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夫婦の絆が試される障害物レース、妻を担ぎ泥まみれでゴールを目指す(ハンガリー)

Techinsight

妻を背負いながら障害物を乗り越えていく夫たち(画像は『Metro 2022年5月8日付「Hungarian couples compete in wife-carrying race」(Pictures: Reuters)』のスクリーンショット)

ハンガリーにて今月7日、夫婦の絆を試す障害物レースが開催された。夫が妻を担ぎながら様々な障害物を乗り越えていくのだが、バランスを崩して妻が顔から泥の中へと入ってしまいそうになる場面も見られた。バイキング時代に起源を持つとされるこのユニークなレースについて『Metro』などが伝えている。

話題の障害物レースは、全長260メートルのコースに様々な障害物が用意されており、腰まで深さがある泥の水溜まりやぬかるんだ地面を進み、干し草の俵をまたぎ、並んだタイヤの間を歩いてゴールを目指す。このレースはバイキング時代に起源があるとされており、ハンガリーでは3回目となる今回は30組の夫婦が参加した。しかしフィンランドなどでは1990年代から行われている伝統的なレースで、イングランドでも年に一度の行事として開催されているという。

このほどハンガリーで行われたレース当日の様子が映像として撮影されており、夫が妻を背中に担ぎ深い泥水の中を進んでいく姿が映っている。担がれた妻は、地面に向き合うような形で夫の肩に足をかける奇妙な体勢を取っていた。この運び方は“エストニア式”と呼ばれており、厳しいコースを進むためにはバランスとチームワークが必要になり、それに最適な担ぎ方であるという。

エストニア式の担ぎ方で参加したアンドラーシュ・トスさん(Andras Toth)は、「妻にとっては居心地の良くない体勢だと思いますが、私にとっては走りやすくてバランスも取りやすいんです」とメリットを語った。一方でアンドラーシュさんに担がれていたパートナーのエニコ・ドラジーさん(Eniko Darazsi)は、戦略について尋ねられると「深呼吸をすることですね」とシンプルに答えていた。

しかし映像を見れば分かるように、泥水の中を進む時は顔が水面ギリギリに近づいてしまうため女性は気が気ではないが、夫が転ばないことを信じてバランスを崩さないように体勢を維持する。しかし中には泥水の中に飛び込むようにして進む男性たちの姿もあり、担がれていた女性たちは顔面に泥水を浴びていた。

レースの主催者であるゲルゴ・ガラリーさん(Gergo Guraly)は「夫婦が日々のコンフォートゾーンから抜け出すことができるという事実が大きな関心を集めたと思います。そして2人で完走した際には絆が深まり、互いがチームを導くチームビルダーとして機能するようになるのです」とその効果を明かした。ちなみに「コンフォートゾーン」とは不安がなく居心地が良い状態を意味するが、成長を望むならコンフォートゾーンを抜け出し、少し不安やストレスを感じる状態に身を置くことも必要だという考え方が近年提唱されているそうだ。

今回のレースで見事優勝を果たしたノルベルト・ヴァンソディさん(Norbert Vancsodi)は「最後は走り切る力が残っているのか分からなかったので、優勝できたのは偶然かもしれないです」と明かしており、妻のティメア・ズンカさん(Timea Szrnka)は「2人とも緊張していましたよ」とコメントした。

画像は『Metro 2022年5月8日付「Hungarian couples compete in wife-carrying race」(Pictures: Reuters)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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