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ボーイングの宇宙船スターライナー 無人打ち上げ試験を再度実施へ

おたくま経済新聞

ケネディ宇宙センターで試験後のデータ解析に供されるボーイングCST-100スターライナー(Image:NASA)

 国際宇宙ステーションに宇宙飛行士を運ぶアメリカの民間宇宙船のうち、ボーイングのCST-100スターライナーについて、NASAとボーイングは無人打ち上げ試験を再度実施すると2020年4月6日(現地時間)に発表しました。日程は後日調整するとしています。

 民間の再利用型宇宙船を使用し、人員を国際宇宙ステーションに運ぶというNASAの「コマーシャル・プログラム」。スペースXの「クルードラゴン」とボーイングの「CST-100スターライナー」が選定され、このうちスペースXのクルードラゴンには、JAXAの野口聡一宇宙飛行士の搭乗(日程未定)が発表されています。

 ボーイングのCST-100スターライナーは、2019年12月に無人の打ち上げ試験(Orbital Flight Test)を行いましたが、飛行プログラムの不具合により予定軌道に入れず、国際宇宙ステーションへのドッキング試験を実施することができませんでした。

 幸い、大気圏再突入から帰還までの試験は問題なく終了し、宇宙船は無事ホワイトサンズ試験場に着陸。回収された宇宙船のデータをNASAとボーイングの技術者が解析作業を行っていました。

 国際宇宙ステーションへ往復する宇宙船として必要不可欠な、軌道上ドッキング試験が実施できなかったことを受け、ボーイングは有人飛行の安全性を担保するため、再度無人で打ち上げ国際宇宙ステーションへのドッキング試験を行うことを決断したとのこと。再利用型宇宙船であることから、NASAの予算で新たな試験用の宇宙船を建造することはなく、納税者への負担はない(打ち上げなどのコストは別途)とボーイングは説明しています。

 NASAとボーイングによれば、無人打ち上げ試験の再実施については決定の初期段階にあり、試験のスケジュールや、その後に控える有人試験飛行についてはまだ決定されていないとのこと。NASAは「コマーシャル・プログラム」について、このような事態を想定して2社によるプロジェクトを並行して進める方針にしていた、と明らかにしており、スペースXのクルードラゴンによる計画には影響しないとしています。

<出典・引用>
NASA ニュースリリース
ボーイング プレスリリース
Image:NASA

(咲村珠樹)

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