『辻』の違いに翻弄される「江辻」【福岡県糟屋郡】
一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載136回目は、福岡県糟屋郡にある「江辻(えつじ)」バス停をご紹介します。
今回は西鉄バスの「江辻」バス停
今回は、西鉄バスの江辻です。
前回は、JR九州バスの江辻でした。
このふたつ、同じ名前を冠しながら、場所が大きく違います。
しかしどちらも糟屋郡粕屋町江辻に属していて、江辻という地名が示す範囲が広いのだと感じます。
オレンジ線の内側が「江辻」
Google先生によれば、徒歩で所要21分ですが、真夏に歩いたせいか、経路選択が適切でなかったのか、30分以上かかりました。
同じ江辻といいつつ、バス停写真を見直してみると、
西鉄の「しんにょう」は、点がひとつ
JR九州バスは、点がふたつです。
この違い、点の数とフォントの違いに相互関係があり、点の下のニョロニョロする部分を曲げるのか曲げないのかも含めて、検証すると底なし沼にはまるので、江辻の現実だけを眺めたいと思います。
漢字の現在 第229回「辶(しんにょう)」のまとめ|三省堂辞書ウェブ編集部による ことばの壺
いろんな「辻」探し
バス停から北側の道を入ると、
江辻区公民館 点ひとつニョロあり
江辻四丁目 点ひとつニョロなし
公民館入口脇の掲示板 点ふたつニョロなし
ポストの標示
敷地内にお邪魔して、
公民館の建物入口
駐車禁止のお知らせ
そろそろ江辻がゲシュタルト崩壊を始めます。
自主防災倉庫
江辻分団
リサイクルするのは「江辻区」の文字ではなく、古紙や缶瓶といった資源であるはずなのに、それすら曖昧になってくるので、このへんでやめます。
気を取り直してバス停に注目
三叉路のつきあたりに、待合室があります。
中の銘板には、昭和三十八年建設の文字がありますので、路線開設当初から使われていたと推測されますが、
23mほど、移動しました。
移転の主因は、元のバス停の位置かと思われます。
待合室部分にバスが停車すると、横断歩道と三叉路をふさぐ形になり、周辺交通に危険が及ぶので。
交差点や横断歩道に干渉しない位置に、新しくバス停が立ちました。
バス停が道路の反対側になったので、天神方面への待機場所が、道路上になり、
路側帯が狭いので、これはこれで新しい危険が発生しそうな気もします。
しかし1日4本なので、そういう危険は限定的なのかもしれません。
時刻表の江辻は、点ひとつ
運賃表は、
点ふたつ。おそらく地元の方々も含めて、誰も気にしていないんだと思います。
そんな1日数本しかない西鉄バスの江辻に興味を持っても、バス利用だと折り返し便までの待ち時間が長く、訪問の難易度が高い場所でしたが、
公民館の内部に、
「のるーと」のミーティングポイントが設置されまして、
詳しくはこちら>>のるーと粕屋 2025年9月29日(月)運行開始!
長者原駅でも門松駅でも、200円で運んでいただけるようになりましたので、ぜひご利用ください。
個人的には、江辻と江辻を「のるーと」で移動していただきたいです。
基本情報
バス停名:江辻(えつじ)
・住所:〒811-2313 福岡県糟屋郡粕屋町江辻[map]
・天神からの行き方例:
天神大和証券前(14)(大和証券前14 県庁方面)バス停から、74番 上脇田ゆきに乗車。約43分、510円。