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32歳、事務職の《リアル貯金額》。老後が不安ですが投資は怖いです……【FPが解説】

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32歳、事務職の《リアル貯金額》。老後が不安ですが投資は怖いです……【FPが解説】

読者から寄せられたリアルな総資産額を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【32歳 男性】

【画像】32歳、事務職の貯金額を見る

【貯金額】32歳、男性の場合

プロフィール

32歳、男性 
情報通信技術の事務職、年収210万円
父(75歳、無職)と母(73歳、専業主婦)の3人暮らし

【相談内容】投資で損をしたくありません。

「貯金だけでは老後が不安なので投資を考えています。知識があまりないため勉強したいのですが、何から始めればよいか分からず困っています。また、投資で損をしたという話を聞くので心配です。」

現在の資産額の水準は?

質問者さんと同年代である30代単身世帯の貯金額は、平均が594万円・中央値が100万円です。
質問者さんの資産額は約994万円で、これは平均貯金額の約1.7倍、中央値の約9.9倍となります。

*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/

※質問者さんのご両親の年収が不明のため、単身世帯の貯蓄額とを比較しています。

自信が持てない人が投資を始めるときのコツ

質問者さんは、投資を考えているけれども不安を感じているのですね。

自分の大切なお金を守り育てていくためには、まずは投資に対する正しい知識を身につけることが重要です。

投資の勉強、まずは書籍から

初めての投資の勉強には、書籍がおすすめです。
インターネットやSNSにはさまざまな投資情報が溢れていますが、その中には営業目的のものや誇張された広告も含まれています。

投資初心者は正しい情報を見分けることが難しいため、まずは信頼できる書籍から勉強を始めるのがおすすめです。
初心者向けの「インデックス投資」に関するベストセラーの本を2〜3冊読めば、基本的な概念を理解できます。

本は数千円で手に入り、数日あれば1冊読み切れるでしょう。
この手間とコストは、自分のお金を守り育てるための知識を得るためには十分価値のある投資ですよ。

投資で損をしにくくなる方法は?

投資で損をしにくくするためには、15年以上の積立長期投資を続けることです。
なぜなら、リーマンショックやコロナショックなどがあって一時的に市場が暴落しても、市場は回復したからです。

このことを知らず、短期的な暴落に驚いて投資をやめてしまうと、損失が確定してしまいます。

投資で損をしたくないなら、このような市場の波に流されず、淡々と積立投資を続けることです。

ただしこれは、どんな投資商品にも当てはまるわけではありません。
長期的に右肩上がりが続くと期待できる優良な投資商品を選べていることが大前提となるので、注意してくださいね。

まとめ

stock.adobe.com

・質問者さんの貯金額は、平均貯金額の約1.7倍、中央値の約9.9倍です。

・初めての投資の勉強には、書籍がおすすめです。

・投資で損を出しにくくするためには、15年以上の積立長期投資を続けましょう。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

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