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巨匠による富士絵画や陶磁器の作品を一挙公開 三木美術館で企画展 絵画「富士を見つめて」/陶磁器「魯山人と織部」開催 姫路市

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三木美術館(姫路市)で、企画展 絵画「富士を見つめて」/陶磁器「魯山人と織部」が2024年2月24日まで開催されています。

絵画では、富士山を中心に日本の名峰を描いた作品を展示します。山はどのように表現されてきたかに注目して、横山大観、安井曾太郎、奥田元宋、絹谷幸二などの、同館が所蔵する巨匠たちの描く山を鑑賞できます。

陶磁器では、マルチな才能を発揮した北大路魯山人をはじめ、加藤卓男、岡部嶺男など、近代作家たちの様々な織部焼の作品を紹介。織部焼は桃山時代に大名であり茶人である古田織部が好んだ、緑釉を中心としたやきものです。

北大路魯山人《芦絵銀彩鉢》

北大路魯山人は料理家、陶芸家、篆刻家、書道家など多岐にわたるジャンルで活躍した芸術家で、1955年に織部焼の技法で重要無形文化財の保持者に声がかかるも辞退しています。桃山時代の織部にアレンジを加えるなど、独自のスタイルを築き、織部独特の風合いを楽しむことができます。

同館は、美樹工業株式会社の創業者である故三木茂克が50年以上にわたって集めたアートコレクションをもとに、2008年に開館しました。コレクションの積極的な公開や展覧会の企画を通して、美術文化の発展に寄与しています。

<記者のひとこと>
名だたる芸術家の作品が見る事ができる貴重な企画展。山の多彩な表現には圧倒されそうです。北大路魯山人の、ほぼ独学にもかかわらず類まれなる才能を発揮した陶磁器は必見です。


開催期間
2024年2月24日(土)まで

場所
三木美術館
(姫路市本町241番地)

時間
10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)

入館料
一般(高校生以上)500円、LINEお友だち登録で300円、中学生以下無料

休館日
月曜日・火曜日、年末年始 (12月27日~1月4日)
※1月8日(月)、2月12日(月)は開館

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