信仰と癒やしが息づく姫路の『安志加茂神社』心のデトックス効果抜群な境内の見どころを案内 姫路市
姫路市安富町にある『安志加茂神社』。前回、長い歴史の中で受け継がれてきた伝統行事『大干支』にスポットを当てましたが、続編となる今回は、境内の見どころや信仰について、記者の視点も交えながら紹介します♪
木々に囲まれた境内は、とても静か。鳥の声や風に揺れる葉音が心地よく、訪れると心がすっと穏やかになり背筋がシャンと伸びていく、そんな空気感に包まれています。
『安志加茂神社』は、現在では「安志稲荷神社」として親しまれていますが、もとは京都の加茂神社の荘園で、別雷加茂別雷神社の分霊を鎮守したことに始まると伝えられています。創建の詳しい年代は分かっていませんが、1184年に源頼朝が神領を寄進したという記録が残っており、それ以前からこの地で信仰を集めていたことがうかがえます。
現在でも、京都・上賀茂神社の三大祭の一つ「葵祭」において行われる神事「賀茂競馬(くらべうま)」では、「安志庄)(あんじのしょう)」の名が呼ばれ、馬が出走するそうです。
地元神社の名を冠した馬が駆けると聞くと、丙午の今年は、ぜひその様子にも注目してみたくなります。
また、天照大神を祀る「神明社」、かってこの地が小笠原藩であったことを伝える「小笠原神社」のほか、「金毘羅神社」や「弁天社」なども点在しています。
記者のように「どこからお参りしたらいいか分からない」と感じる人も多いですが、神主さまによると、本殿を参拝すれば、全ての神様にお参りしたことになるとのこと。形式よりも感謝の気持ちが何より大切だと教えていただきました。
この神社で祀られている「別雷神(わけいかづちのかみ)」は、雷を分けるほど大きな力を持つ神とされています。
境内に立つご神木杉には、雷が落ちた生々しい痕跡が残されており、この地域では「ご神木が雷を受けてくれるため、村には雷が落ちない」というなんともありがたい言い伝えがあるそうです。実際、村に雷が落ちた記録はないのだとか。
そんな逸話を聞いて、パワースポットとしてのご利益にいっそう期待が持てました♪
拝殿の天井には、「別雷神龍遣降臨図」が描かれています。別雷神の遣いとされ、良いことをもたらすとされる「降龍」が力強く描かれた天井画は圧巻!迫力のある美しい降龍をなんとか写真に収め、スマホの待ち受けに。きっと別雷神が守ってくださることでしょう♡
また、稲荷神社の奥宮へと続く七十三の鳥居も必見!
緩やかな勾配を登りながら鳥居をくぐっていくと、不思議と心が落ち着き、奥宮に着く頃には、日常の雑念がすぅ~っと消えていくような感覚に包まれます。
帰り道、坂を下りながら見る鳥居の景色も格別です♪
拝殿横にある「願い臼」も、訪れたらぜひチャレンジしたいスポット。自分の干支の臼で、願いごとを唱えながら歳の数だけ杵をつく…、これがなかなか難しい…(笑)。
記者も何度かチャレンジしたことがありますが、「できひんやん!(笑)」。当たり前ですが、年々難しくなります(笑)。
神主さま曰く、語呂合わせや、個々で色々工夫してやってみてください、とのこと。
境内では、干支にちなんだ可愛らしいお守りや根付け、正月限定の御朱印なども用意されていました。
人気の「災厄除昇運守」は、表裏で龍の絵柄がつながるデザインが、とてもカッコイイ♡持っているだけでパワーをもらえそうです♪
大鳥居から拝殿へ向かう参道の途中、右手に佇む弁天社。
天気の良い風のない日には、朱色の橋が池に映り込み、背後の山や木々と相まって思わず足を止めたくなる風景が広がります。映えスポットとしても人気を集めており、参拝後、帰り道にゆっくり立ち寄るのもオススメです♪
今回、神主さまのお話を伺う中で、普段何気なく立ち寄っていた神社が、より身近で大切な存在に感じられるようになりました。
歴史や信仰を知ることで、日々の参拝が少し特別な時間になる――。あわただしい毎日から少し距離を置き、自分の呼吸を取り戻す、デトックス効果も抜群です。
『安志加茂神社』は、心を静かに整えてくれるパワースポットでした。
駐車場
有
問い合わせ
079-066-3180(9:00~16:00 月曜日を除く)
その他
ペット同伴での参拝も可能ですが、リードの着用や周囲への配慮など、飼い主のマナーを守ってお参りください。