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「五島列島」はなぜ釣りの聖地なのか? 気象のプロ『海ナビ』中の人が解説

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釣りの聖地と呼ばれている五島列島(提供:日本気象株式会社「海ナビ」)

五島列島は、その豊かな生態系と対馬暖流の影響により、釣りに最適な環境が整っているエリア。特に大陸棚が広がる海域は、豊富なプランクトンを生み出し、多くの魚を引き寄せます。今回は「五島列島はなぜ釣りの聖地なのか?」について、気象のプロ『海ナビ』の中の人が詳しく解説します。

五島列島はなぜ釣りの聖地なのか?

キーワードは「大陸棚」と「対馬暖流」です。五島列島の周囲の海域には大陸棚が広がっています。

大陸棚は陸に続く比較的傾斜が緩やかで、概ね水深130m付近までの海底の部分を指し、海中に太陽光が届きやすく生態系を支える植物プランクトンが豊富になるため、動物プランクトンや魚も多く集まりやすいのです。

また、五島列島周辺を対馬暖流が流れています。対馬暖流は、黒潮が東シナ海へ流入する際にその流れの一部が東シナ海を北上したもので、この流れに乗ってプランクトンや暖水の魚も回遊してきます。

津島暖流の影響を強く受ける(提供:日本気象株式会社「海ナビ」)

五島エギングカップとは?

長崎県五島列島の主要な島の中で最も東に位置する中通島で、2022年から開催されている大会です。

開催時期は2023年は11月25日、26日で、エギングで釣りあげたアオリイカの重量を競います。

詳細は公式HPをご覧ください。

なぜエギングカップに参加したのか?

我々は「海ナビ」というサイトを運営しています。その海ナビを『突撃!ヨネスケの釣り旅ch』でおなじみの釣りYouTuberのヨネスケさんが使ってくださっているご縁で、ヨネスケさんが主催されているエギングカップのスポンサーを務めることにしました。

ということで、はるばる五島列島へ向かいました。

海ナビとは?

海ナビ」は、月間200万人が利用する天気防災総合サイト「お天気ナビゲータ」の人気コーナーです。海に特化し、よりピンポイントの釣り場の天気や釣りに役立つ波・潮情報がわかります。

人気ポイント

・10日先まで細かくわかる全国約7500地点の天気予報
・釣果期待度もわかるタイドグラフ
・波・海水温・海流・塩分の予測が動画でわかりやすい海洋予測マップ
・釣果に影響する風向・風速の予測が詳しくわかる風予想・マップ
・漁師にも人気な降水予想と風予想を加えた10日先までの天気図
・予測まで詳しく見られる海水温グラフなど

詳しくは「海ナビ」をご覧ください!

わかりやすいUI(提供:日本気象株式会社「海ナビ」)

中の人の紹介

日本気象株式会社で海レジャー向けのお天気サイトを運営しています。

I:気象予報士。エギング練習中。
S:釣り完全初心者。SNS担当。

東京/大阪から五島まで行ってみた

Iは大阪から、Sは東京から五島列島中通島へ。二人の移動行程は以下の通りです。

長崎港~有川港(中通島)間の高速船の便数が少ないため、それを軸に予定を立てるのがおすすめです。

移動工程詳細(提供:日本気象株式会社「海ナビ」)

いざ会場へ

有川港でレンタカーを借りて車で15分ほどで大会会場へ。中通島は意外と広く、車が無いと移動には苦労します。

スポンサーボードには名立たる釣り具メーカー様の名前がずらり。その中でもひときわ目立つサイズで「海ナビ」のロゴを掲載していただいています!ありがとうございます!

大会会場の横には、綺麗な海が広がっています!五島の海は本当に美しい…。

美しい景色が広がる(提供:日本気象株式会社「海ナビ」)

主催者であるヨネスケさんとパシャリ。

主催者のヨネスケさんと記念撮影(提供:日本気象株式会社「海ナビ」)

受付開始時間になると、大会本部には、参加者の方がズラリと並びました。

受付の様子(提供:日本気象株式会社「海ナビ」)

離島の釣り大会初参加!

大会ではエギングだけでなく海岸の清掃活動も行われました。

これは、主催のヨネスケさんの「釣り人と地元の人々(漁師さんや漁協、地元住民)とのわだかまりを無くし、釣りが気持ちよくできる状況をつくりたい」との熱い想いから大会のプログラムにも組み込まれているものです。

昨今、釣り人のマナー悪化等により釣り場がどんどん減っていることにヨネスケさんは心を痛められており、その現状を何とか打破したいと熱く語っていたのが印象的でした。

海岸の清掃活動(提供:日本気象株式会社「海ナビ」)

五島列島は素晴らしい釣り場の聖地

やはり五島列島は遠かったです…しかし、そこは風光明媚な素晴らしい場所でした。

エギングカップでは、主催のヨネスケさんをはじめ、様々な釣りインフルエンサーの方も集結していて大盛り上がりでした。

ヨネスケさんの熱い想いもお聞きすることができ、我々も釣り関連のサービスを運営しているので、そういった想いや大会を通じていただいた現場の生の声に耳を傾け、サービス向上に努めていきます。

大会の様子や、今年の開催予定については、「第二回五島エギングカップ2023」の開催レポートをご覧ください!

<伊藤宏記・鈴木つかさ/日本気象株式会社「海ナビ」>

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