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2026.04.23
まるやま小松原店
細ストレート麺とスープの絶妙なハーモニー
中華そば(700円)
屋台からスタートし、創業60年を迎えた今もなお変わらない味を守り続ける豚骨醤油スープ。濃厚な見た目に反して口当たりは軽やかで、器の底が見えるまで飽きずに楽しめます。しなやかな細ストレート麺とスープが見事に絡み合い、そのバランスの良さが際立つ一杯。さらに、おでんやお得なセットも充実しており、幅広い楽しみ方ができるのも魅力です。
名称
まるやま 小松原本店
所在地
和歌山県和歌山市小松原6-1-14
電話番号
073-423-6071
営業時間
【平日】
11:00~15:00、17:00~翌1:30
【土日祝】
11:00~翌1:30
定休日
月曜 ※月曜が祝日の場合は営業し翌平日休み
駐車場
あり
@maruyama_komatsubarahonten
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2026.04.23
丸京 中華そば
シンプルなのに深みが光る一杯
中華そば(700円)
現代的で洗練された店構えながら、約70年の歴史を誇る老舗。醤油とともに豚骨をじっくり炊き上げたスープは、重厚なコクと豊かな旨味が際立つ伝統の味です。卓上には「中華そばのタレ」が用意されており、自分好みの濃さに調整できるのも嬉しいポイントです。
名称
丸京 中華そば
所在地
和歌山県和歌山市雑賀町120
電話番号
073-423-5754
営業時間
11:00~14:00、16:00~21:00
定休日
木曜
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2026.04.23
元車庫前 丸宮中華そば本店
自家製細麺と旨味豊かなスープの一体感
中華そば(700円)
1949年創業の老舗。国産小麦を使ったこだわりの自家製細麺は、コク深いスープと絶妙に絡み、つるりとした喉越しの良さが魅力です。ラーメンだけでなく、「餃子」や「焼き飯」、「唐揚げ」、「酢豚」など中華メニューも充実しており、ランチからディナーまで幅広い世代が楽しめます。
名称
元車庫前 丸宮中華そば 本店
所在地
和歌山県和歌山市毛見1130-3
電話番号
073-445-4881
営業時間
11:00~14:00(OS)、17:00~20:30(日曜は20:00まで)
※スープがなくなり次第閉店
定休日
月曜 ※祝日の場合は昼のみ営業、火曜休み
駐車場
あり
@marumiyatyukasoba
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2026.04.23
丸木(マルキ)中華そば
これぞ昔ながらの優しい味わい
中華そば(750円)
屋台から始まり約70年。現在は創業者の孫にあたる店主が、その伝統を大切に受け継いでいます。丁寧な下処理を施したスープは、クリアでクセがなく、思わず最後の一滴まで飲み干したくなるほどのやさしい仕上がり。メニューは中華そば(普通サイズのみ)に加え、「さば寿し」と「ゆで玉子」の3品のみ。シンプルな構成に拍手喝采です。
名称
丸木 中華そば
所在地
和歌山県和歌山市和歌浦南1-1-3
電話番号
073-447-9557
営業時間
17:00~23:00
定休日
月曜、第3火曜
駐車場
あり
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2026.04.23
以上、“醤油が際立つスープ”の中華そばを出す老舗の紹介でした。その多くはスープの素材として豚骨も使っており、先に紹介した豚骨醤油のスープと区別するには無理があるかもしれません。
さて次に、各店独自の発祥により上記に分類するには違和感があるものの、和歌山を代表するラーメンとして20年以上にわたって幅広く支持されている5杯を紹介しましょう。和歌山に来たら絶対に足を運んでもらいたい“名ラーメン”ばかりです。
ラーメン まるイ
たっぷりのネギに驚かされる個性派
ラーメン(950円)
丼を覆い尽くすほどのネギが目を引く名物ラーメン。インパクトのある見た目ながら、ベースは王道の和歌山ラーメンです。コク深い豚骨醤油スープだからこそ、たっぷりのネギを加えても味がぼやけることなく、シャキッとした食感が心地よいアクセントに。伝統の味わいに爽やかな変化をもたらす一杯です。
中之島店(アロチ)
名称
和歌山ラーメン まるイ 中之島店(アロチ)
所在地
和歌山県和歌山市中之島2323
電話番号
073-427-2662
営業時間
18:00~深夜1:00
定休日
日曜
web
http://ramen-marui.com/
名称
和歌山ラーメン まるイ 十二番丁店
所在地
和歌山県和歌山市十二番丁87
電話番号
073-425-6678
営業時間
11:00~21:00(日曜は17:00まで)
定休日
無休
駐車場
あり
