【ウソだろ】長崎で人生初の「トルコライス」を食べようとしたらトルコライスどころじゃなくなった話
あなたは長崎名物『トルコライス』をご存じだろうか? トルコライスとはピラフ・揚げ物・スパゲティーが1皿に盛り付けられたワンプレートグルメのことで、別名「大人のお子さまランチ」とも呼ばれている。
そのトルコライスが食べたくて長崎でタクシーに飛び乗ったものの、結果的に「茶碗蒸し」を食べていたことは以前の記事でお伝えした。この記事ではいよいよ人生初のトルコライスとご対面してきた様子をご報告したい。
・心臓破り
つい先日、仕事の関係で人生初の長崎県を訪れた。無知ゆえに存じ上げなかったが長崎は非常に坂が多く、自発的に「坂の街」として売り出しているそう。ゆえに到着してほどなく私のHPは削られまくっていた。
体力にはそれなりに自信があるが、長崎は坂の質がエゲツなく「しっかりキュッと上がる坂」といった感じ。「ゆるやかに」とか「とうとうと」とは違う “心臓破りの坂” という印象だ。
・なぜか茶碗蒸し
そんなわけで迷わずタクシーに乗り込んだ私は「美味しいトルコライスの店」をリクエスト。運転手さんは「ニッキーアースティン」というお店に連れて行ってくれたが、残念ながらその日は休日であった。
結局のところ、ニッキーアースティンからほど近い「吉宗(よっそう)」で歴史の重みを感じる「茶碗蒸し」を食べたのが前回までの話。茶碗蒸しを食べ終えた後も、私はトルコライスへの想いを捨てられずにいた。
・情報収集
とはいえ「長崎 トルコライス」で検索しても山ほど情報がヒットするため、イマイチどこへ行ったらいいかわからない。悩んだ私は会計の際、吉宗の店員さんに「美味しいトルコライスの店」を尋ねてみることに。すると……。
「うちから2~3軒隣のビルの2階に有名なお店がありますよ」とのこと。歩かなくていいなんて超ラッキー! この日はまだまだ余裕で30度越えだったが、有名店のすぐ近くに有名店があるなんて運が良すぎるではないか。
ところが……。
教えてもらったお店に到着した私は思わず目を疑ってしまった。目を奪われたのはトルコライスじゃない……
な、なんだこのパフェは……?
後からわかったことだが、こちらのお店は「オリンピック」というデカ盛りグルメで有名なカフェだそう。全長120センチもある「長崎夢タワー(9900円)」は、これまで何度となくメディアに取り上げられており、実は当サイトでも過去に紹介している。
・戦意喪失
トルコライスを食べに来たのにまさかこんな巨大なパフェと出会ってしまうとは……! 何度も「1人で食べ切れるか?」と計算してみたものの、歯が立つわけがない。いかにも当サイト向けのネタなのに、私は泣く泣く巨大パフェを諦めた。
そのせいか、人生初のトルコライスは敗北感も相まってやや切ない味だったことを記述しておく。ただセットのミニパフェでもそれなりにボリューミーだったため、内心「諦めて良かった」と思ったことは内緒だ。
なお、オリンピックには「メガトルコライス(3520円)」もあったので、大食いに自信がある方はチャレンジしてみてもいいかもしれない。俺も茶碗蒸しさえ食べてなければな~! 残念だったな~~!!
いずれにせよ、長崎には「オリンピック」なるデカ盛りのカフェがあることをご記憶いただければ幸いだ。普通にトルコライスを食べに行ったのに、心がソワソワしちゃってそれどころじゃなかった。長崎、節々でド肝を抜かれる街である。
・今回訪問した店舗の情報
店名 カフェ オリンピック
住所 長崎県長崎市浜町8-13 2F
時間 月~金11:00〜20:00 土日祝11:00〜21:00
定休日 無
参考リンク:カフェ オリンピック
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.