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命、財産守ろう!交通安全・地域安全 大切なのは「心がけ」 春の運動 釜石で呼びかけ

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 「春の全国交通安全運動」「春の地域安全運動」は6日から10日間にわたり、全国で実施された。新年度のスタートに合わせ、釜石市内でも関係機関が各種活動を展開。新入学児童への交通安全グッズの配布や自転車安全利用の呼びかけなどで、市民の意識や地域の安全安心の向上へ力を合わせた。

春の全国交通安全運動と地域安全運動の合同出発式=6日


 交通安全の面で今年、岩手県は交通死亡事故が多発している。県警によると、事故による死者数は5日現在で15人。前年度期の3倍に上る。

 釜石市内では昨年11~12月に交通死亡事故が2件発生し、計3人が亡くなっている。6日にあった両運動の合同出発式で、釜石警察署の日山良則署長が説明。「尊い命、大切な財産を失うのを1件でも減らすには市民一人一人の心がけが重要。現状を認識してもらい、安心して生活できる地域をつくるため関係機関で連携し活動を」と激励を受け、関係団体が15日まで各種活動に取り組んだ。

釜石小の入学式で新入学児童に交通安全グッズが贈られた=8日


 市交通安全対策協議会(会長=小野共市長)などは市内の9小学校の入学式に合わせ、新入学児童112人全員に交通安全グッズを配布。通学かばんなどに付けるリフレクター(反射材)、交通安全あいうえお表・クリアファイル、黄色いワッペンの4種類を用意した。

 8日、大渡町の釜石小(五安城正敏校長)で入学式があり、同協議会や釜石地区交通安全協会、釜石署の関係者が出席。グッズ一式を詰め込んだ封筒を手にした同署交通課の三浦優樹課長が「交通ルールを守って元気に登校してください」と、新1年生6人に呼びかけた。

新1年生を見守る釜石警察署の三浦優樹交通課長(奥左)


 代表して受け取った菅原一華さんは初々しい声で「はい」と返事。「ルールを守って頑張ります。みんなと一緒に勉強するのが楽しみ」とはにかんだ。

自転車通学をする中学生に啓発チラシを渡す警察官


 同日夕方、新町の沿岸広域振興局周辺で自転車安全利用の啓発活動を行った。毎月8日の県自転車安全指導の日に合わせ、今月始まった自転車の交通反則切符(青切符)制度を周知するチラシを自転車の運転者らに配った。

 活動場所は国道283号沿いの自転車が走行できる歩道で、登下校時に中高生らも利用する。釜石署の署員に声をかけられた釜石中の1年生はこの日、安全走行の講習を受けたばかりで、同制度を認識。テレビなどニュース報道で耳にしていたこともあり、「自転車で車道の右側を走る(逆走)のは危ないから、やらないようにする」「イヤホンは耳が聞こえなくなるのもあるから、使うのは注意する」「また伝えてもらえてよかった。事故を無くすことにつながるから。気を引き締めたい」などと受け止めた。

国道283号沿いの歩道に立ち手持ち看板を掲げて啓発


 また、県警では毎月第2水曜日を「横断歩道の日」としており、新町のジョイス釜石店前の横断歩道近くでも活動。数年前に死亡事故が発生しており、釜石署と連携した交通安全・防犯関係団体の関係者らが手持ちの看板を掲げて注意喚起した。

自転車の交通ルールや青切符制度を知らせるチラシ


 同制度は16歳以上の自転車の交通違反に、反則金納付を通告できる。青切符の対象となる違反は113種類。口頭指導や警告が基本で、従わない場合は反則金を科す。交通事故の原因となるような悪質、危険なケースは摘発対象となる。

 釜石署交通課の三浦課長は「自転車利用のルールが変わったわけではい。形骸化したルールを青切符制度の導入により思い出すきっかけにしてほしい。ルールを守れば、命を守れることがたくさんある。自分自身の意識づけが大事で、周知、浸透させるため指導を中心に行っていく」と強調した。

交通安全や防犯の呼びかけは運動期間にかかわらず継続する


 交通安全運動の重点項目は▽通学路・生活道路の歩行者の安全確保▽走行中に携帯電話を使う「ながらスマホ」の根絶や安全運転の意識向上▽自転車などの交通ルールの理解や順守の徹底。「交通事故死ゼロを目指す日」(10日)に合わせた「ドーナツ運動」なども行った。

 地域安全運動は▽子どもや女性、高齢者の犯罪被害防止▽鍵かけの励行-が重点。関連で、釜石署は8日に釜石市や大槌町の4町内会へ「鍵かけモデル地区」指定書を交付、防犯意識を高めてもらい施錠の習慣化を図った。

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