@ramen_marui
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2026.04.23
山為食堂
濃厚スープの魅力にハマる人が続出
中華そば(950円)
“大衆食堂”の看板を掲げていますが、「ここの一杯が一番や」と多くの熱い支持を集める濃厚系ラーメン。厳選した豚骨をじっくり炊き上げたとろみのあるスープは、やや太めの麺にしっかり絡み、満足感の高い味わいを生み出します。とろけるような自家製チャーシューも人気で、スープとともにご飯を楽しむ人も多数。定番のオーダーは「中華そば+ライス」の組み合わせです。
名称
山為食堂
所在地
和歌山県和歌山市福町12
電話番号
073-422-9113
営業時間
11:00~17:00(スープがなくなり次第終了)
定休日
日曜、祝日
駐車場
あり
web
https://site.locaop.jp/VygMQ
@yamatameshokudo_
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2026.04.23
和dining 清乃(せいの)
研ぎ澄まされた高次元の味わい
角長しょうゆ匠(1000円)
かつて割烹を営んでいた店主が手がける、独創性あふれるラーメンの数々。なかでも「角長しょうゆ匠」は、醤油発祥の地・湯浅町にある老舗「角長」の三年熟成と二年熟成の醤油を絶妙にブレンドし、麹ならではの芳醇な香りと深いコクを堪能できる、まさに至高の一杯です。
名称
和 dining 清乃(せいの)
所在地
和歌山県有田市野510
電話番号
0737-83-4447
営業時間
11:00~14:00、18:00~20:30
定休日
無休
駐車場
あり
@seino446
うまいもん処 幸太郎
日本料理で培った技術と食材への愛情
幸太郎らーめん(900円)
割烹料理人が作るラーメンが一世風靡した「京橋幸太郎」。ぶらくり丁内に店舗を移しましたが、その味は健在。程好いこってりさ加減のスープ、自家製のとろ~り食感のチャーシュー、のど越しのいいストレート細麺が絡み合う逸品です。
名称
うまいもん処 幸太郎
所在地
和歌山県和歌山市本町1-33
電話番号
073-432-9399
営業時間
11:00~14:00、17:30~23:00
定休日
日曜
駐車場
なし
@koutarou_wakayama
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2026.04.23
グリーンコーナー
名物「てんかけラーメン」は和歌山の心
てんかけラーメン(450円)
お茶屋(玉林園)が作る和歌山のソウルフードとして、全国から注目を浴びる「てんかけラーメン」。あっさりとした醬油ベースのスープに、中華麺、ワカメ、ネギ、しょうが、そして“てんかす”がイン。するすると食べ進められる軽やかさが魅力です。
本店
名称
グリーンコーナー 本店
所在地
和歌山県和歌山市出島48-1
電話番号
080-4293-1909
営業時間
11:00~22:00(OS21:30)
定休日
無休
駐車場
あり
web
http://www.gyokurin-en.co.jp/
@greencorner_gyokurinen
名称
グリーンコーナー 築地橋店
所在地
和歌山県和歌山市舟津町1-1
電話番号
073424-5117
営業時間
11:00~22:00
駐車場
あり
web
http://gyokurin-en.co.jp/
@greencorner_gyokurinen
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2026.04.23
名称
グリーンコーナー イオンモール和歌山店
所在地
和歌山県和歌山市ふじと台23 イオンモール和歌山1階スイーツコート
電話番号
073-453-0220
営業時間
10:00~21:00(OS20:30)
定休日
イオンモール和歌山に準ずる
駐車場
あり
web
http://gyokurin-en.co.jp/
@greencorner_gyokurinen
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2026.04.23
名称
グリーンコーナー イズミヤ和歌山店
所在地
和歌山県和歌山市新生町7-20
電話番号
073-423-2182
営業時間
10:00~20:30
定休日
イズミヤ和歌山店に準じる
駐車場
あり
web
http://gyokurin-en.co.jp/
@greencorner_gyokurinen
※和歌山リビング新聞社の各媒体の取材で撮影した写真(一部提供写真)、取材時の資料を元に記事を作成しています。価格は2026年4月に調査したものですが、物価高騰の折、変更されている場合があります。また、各店の営業時間などの変更もあるので、ご確認上、お出かけください
【歴史と伝説】1998年、和歌山ラーメンが全国を席巻!
