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ついにガンプラ公式の「パーツセパレーター」が登場! 他社製品と徹底比較してみた

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ついにガンプラ公式の「パーツセパレーター」が登場! 他社製品と徹底比較してみた

こんにちは、ガンプラマニアのポッチです!「ポッチのガンプラ+」というブログで、日々ガンプラレビューを更新しています。

皆さんは、ガンプラのパーツを間違って組んでしまったらどうしていますか? そんな時、私は「パーツセパレーター」を使っています。「パーツオープナー」とも呼ばれるアイテムですね。パーツとパーツの合わせ目に差し込んで、こじ開けることができるホビーツールです。

写真に写っているのは、私が愛用しているwaveの「パーツ・オープナー」です

パーツセパレーターは、さまざまなホビーメーカーから発売されていますが、実はガンプラの本家本元であるBANDAI SPIRITSからは出ていませんでした。しかし2022年5月21日に、満を持して「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」が登場! そうと聞いたら試さずにはいられません。

今回は、「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」の実力をチェックしつつ、他社のパーツセパレーターとの違いを検証していきたいと思います!

今回集めたのは、入手しやすい4製品のパーツセパレーター(右にいくほど高価)

新製品の「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」のほかに、3つのパーツセパレーターを用意しました。
左から順に、製品名とメーカー希望小売価格は以下のとおり。
BANDAI SPIRITS「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」330円(税込)
wave「パーツ・オープナー」418円(税込)
ホビージャパン「HJモデラーズ セパレーターブレード」660円(税込)
童友社「凄!パーツセパレート ツール」 1320円(税込)

「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」は樹脂製でパーツが傷つきにくい

こちらが「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」。爽やかなブルーが際立ちます

まずは2022年5月21日に発売された、新作の「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」から見ていきます。330円(税込)と低価格なのが売り。素材にやわらかめの樹脂が使われており、パーツを傷つけずに分解できるのが最大の特徴です。
また、押し出す動作が可能なピン(本体から突き出している棒のような部分)と、ポリキャップ穴のサイズを確認できる穴が備えられているのも特徴です。

パーツをこじ開ける際に使う先端部分は薄め(写真左)。反対側はパーツを押し出したり、ポリキャップを取り付けたりできるピンが備えられています(写真右)
まずは、ひんぱんにパーツを分解する機会のある「クロスシルエット RX-78-2 ガンダム」の脚部パーツを外してみます(「クロスシルエット」シリーズは、フレームの交換により頭身を変化させられるSD系ガンプラです)

コツとしては、まず「パーツセパレーター」の先端をパーツの合わせ目に差し込み、テコの原理を使って隙間を開けます。その後、その対角線上あたりの合わせ目にも同様に隙間を開けてから、合わせ目に沿って1周しながら少しずつ外していくと破損を防げます。これは、どの「パーツセパレーター」を使う時でも共通ですね。

特に力を強く入れることもなく、スムーズに分解できました

比較的新しい「クロスシルエット RX-78-2ガンダム」は問題なく分解できましたが、問題は「パーツとパーツの接続テンションがキツい古いガンプラ」でも使えるかどうか。ということで、私が今まで作ってきたキットの中で、トップクラスでパーツの接続テンションがキツいガンプラを用意しました。「HGUC 1/144 ガンダムMk-II+フライングアーマー」のキットで組める、エゥーゴカラーの「ガンダムMk-II」です!

2005年に発売された「HGUC 1/144 ガンダムMk-II+フライングアーマー」の「HGUCガンダムMk-II」(2015年にリニューアルされた「REVIVE版」ではありません)。元は2002年に発売された「HGUC RX-178 ガンダムMk-II(ティターンズ)」の色変更キットで、今では考えられないほど、パーツの接続強度がキツい構造です
脚部を分解しようとしましたが、パーツの隙間にまったく入らない……!

さすがに、ガチガチにパーツがフィットした昔のガンプラには通用しませんでした。

ちなみに、最新のガンプラで通用するのか検証。2022年に発売された「ENTRY GRADE 1/144 νガンダム」に使ってみると、一部隙間に入らないところはありましたが、溝のようなものがある脚部は簡単に分解できました

「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」を使ってみた結果、「すべてのパーツが外せるわけではない」代わりに、「万が一の場合にケガや破損の心配がない」という安心感を得ました。隙間を開ける時に、セパレーターが滑って思わぬ方向に向かっても、樹脂製なので指をケガしたり、パーツを傷つけたりする危険性が低そうです。ガンプラのメーカーということで、あえて低年齢層にも配慮したコンセプトで作られたのかもしれませんね。

パーツを外す性能は弱いものの、マルチに使える

「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」は、隙間に差し込んでパーツを外すだけではなく、ほかにもいくつか機能が搭載されています。

パッケージには「パーツ分解」のほかに、「ピンの押し出し」「ポリキャップのつぶれ防止」にも使えるとの表記あり

まずは、ピンでパーツを押し出す使い方を試してみましょう。

2010年に発売された「HGビギニングガンダム」のシールドで試してみます
「ビギニングガンダム」のシールドは、写真のように白いパーツに青いパーツをぴったり重ねるように組み立てる構造です
青いパーツのでっぱり部分を、「パーツセパレーター」のピンで押し出してみます
簡単に分解できました!
ピンは、ポリキャップの穴を通すこともできます(すべてのポリキャップに対応しているわけではありません)

ポリキャップをパーツの奥まった位置に取り付ける場合や、ポリキャップをつぶさないように組み立てたい場合にも活躍しそうです。

また、「3.0mm」「3.5mm」「4.5mm」のダボ穴が開いているのも特徴です
別のガンプラ同士をミキシング改造する場合などに、事前に軸のサイズが何mmかを調べられます

「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」の総評としては、「パーツを分解する能力に多少難はあるものの、別用途で使える機会が多い」といったところ。

童友社の「凄!パーツセパレート ツール」は上級者用?


