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これってジェネリックカールになれる!? 新潟の米菓「瑞花のうす揚」のチーズ味を本家と食べ比べてみた結果…

ロケットニュース24

筆者が住んでいる新潟県では、米どころというだけあって様々な米菓が作られている。

その中でも、新潟県のお土産として知られている「柿の種」や「サラダホープ」と並んで度々名前を見かける商品があった。

それが「瑞花(ずいか)」のうす揚。どうやらあの「秘密のケンミンショー」でも取り上げられたことがある有名商品のようだ。

・似てる……?

お恥ずかしながら筆者は長年新潟県民をしているにも関わらず、このうす揚を今まで一度も食べたことがなかった。

先日、新潟駅に隣接している駅ビル「CoCoLo NIIGATA」内にある瑞花の直営店で販売されているのを発見。

せっかくの機会なので購入してみた。価格は税込み475円。

写真だとなかなか伝わりづらいと思うけれど、袋は結構なビッグサイズ。

持参したエコバッグに入れて持って帰ってきたのだが、これだけでエコバッグの容量がかなり埋まっていた。

お店で手提げ袋に入れてもらえたけれど、荷物に入れて持って帰りたいと思っている方は大きめのかばんを用意した方がいいかも。

「青のり風味」「えび味」など複数種類の味の中から、今回は「チーズ味」を選択した。

袋を開封してみると、中には黄色いパウダーがかかった大きなうす揚がたっぷり! 一枚を手に取って食べてみると……

わ、軽い!!

一枚一枚がびっくりするくらいソフトな食感だ。サクサクとした音が心地よく、一応揚げ物のはずなのに何枚でも食べられちゃいそう。

米菓というとさっぱりした味つけがされているイメージが強かったのだが、このうす揚では濃厚なチーズの香りと味がしっかりと感じられる。

適度なしょっぱさもあり、ついつい手が伸びてしまう味だった。

さすが、新潟のお土産として知られているだけのおいしさだ。でもこの味と食感、何かに似てる気がするんだよな────…………

あ。

・食べ比べてみた

カールだ。

2017年に東日本での販売が中止されてしまってから久しく食べていなかったけれど、この濃厚なチーズの味と軽い食感は記憶の中のカールとよく似ている気がする。

これが本当だったら、身近なところでカール欲を満たせるお菓子を見つけたことになるのでは!?

ということで、実際にカールを取り寄せて食べ比べてみることにした。ちなみにこのカールはヨドバシ・ドット・コムで売っていたもので、価格は税込み188円。

久しぶりに見るカールの姿にテンションが上がる。さっそく口の中に入れてみると……

あ~~~、これだよこれ~~~!!!!

サクサクの食感と共に、チーズそのものを食べてるんじゃないかと思うくらいの濃厚な風味が広がっていく。

「なんで東日本じゃ買えなくなっちゃったんだ──!!」と思いながらうす揚と交互に食べながら味を確認していったところ……なるほど。

カールはうす揚と比べると、ちょっと甘みが強いかも。

その理由は、おそらく原材料にある。

瑞花のうす揚は「うるち米」から作られているが……

カールは「コーングリッツ」つまりトウモロコシで作られているようだ。お米と比べるとトウモロコシの方が甘みが強いもんな。

そしてカールがチーズ味を極めているのに対して、瑞花のうす揚にはちょっとだけ揚げ物のような香ばしさ香辛料のスパイシーさが混じっていた。

スパイシーさの有無が、それぞれの味付けで決まるのは理解できる。

実際に原材料名を見てみると、瑞花のうす揚げには香辛料が使われていたけれど、カールには使われていないようだった。

じゃあ香ばしさの有無は何で決まってるんだろう? と思って調べてみたところ、どうやらカールがノンフライで作られていることが理由らしい。

スナック菓子=揚げ物というイメージが強かったので、この事実には驚いた。

揚げてないんだから、そりゃ揚げ物みたいな味はしませんよね────……!!

・カールそのものではなかったけど……

ということで、実際に食べ比べてみると結構違いがあった瑞花のうす揚とカール。

カールそのものの味とはいかなかったけれど、瑞花のうす揚もやみつきになるチーズ味のお菓子であることは間違いない。

ちなみに瑞花の直営店は今回訪問したCoCoLo NIIGATAのほか、新潟伊勢丹銀座にもあるそうだ。

もしこれらの店舗を訪れることがあったら、皆さんも是非チーズ味のうす揚の濃厚な味わいを楽しんでみてはいかがだろうか。

参考リンク:瑞花
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

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