ここからは、1998年に巻き起こった「和歌山ラーメンブーム」を目の当たりにした記憶を遺しておきます。
ブームの先駆けは90年代半ば
床井浩平さんが90年代半ばに制作したHP ※現在は閲覧できません
インターネットが一般家庭にも普及し始めたのは、「Windows95」が発売された1995年頃といわれています。
そんな1990年代半ば。和歌山大学システム工学部助教授(当時)の床井浩平さんは「和歌山のラーメン」というホームページを作成し、和歌山の中華そばの情報発信をしていました。京都出身の床井さんは、自身が食べ歩いた中華そばの味の感想やラーメンマップの作成、お店で感じた和歌山独特の不思議な食文化について記述。ホームページを見た全国各地の和歌山人から疑問点の回答や、思い出の中華そばの話などが寄せられ、インターネット黎明期らしい、ほのぼのとしたやり取りが繰り広げられていたようです。
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2026.03.31
1995年5月、和歌山市出身者の當仲邦弘さんが「まっち棒」という和歌山の味を出す店が東京都世田谷区池尻大橋にオープンさせました。やがて、情報番組や雑誌などが取材に訪れ、関東圏では話題になったそうです。また、「まっち棒」の独特なラーメン(当時の関東では、和歌山の味はインディーズ扱い)に感動した永井利明さんが1998年1月、和歌山の味を目指した中華そば店「のりや」を品川区東大井にオープンさせ、折しも下記の「TVチャンピオン」の放送もあり、俄然注目を浴びるようになりました。
まっち棒豪徳寺店
(1998年10月1日S.Sat.SD撮影)
のりや
(1998年10月1日S.Sat.SD撮影)
テレビ番組で「井出商店」が日本一に
1998年1月1日、テレビ東京で「TVチャンピオン 日本一うまいラーメン選手権」が放送されました。
番組のワンシーンをイラスト化
同番組の人気シリーズ「ラーメン王選手権」で壮絶な戦いを演じた筋金入りのラーメン通5人が、各々が思う日本一候補のお店を2店ずつ推薦。北は小樽から南は久留米までの計10店がノミネートされ、5人そろって全店を食べ歩いてジャッジ、日本一のラーメンを決めようという企画です。
結果、石神秀幸さん(ラーメン評論家・実業家)が推奨した和歌山市の「井出商店」が日本一に決定! 地元では深夜に行列ができるお店として有名でしたが(当時はお昼3時から深夜3時までの営業と記憶)、日本一と紹介されたことで県外からのお客が殺到し始めました。
ラーメン研究の第一人者・
武内伸さんが和歌山参上
新横浜ラーメン博物館(1998年10月1日S.Sat.SD撮影)
「井出商店」を筆頭に、和歌山各地の中華そば店がマスコミに取り上げられることが多くなった1998年早春から夏にかけて、新横浜ラーメン博物館の広報担当だった武内伸さん(後に日本ラーメン協会副理事)が和歌山で泊まり込みをして、ありとあらゆる和歌山の中華そばを胃袋に収めていました。
目的は、新横浜ラーメン博物館で1998年10月から開催する特別展「どないなんよ和歌山ラーメン」の展示資料集めと、期間限定のアンテナショップの誘致。
武内さんは和歌山の中華そばの味を自分の舌で分析しながら、いつ、どこで、誰がこの味を生み出し育てたのか、歴史的背景を明らかにしようと奮闘していたのです。
各店主から聞き取り調査を行い、私(S.Sat.SD)や和歌山大学の床井さんなども協力して、武内さんなりの結論に達しました。その内容については、以下のページに記載しています。
