富山・砺波で愛されて半世紀…陽気な店主とからしマヨが名物な商店街の鉄板焼き店【洋風お好み焼き よっちゃん】2階大広間は大人数宴会もOK
富山県砺波市の名物と言えば…
チューリップを思い浮かべる方も多いでしょう。
水稲の裏作として始めたチューリップ栽培が盛んで球根の出荷は全国トップクラス、毎年春に行われる「となみチューリップフェア」には30万人を超える観光客が全国各地から訪れます。
そんなチューリップと並ぶ砺波の名物、というのは言い過ぎですが、砺波の駅前商店街にあって長い間、市民に愛され続けている名物お好み焼き店があります。
飲食店やホテルが集まる駅前商店街のアーケード通り、チューリップ公園からも車で数分の距離にある「洋風お好み焼き よっちゃん」。
店を切り盛りしているのは、よっちゃんこと中谷與作さん。
ねじり鉢巻きとほがらかな声、陽気なキャラクターが人気の名物店主です。
商店街特有の奥に細長い店内には、左右にテーブル席がずらりと並びます。
テーブルには鉄板がついていて自分で焼くこともできますが、店主のよっちゃんに焼いてもらったものを提供してもらってもOK。地元客のほとんどは後者をチョイスし、アツアツの鉄板からプロの味をほおばります。
よっちゃんが作るのは「洋風お好み焼き」。
一体何が「洋風」なのかというと…
「お店を始めたのは今から50年前。当時、富山県にはお好み焼き屋さんも少なかったし、マヨネーズやフレンチマスタードをかけてるお店は珍しかったから」とよっちゃん。
ソースの上にたっぷりかかるのは、よっちゃん特性の酸味を抑えたマヨネーズとほどよい辛みがクセになるフレンチマスタード。にわかにツンと鼻を抜けるからしマヨネーズは「よっちゃん」のお好み焼きの最大の特徴で、50年前から変わらない人気の味です。
生地に山芋と長芋をブレンドしているのも、創業当時から変わりません。
焼き上がりは分厚いですが、ふっくらしていて口当たりは軽く、腹持ちもいいため食後の満足感も高いお好み焼きです。
ソースは味と香りにこだわり、お好み焼きの本場・大阪からわざわざ取り寄せています。
「若いころ、関西の割烹料理店や寿司店で働いていたから、香りや見た目にはこだわってるの」
笑顔でよっちゃんが教えてくれました。
キャベツや肉などの具が大ぶりなのも食べごたえ抜群で、濃厚なソースとクリーミーでさわやかなからしマヨがふんわりトロ~なお好み焼きとよく合います。
野菜たっぷりの焼きそばに黒毛和牛の鉄板焼きも
お好み焼きと並んで、焼きそばも人気。
こちらも大きめに切ったキャベツや肉がたっぷり入って、ボリューム満点。豚やエビ、イカなど、お好みの具をチョイスできます。
お好み焼きと焼きそばが一緒になった「モダン焼き」や、とろけるチーズとサラミをトッピングした「ピザ玉」など、幅広いラインナップから好みの味をチョイスできるのも「よっちゃん」のいいところ。
小さな子供用にはマスタード抜きを用意してくれるなど、客のリクエストにも柔軟に対応してくれます。
このほか、黒毛和牛の焼肉やサラダ、定食などのメニューも充実。
ヘビーユーザー以外にはあまり知られていないですが、2階には大人数で利用できる大広間もあって、歓送迎会や忘新年会などの宴会にも使えますよ。
半世紀以上にわたって愛される名物のお好み焼き店とあって、3世代にわたって利用する家族連れや帰省したら必ず立ち寄るという若い客も少なくありません。
砺波の名物グルメ、春のチューリップ鑑賞と一緒に楽しんでみては?
【店舗情報】
【洋風お好み焼き よっちゃん】
住 所 富山県砺波市表町14-4
営 業 12:00~24:00(日・祝は22:00まで)
電 話 0763-32-2872
定休日 月曜
駐車場 あり
記事編集:nan-nan編集部