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“廃村”を28年追い続けた著者が記録 全国1000か所収録「廃村大全」

おたくま経済新聞

廃村専門家・浅原昭生氏による書籍「廃村大全」

 人が去り、やがて地図からも名前が消えていく集落。そんな「廃村」を28年にわたり追い続けた著者による一冊が発売されました。

 株式会社大洋図書が4月24日に発売した、廃村専門家・浅原昭生氏による書籍「廃村大全」です。

【田老鉱山(岩手県)】

 本書は、浅原氏が全国で調査を続けてきた1300か所以上の廃村の中から、厳選した集落を写真とともに紹介したものです。さらに、全国1000か所の廃村データベース「廃村千選」も収録しています。

 廃村を1000件規模でデータベース化した書籍は、大洋図書によると“本邦初”とのこと。写真集としてだけでなく、資料としての側面も持つ一冊となっています。

 また、特徴的なのは、右開きと左開きで異なる内容を収録した「両A面構成」の造本です。

 右開きの本編では、厳選した60集落を写真や紀行文とともに掲載。現地の風景や空気感を伝える内容となっています。

 一方、左開きの資料編では、全国の廃村1000か所をまとめた「廃村千選」を収録。所在地や情報を一覧化したデータベースとして読むことができます。

 著者の浅原氏は大阪府出身。1981年に新潟県の廃村「角海浜」と偶然出会ったことをきっかけに廃村に関心を持ち、1999年から本格的な調査活動を開始しました。現在までに調査した廃村は1300か所を超えるといいます。

 失われていく集落の姿を、風景としてだけでなく記録として残すこと。本書からは、そんな著者のまなざしも伝わってきます。

 「廃村大全」はA5判、総計256ページ。本編192ページ、資料編64ページ構成。価格は2530円(税込)です。

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/?p=5369826

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