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2025.09.13
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2025.10.13
「和歌山中華そば」の看板が新横浜に
当時、全国で約2400店の約4000杯のラーメンを食べていた武内さんは、和歌山のラーメンのレベルの高さを、ひしひしと感じていたといいます。その中から、新横浜ラーメン博物館に誘致する期間限定のアンテナショップを「井出商店」に絞りました。醤油が際立つスープのラーメンは東京の味に近くて受け入れやすいが目新しさに欠けるため、豚骨醤油の味の方がインパクトはあるだろうとの考えに至ったそうです。
井出商店新横浜ラーメン博物館店(1998年10月1日S.Sat.SD撮影)
右/店主の井出紀生さん(1998年10月1日S.Sat.SD撮影)
1998年10月1日午前10時。「井出商店」の新横浜ラーメン博物館店がオープン。開館前から長蛇の列が発生しました。また、特別展「どないなんよ和歌山ラーメン」にはパネルで“和歌山ラーメン”の生い立ちや、“車庫前系”“井出系”の説明、早すしなどのサイドメニューの存在などを説明。和歌山から駆け付けたS.Sat.SDは、パネルを前に唸るばかりであったことを記憶しています。
新横浜ラーメン博物館のHPには、当時の井出商店の盛況について、「一度も行列が途切れることなく約8ヶ月の期間を終了するという伝説を残し、その他にも最大待ち時間210分、1日平均杯数893杯など、今もなお塗り替えられる事のない数々のラー博記録を叩き出したレジェンド店です」と記されています。
※1998年撮影の写真は「和歌山の中華そばとラーメン。」(発行/アガサス)の誌面を使用しています
後年武内さんから、「和歌山ラーメン」という名称を付けたことや、車庫前系・井出系のスープの分類などを行った件について、「和歌山のみなさんには馴染みのない言葉を勝手に作って使い、大変申し訳のないことをしました」と頭を下げられたことがあります。
しかしながら、“和歌山ラーメン”“車庫前系・井出系”といった言葉があったからこそ、全国の人々に「和歌山には独自のラーメンがあるんだ」と伝わり、「和歌山に行ったらラーメンを食べよう」、さらに「ラーメンを食べに和歌山に行きたい」との観光先を決める判断基準にまでなっているように思います。
時代は令和になり、和歌山にも新進気鋭のラーメン店が数多く誕生しました。また老舗においても昔の味を継承しつつ、新しい“中華そば”にチャレンジする動きが見られます。
「和歌山ラーメン」というカテゴリーを超越し、どのように進化していくのか。もちろん、これまで培われてきた「和歌山の中華」の味を、いつまでも提供してもらいたいとも願っています。
最後に… 和歌山の中華そばの情報をインターネット黎明期から発信していた床井浩平さん、和歌山中華そばのおいしさを全国ネットの番組で披露したラーメン評論家の石神秀幸さん、和歌山ラーメンの名称を掲げてスープの分類や歴史を体系的にまとめ上げた武内伸さん…現在の「和歌山ラーメン」の隆盛のきっかけを作った3人に、心より敬意を表します。(2026年4月23日)
※武内伸さんは2008年に48歳の若さで亡くなりました。生涯食したラーメンは約6000杯に達し、「ラーメンは鶏ガラ、豚ガラ、(店主の)人柄の3ガラ」の名言を残しています
武内伸さん
(本人から和歌山リビング新聞社に提供)
【連載】和歌山ラーメン誕生物語
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