「本×まちづくり」本を通じて人をつなぐブックラリーで町おこし!三田市『あきちらいぶらりー』三田市
この2月で37年の歴史に幕を閉じた商業施設『フローラ88』。2024年11月、道を挟んだ向かい側にフローラ88と入れ替わるように新しくオープンした施設があります。
神戸や大阪へもアクセス便利で住みやすいこの街へ子育て世代にどんどん来てもらおうと、地域の開発を担う(株)北摂コミュニティ開発センター(通称:コムス)が開設した複合コミュニティ施設『エキマエアキチ』(三田市)。
1階はレンタルスペースになっていて、子どもお稽古教室やスポーツ競技「ボッチャ」(ボールを投げて点数を競い合う、パラリンピックの正式種目)の体験会、フリースクールなどが曜日ごとに開催されています。
この日は、箱庭療法も体験できるという「喫茶プシュケー」がオープンしていました♪
本を介して人の輪を繋いでいく”ブックラリー”を行っている『あきちらいぶらりー』は、同施設2階「エキマエベース(管理事務所)」の中にあります。
3月10日にオープンしたばかりで、急ピッチで設備などが整えられており、現在寄贈本を絶賛募集中とのこと。
ブックラリーに参加したい人は、①寄贈してもいい本 ②公表できるニックネーム(簡単なプロフィール) ③本の内容についてのメッセージ を準備しましょう。「不要になったから譲りたい」ではなく、「本を通じてつながる気持ち」が必要なんです。コメントは簡素でもまったく問題ありませんが、カードの記入は必須とのことです。
寄贈は何冊でもOKで、開館時間(平日10〜17時)に受付に申し出て「みんなの感想カード」に記入してください。
「読み返すことはあまりないけれど、思い出が詰まった一冊だから他の人にも読んでほしい」「印象深い本だから他の人とも感想を共有してみたい」など、なんでもOK。子育てが終わって処分するには忍びない漫画や児童書もお待ちしています!とのこと(漫画の場合は、シリーズにつき1枚のカード記入で可)。
寄贈者は後日、「みんなの感想カード」で読んだ人の感想を楽しむこともできるという、なかなかに面白い試みでもあります。そのほかにもワークショップや販売、イベント開催権のある「パートナー」さんも募集中。現在は16名ほどのパートナー登録者がいるそうで、順次ワークショップなどを開催されています。
同スペースの利用料は無料で、寄贈本を読んだり、ママさんが子どもと息抜きに訪れたり、小学生が放課後に宿題をしたりと、みんなの居場所になれるスペースを目指しています。
バスケットゴールが設置されたオールウェザーの「スポーツパーク」、「ハラッパーク」も隣接していて、こちらはレンタル料金を払えば、個人でも団体でも関係なく利用することができます。
『エキマエアキチ』は令和8年の夏ごろまで期間限定での開設だそう。「人と自然の博物館」もすぐそばにあるので、子育て世代は立ち寄ってみてはいかがでしょう。利用詳細は、公式サイトやSNSなどで確認することができます。
場所
エキマエアキチ
(三田市弥生が丘1丁目8番)
開館時間
10:00~17:00
※レンタルスペースなどは別途
開館日
平日(土日はお休み)
※レンタルスペースなどは別途
利用料金
「あきちらいぶらりー」利用無料、貸出の場合は登録が必要
・レンタルスペース 5,000円/2時間から
・レンタルデッキ 2,000円/1時間から
・スポーツパーク(オールウェザー)A/B面 各2,000円/1時間から
・ハラッパーク 30,000円/1日
※全て税別
問い合わせ
(株)北摂コミュニティ開発センター
ekimaeakichi@coms-sanda.co.jp