パーツを押し出して分解も可能な高価格モデル

それでは、他社のパーツセパレーターも見ていきましょう。まずは、今回ご紹介する中で最も高価な、「凄!パーツセパレートツール」です。

全長9.7cmで、重量感のある「凄!パーツセパレート ツール」。表裏がなく、どのように手に持ってもOKという自由度の高い製品です。使わない時は、先端にカバーを被せておけます
表面には、「凄!DOYUSHA」のロゴが刻印されており、非常にカッコイイです。反対側は鳥の顔のような形で、間隔が短い部分にもねじ込めそう
パッケージ。先ほどの「BANDAI SPIRITS」製と同様に、「イジェクターロッド」により裏からパーツを押し出して分解できる機能を備えています
本体の素材は硬いステンレスなので、「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」よりもスムーズに分解できました
一般的なガンプラはほとんど分解できますが、先ほども登場したキツキツな「HGUCガンダムMk-II」の合わせ目には入らず。この「ガンダムMk-II」、非常に厄介なガンプラだな……笑
「裏からパーツを押し出す」用途で使う場合は、先ほどの「BANDAI SPIRITS」版か本製品が最適でしょう

童友社の「凄!パーツセパレート ツール」は価格が高いこともあり、ブレード部分がヘタらないため、長い間使えそうなホビーツールに仕上がっています。接続テンションがキツ過ぎるガンプラは無理でしたが、一般的な最近のガンプラではサクサクとパーツを外せました(すべての、というわけではないのでご注意を)。

ホビージャパン「HJモデラーズ セパレーターブレード」は“しなり”が特徴

続いて、ホビージャパンの「HJモデラーズ セパレーターブレード」。ステンレス製の薄いブレードがしなる仕様なのが特徴です。

有名なホビージャパンのロゴが入った「HJモデラーズ セパレーターブレード」。シルバーのロゴがカッコイイです
問題は、この「しなるブレード」部分。強く力を入れても力が分散されてしまいますね
極薄のブレードなので、差し込みはしやすいです
問題の「ガンダムMk-II」で実験。隙間に入らないというより、入る予感すらしないです……

正直なところ、他社製品よりも分解しづらい印象です。その半面、「無理に押し込んでもパーツを傷つける確率が低い」のが売りかもしれません。キツキツの「ガンダムMk-II」には通用しませんが、そのほかのガンプラだと使えるシーンがそれなりにあります。ただ、今回検証したセパレーターの中では「BANDAI SPIRITSパーツセパレーター」の次に分解しづらいツールでした。

waveの「パーツ・オープナー」は「ガンダムMk-II」にも通用!

最後は、私も愛用しているwaveの「パーツ・オープナー」です。

こちらがwave「パーツ・オープナー」。ブレード部分に被せられるカバーも付属します

2012年1月に発売と、ロングヒットで今でも入手しやすい本製品。メーカー希望小売価格は418円(税込)と、安く入手できるのも魅力です。

他社のものではこじ開けられなかった「ENTRY GRADE νガンダム」のショルダーアーマーも、一瞬で分解!
なんと、キツキツのあの「HGUC ガンダムMk-II」も簡単に分解できました!
先端のブレードが硬くて薄いため、今回検証したセパレーターの中ではトップクラスの分解能力を持っています

個人的なおすすめはこのwave「パーツ・オープナー」です。グリップが握りやすく、先端のブレードが薄くて硬いため、隙間に入りやすいからです。お値段的にも、「BANDAI SPIRITSパーツセパレーター」の次に安価で入手できます。

耐久性についての余談になりますが、私はガンプラブログを運営している都合上、今まで1200体以上のガンプラを組んできました。その間、この「パーツ・オープナー」を買い替えた回数は4回です。改造のための分解用途でひんぱんに使用したわけではなく、あくまで一般的な組み立ての範囲内での使用ですが、単純計算で「パーツ・オープナー」1個当たりガンプラ300体分は耐久力があったという計算になります。
ただ、鋭利なブレードの性質上、お子様が使う場合はケガの恐れがあるため、大人におすすめなパーツセパレーターという印象です。

自分に合うパーツセパレーターを見つけよう

いかがでしたでしょうか。ガンプラメーカー公式の新製品「BANDAI SPIRITS パーツセパレーター」は、分解能力において他社製品より多少劣るものの、唯一の樹脂素材が特徴的でした。他社製品はブレード部分が鋭利なので、お子様が使う場合はBANDAI SPIRITS製がベストな選択だと思います。
「とにかくパーツをこじ開けるのに特化したい!」という場合は、waveの「パーツ・オープナー」が個人的にはおすすめ。また、それなりに分解できつつ、パーツを裏から押し出す機能も欲しい場合は、「凄!パーツセパレート ツール」も選択肢に入るかと思います。

今回紹介したのは、入手しやすい4製品

今回は4製品を紹介しましたが、ほかにも、かの有名なゴッドハンド製のパーツセパレーターなども存在します(品切れが多く入手が難しいですが)。
パーツセパレーターは、モデラーなら絶対に持っていたほうがいいアイテム。自分に合うものを探して、快適なホビー生活を送ってくださいね!

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