旅の感覚、旅への思いをテーマに選定した収蔵作品を展示 兵庫県立美術館 2022年コレクション展Ⅰ「た・び・て・ん」神戸市中央区
兵庫県立美術館(神戸市中央区)で1月22日より『2022年コレクション展Ⅰ「た・び・て・ん」』が開催されます。
兵庫県立美術館では、前身の兵庫県立近代美術館(1970年開館)から作品収集活動を続け、現在10000点以上の作品を収蔵。今年は1年を2期にわけ、それぞれテーマを設けて展示すると同時に、8室ある展示室の1室を使用して小企画展を開催します。
「2022年コレクション展Ⅰ」では、「た・び・て・ん」と題して全体を構成し、常設展示室2とその前後の常設展示室1と3の一部を小企画「生誕100年 元永定正展」にあてています。この小企画展についても、「旅」から派生して、作者の「移動」すなわち制作地の変化と作品の関係を問うものとし、全体とのゆるやかなつながりをもたせています。
また、彫刻を主に展示する常設展示室5、小磯良平記念室および金山平三記念室でも「た・び・て・ん」にちなんだ作品が展示されます。担当者は「自由に外に出ていく時間が少ない日々が続きました。そこで、美術館で「旅」の気分を味わってはどうかと考えました。我々には、美術館がある、美術がある、作品があるということで、作品とともに、あるいは作品の中へと旅に出たいと思います」とコメントしています。