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タワマンでコンサート ザ・ヨコハマタワーズ自治会

タウンニュース

1月19日に行われたコンサートの様子(自治会提供)

ヨコハマポートサイド地区の高層マンション「ザ・ヨコハマタワーズ」では、マンション内の自治会が主催する音楽イベントが定期的に開かれている。同地区を対象とした公共信託「ヨコハマポートサイドまちづくりトラスト」を活用したもので、「タワーズコンサート」と銘打ち2022年に始まった。マンションの共有スペース内にあるギャラリールームを活用し、住民以外も来場できる。

約820世帯のマンション住民同士のコミュニケーション醸成や、子育て・介護などで遠出が難しい人にも上質な音楽を体感してもらうことをきっかけにスタート。ジャズやクラシック、オペラと様々なジャンルの演奏会を年2回ペースで行っている。1月19日には、オペラ歌手の高橋薫子さん、立花敏弘さん、ピアニストの瀧田亮子さんの3人を招いてのコンサートが行われた。

自治会役員9人が出演者の手配やポスター掲示、当日の受付などを分担して実施。市内のクラシック家具メーカーに舞台協力を依頼するなど、本格的な内容だ。「50人規模の会場なので、間近で演奏する姿がよく見えるのも醍醐味」と役員の一人は話す。役員の多くは現役で働いており、月に一度の対面会議以外はLINEやウェブ上の共有フォルダなどで進捗を管理している。

演奏会以外も

このほか昨年からは、認知症や相続をテーマにしたセミナーも独自に開催。特に相続についてはマンション相続税評価方法が変わったこともあり、多くの関心があったという。

自治会長の小濱力さんは「住民や出入りする業者さんからも最近は『にぎやかな雰囲気があるマンション』と言われる。今後は自治会費支払いのキャッシュレス化などに取り組みたい」と話す。

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