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トヨタ 新型「ヴォクシー」「ノア」2022年1月にフルモデルチェンジ!未発表の情報を先行解説

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トヨタ 新型「ヴォクシー」「ノア」2022年1月にフルモデルチェンジ!未発表の情報を先行解説

トヨタで人気のミニバン、「ヴォクシー」「ノア」が、いよいよフルモデルチェンジされる。

トヨタの「ヴォクシー」「ノア」が、2022年1月にフルモデルチェンジされる(画像は、現行モデルの「ヴォクシー」ZS煌III)

予約受注の開始日は地域によって異なるが、早い販売会社では簡易的な資料を用いて、2021年10月初旬から案内を開始している。新型ヴォクシー、ノアの発売スケジュールについて、販売店では以下のように述べている。「2021年11月中旬になると、さらに詳しい内容がわかるようになり、12月中旬には正式な価格が明らかにされて見積書が作れるようになる。正式発表は、現時点では2022年1月13日が予定されている。試乗車が配車されるのは、2月から3月ごろになるだろう」。今回、新型ヴォクシーとノアのフルモデルチェンジの詳細について、判明している情報をグレード構成や予想価格なども交えてお伝えしたい。

今回のフルモデルチェンジには、「エスクァイア」はラインアップされておらず、モデル廃止になる可能性が高そうだ

ちなみに、現行モデルには姉妹車として「エスクァイア」が存在しているが、新型はヴォクシーとノアのみがラインアップされる。

※当記事に掲載されているヴォクシー、ノアの画像は、すべて現行モデルのものになります。
※スペックなどの数値は、記事掲載時点におけるメーカーの概算値、および目標値になります。

まず、ボディタイプは現行モデルと同様に、ヴォクシーはエアロパーツが装着されたグレードのみが用意され、ノアには標準ボディとエアロ仕様の両方がラインアップされる。ボディサイズは、全長が4695mm、全幅が1730mm、全高が1895mmと、現行モデルと同等の値だ。なお、現行モデルの全幅は、エアロ仕様が1730mmの3ナンバー車で、標準ボディは1695mmの5ナンバー車だが、新型モデルでは全車が1730mmの3ナンバー車へと統一される。

「ノア」現行モデルのサイドイメージ。新型モデルは、現行モデルと同じホイールベースだが、地上高が少し下がるので乗降性がやや向上しそうだ

新型モデルのホイールベースは2850mmで、現行モデルと等しい。新型モデルの基本的な寸法は現行モデルを踏襲しているが、スライドドア開口部の下端部分は現行モデルの地上高の390mmに対して、新型モデルでは380mmに下がる。開口部を10mm下げることで、若干ではあるが乗降性を向上させている。最小回転半径は、現行モデルと同じ5.5mなので、小回り性能は変わらない。

パワーユニットは、刷新された2L直列4気筒のNAエンジン(M20A-FKS型)と、従来の1.8Lエンジンをベースにしたハイブリッド(2ZR-FXE型)の2種類が用意される。新しい2L NAエンジンは、「ハリアー」や「RAV4」などに搭載されているエンジンと同じものだ。最高出力は169PSと、現行モデルの152PSに比べて17PS上乗せされる。

新しいNAエンジンのWLTCモード燃費は、15km/Lになる。現行モデルのNAエンジンは13.2~13.6km/Lなので、10%少々向上する。いっぽう、ハイブリッドについては、基本部分は現行モデルと共通だが、改善が加えられて燃費が向上する。現行モデルのWLTCモード燃費は、FFの2WDで19~19.8km/Lだが、新型モデルは23.6km/Lと、20%近くアップする。

レクサス 新型「NX」に搭載されている「プロアクティブドライビングアシスト」が、新型「ヴォクシー」「ノア」にも採用される。同機能は、先行車両や駐車車両、歩行者や自転車、道路のカーブなどに対して操舵や減速支援を行うことで、安全運転をサポートしてくれるものだ

新型ヴォクシー、ノアで最も注目したいのが、安全装備についてだ。今回のフルモデルチェンジでは、レクサスの新型「NX」と同様の「プロアクティブドライビングアシスト」が、トヨタブランドとして初めて採用される。従来の衝突被害軽減ブレーキは、衝突不可避の段階になってから作動するが、プロアクティブドライビングアシストでは、それよりももう少し早い段階で危険を予知して制御してくれる。たとえば、路側帯を歩く人を追い抜く時など、車道側に近づく危険を検知して、車両を遠ざけるようにステアリングやブレーキを支援してくれる。

