つきたてー!モチモチ食感「おいしいね」 親子で楽しく餅つき 釜石・栗林小PTA
釜石市の栗林小(高橋昭英校長、児童25人)で1月31日、同校PTA(栗澤敬太会長)が主催する恒例の餅つき会が開かれた。親子で協力して餅をつき、おいしく味わった。
児童や保護者ら約50人が参加。例年、餅つきに使う道具(臼ときね)は住民から借りていたが、今年は趣向を変え、陸中海岸青少年の家(山田町)の力を借りた。もち米3.3升(約5キロ)はPTAで用意。いつも通り、地元農家から提供された地域米を使った。
PTAがもち米をふかして準備。粒の形が残る状態からスタートし、大人がある程度ついたあとで、子どもたちにバトンタッチ。低学年は小ぶりで軽いきね、高学年は大人と同じく重たいきねを懸命に持ち上げ、周囲の「よいしょー」「よし!いいぞー」の掛け声に合わせて振り下ろした。
「粒がなくなってるね」と児童が確認して完成。あんこや、きな粉を付けて味わった。「つきたての餅はおいしい」と頬張ったのは佐々叶真さん(2年)。「おいしい食べ方、知ってる?」と友達に声を掛けていた子は、あんこときな粉の合わせ技を発見したことを誇らしげに話しながら笑顔を広げていた。
餅つき会はコロナ禍の影響を考えつつ、一昨年から再開。昨年までは会食を控えていたが、今年はみんなでモチモチ食感を楽しんだ。児童会長の遠野姫瑠さん(6年)は初めての参加。「一人ではできないこともみんなで協力すればできるからうれしい。地域の人と一緒に楽しむ行事が多くて、いいと思う。いつまでも残ってほしい」と、仲間との友情や地域との関係性を育んだ。
栗澤会長は「餅つきや、もち米、つきたてを食べる機会は少ないから、とても大事にしている行事」と価値を強調する。同校は2027年度に鵜住居小との統合が計画されるが、「統合後も地区ごとにPTAのような形は残るはず」と推測。「栗橋地域ならではの行事を続けていきたい」と先を見据える。子どもたち同様、自身も「生まれも育ちも栗林」。地域に根づく活動を通して積んだ経験を次の世代に伝えていく構えだ。