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林哲司がアメリカでシティポップが人気の理由を分析

文化放送

10月25日放送の「くにまる食堂」(文化放送)は、シティポップを代表するメロディメーカー・林哲司さんが出演し、アメリカでシティポップが受けている理由を語った。

野村邦丸「今、シティポップブームだと言われてますけど、なぜアメリカの人たちに受けていると思われますか?」

林哲司「究極は、一言で言ってしまうと、80年代の音楽でも、なぜアメリカ人がそこに自分たちの自国の音楽に帰らなかったかというと、自分たちの両親が聞いてたものは古いんですって。

邦丸「そうなんだ~」

「外国人のDJから聞きましたけど。でも日本のその当時作ったものは、一番の肝心な所は哀愁感ですって。これがアメリカのドライな感覚とちょっと違うみたいです。それが、日本の独特の感性みたいなもので、世界の方たちが憂いを感じている」

邦丸「当時、そういった部分は意識して作っていましたか?」

「当時は正直、洋楽っぽい書き方はしてるんですけど、ある時期からちょっとドメスティックに日本人の琴線に触れるような書き方はしてます。それは完璧に洋楽的に書くものと、日本を意識したものとはちょっと一線を画すんですよ。音楽的に説明するとわかんない方がいっぱいいると思うので、具体的なことは言いませんけど、ちょっと泣きを入れるんですよ」

邦丸「へ~」

「簡単に説明するしますと、例えば杏里さんの“悲しみがとまらない”。歌詞の“I CAN’T STOP THE LONELINESS こらえ切れず悲しみがとまらない”の“悲しみが止まらない”のとこのコード進行とかメロディの取り方は、ググッとくるように、自分自身もうるっときながら書いてる。その日本を意識した部分はあります」

邦丸「悲しみがとまらな~い”は、当時のアメリカにはそういう進行はあんまりなかったんですか?」

「それをやっちゃうとアメリカではないっていう微妙なメロディの取り方、コードの取り方。僕らじゃないと多分わからないと思います」

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