また、カーブを曲がる時も同様に、前方のカーブをあらかじめ検知して進入速度が高すぎると判断した時には、ドライバーのアクセルペダルを閉じる操作に応じて徐々に減速を強めてくれる。このように、プロアクティブドライビングアシストは、車両が危険な状態に近づかないように制御してくれる運転支援機能だ。

このほか、クルーズコントロールは「安全拡張パッケージ」をオプション装着することによって、渋滞時の支援機能が加わるようになる。通信機能は全車に標準装備されており、グレードに応じて電動開閉式のリヤゲートなども採用される。

■トヨタ 新型「ヴォクシー」「ノア」NAエンジン車のグレード構成と予想価格
●ノアの標準ボディ
・X:260万円前後
・G:290万円前後
・Z:310万円前後

●ノアのエアロ仕様
・S-G:310万円前後
・S-Z:330万円前後

●ヴォクシー(エアロ仕様のみ)
・S-G:310万円前後
・S-Z:330万円前後

■トヨタ 新型「ヴォクシー」「ノア」ハイブリッド車のグレード構成(一部)と予想価格
・S-G:350万円前後
・S-Z:370万円前後

新型ヴォクシー、ノアの予想価格は、最も安価なグレードになるNAエンジンを搭載した標準ボディのノアXが260万円前後になりそうだ。現行のノアXは2556400円なので5万円ほど値上げされるが、安全面を中心として装備は価格差以上に充実する。機能や装備と価格のバランスで見れば、新型ノアは割安と判断できそうだ。

ほかのグレードについても大幅な値上げはなさそうで、装備を充実させていることもあって、現行モデルよりも買い得感はさらに高くなりそうだ。ミニバンは、価格競争の激しいカテゴリーなので、内容を充実させても大幅な値上げをするのが難しいという事情もある。

「アルファード」Sグレード(2017年マイナーチェンジモデル)のインテリア。新型「ヴォクシー」「ノア」は、アルファードのインテリアをモチーフに造り込まれているという

販売店によると、「車内の広さは現行モデルと大差ないが、質感は人気の高いアルファードをモチーフにして造り込まれる。したがって、現行のエスクァイアよりも上質になる」と言う。そうなると、新型ヴォクシーやノアは、ますます買い得になりそうだ。

新型モデルの基本的な機能については、シートアレンジなどを含めて現行モデルとそれほど変わらない。そのうえで、フルモデルチェンジを行う背景には、トヨタとミニバン市場の切実な事情がある。

以前から、「少子高齢化の影響もあって、ミニバンの市場規模は縮小傾向」と言われてきたが、ヴォクシー、ノア、エスクァイアの売れ行きは今でも堅調だ。2021年度上半期(4~9月)の登録台数を1か月平均にすると、ヴォクシーが5178台、ノアが3430台、エスクァイアが871台になり、3車の登録台数を合計すると1か月平均で9479台になる。この販売台数は、「アルファード」の7594台や、「カローラ」シリーズ合計の8152台をも上回る。ヴォクシー、ノア、エスクァイアが登場したのは2014年なので、すでに約7年も経過しているのだが、売れ行きがあまり下がっていない。

トヨタは、「エスティマ」や「アイシス」などのミニバンをすでに廃止しており、これらの乗り替え需要にも支えられて、少なくともヴォクシーやノアなどの販売は堅調に推移している。「アルファードでは、ボディが大きすぎて価格も高い」と感じるユーザーから見ても、ヴォクシーやノアはちょうどいい選択肢だ。保有台数も多く、今後の乗り替え需要も見込めるため、少子高齢化でミニバン市場が縮小傾向であっても、すぐに廃止するのは惜しい。

しかし、ミドルサイズのミニバンは海外で販売するのが難しい。前述の国内市場の縮小も視野に入れると、多額の資本を投入した本格的なフルモデルチェンジにはリスクがともなう。そこで、骨格となる基本的な機能は現行モデルを継承しながら、安全装備や運転支援機能、燃費性能などを向上させたフルモデルチェンジが実施されるものと考えられる。

トヨタは、国内の小型車、普通車市場で50%を超えるシェアがあり、ほかのメーカーと違って軽自動車に依存していない。そのため、小型・普通車で勝負しなければならず、全店が全車を扱う体制に移行しながら、ヴォクシー、ノアの姉妹車を両方とも残すフルモデルチェンジに踏み切った。全店が全車を扱う体制下で、姉妹車が両方とも一新されるというのは、OEM車を除けばほかのメーカーを含めてもヴォクシー、ノアしかない。その意味では、ヴォクシー、ノアは今のトヨタの強さを象徴していると言えそうだ。

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