「周辺スポットが充実!」観光やグルメも楽しめる釣り場『小田原漁港(早川港)』を紹介【神奈川】
車、電車ともにアクセスのいい小田原漁港(通称・早川港)は、漁業施設はもちろんのこと観光者向けに設備された海産物販施設の『漁港の駅・TOTOCO小田原』や多くの飲食店があり、老若男女が楽しめるエリア。今回はそんな早川港の釣り事情をご紹介しよう。
●神奈川県のリアルタイム天気&風波情報
2025年夏:早川港の状況
港内でコノシロの回遊があり狙いめ。7月21日(月・祝)に様子を見に行ったところ、15分に1回程度、群れが回ってくるペースだった。サイズは20~25cm。小さいハリの仕掛けだとバラしやすく、ハリス切れが起きるので、ハリは3~4号のサビキ仕掛けが有効。ピンク系のフラッシャーなどが付いていると、移動の素速い群れにもアピールできて釣果が望めるだろう。
ただし、キタマクラやフグが多いので注意が必要。また、リリースサイズながらシマアジが掛かることがあるので、子ども連れには楽しめるかもしれない。
ライトルアーでは、ホウボウの釣果があった。カサゴも有望。どの地域も同じだが、水温の高い状況が続いており、魚の活性は今ひとつ。台風など、ひとシケがあるまでは厳しいと思われるので、早朝や夕マヅメなど、少しでも水温が下がる時間帯を狙って釣行しよう。
各ポイントの特徴
道路から下ったところに船着き場があり、漁業施設に囲まれている関係で、日陰になる場所が多いのが特徴的。おおまかに日中は東側、夕方は西側が陰になるので、暑さしのぎにもうってつけ。
製氷機前
平日は10時ごろまで漁業者が作業をしているが、それ以降は空いていることが多く、竿を出しやすい。東側なので、午前中は日除けスポットになる。
橋下
西湘バイパスの高架下。駐車スペースから近く、10人ほど入れる。船道なので船の航行には十分注意が必要だが、潮通しがよく、さまざまな可能性に満ちたエリア。
市場脇の通路
建物の陰になっており、午前中は日除けスポット。船道を狙ってシロギスやハゼを狙う人が多い。柵があるので竿を立てかけやすく、子どもと行っても安心度が高い。
なお、エサや仕掛けなどは、近くにある小田原FBCで購入できる。
早川港のQ&A
ここでは、早川港に初めて訪れる人や計画を立てている人からよく寄せられる質問をまとめた。釣行前の参考にしてほしい。
Q1. 駐車場はある?
港周辺や各釣りポイントの近くに駐車スペースがある。日陰になる場所もあり、夏場は車内温度の上昇を抑えられる。観光シーズンや休日は混雑するため、早めの到着がおすすめ。
Q2. 電車で行ける?
最寄り駅はJR東海道本線の早川駅で、港まで徒歩約3分と近い。都心からもアクセスしやすく、釣り道具を持っての移動も負担が少ない。
Q3. 釣り以外に楽しめるスポットはどこ?
港の目の前にある『漁港の駅・TOTOCO小田原』では、朝獲れの魚介や干物、地元名産品が並び、館内のレストランでは海鮮丼や刺身定食など新鮮な料理が味わえる。
海を見ながら休憩できるテラス席もあり、釣りの合間にも立ち寄りやすい立地だ。周辺には小田原城や城下町散策エリア、日帰り温泉施設も点在しており、家族や友人との観光にも最適。釣りをしない同行者も1日中楽しめる環境が整っている。
こちらの記事でも早川港について紹介しているので、参考にしてみてほしい。
<週刊つりニュース関東版 青砥一生/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年8月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。