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最初は黄色じゃなかった!銭湯でおなじみ「ケロリン」桶の誕生秘話【富山めぐみ製薬】実はサイズが2種類あるって知ってた?

nan-nan 富山の情報

最初は黄色じゃなかった!銭湯でおなじみ「ケロリン」桶の誕生秘話【富山めぐみ製薬】実はサイズが2種類あるって知ってた?

銭湯などで見かける鮮やかな”黄色い桶”。「ケロリン」という文字が入ったあの桶を見ると懐かしい気持ちになりますよね。若い世代の目には新鮮に映り「レトロかわいい!」と感じる人もいるようです。

 

でも、あの桶が富山の薬の広告グッズであることは、意外と知られていないかも。見た目のインパクトが強すぎて「あの桶そのものがケロリンという名前」だと思ってしまう人もいるようですが、ケロリンとは薬の名前なんです。

 

なぜ、薬の名前が桶に?
なんで黄色の桶なの?

 

…など、改めて知りたい「ケロリン」について、名前の由来や桶にまつわる秘密をご紹介します。

“薬の富山” 痛み止め薬「ケロリン」

ケロリンを製造・販売するのは富山市にある富山めぐみ製薬。明治35年創業の内外薬品など、3社が共同で設立しました。

内外薬品から「ケロリン」をはじめとした医薬品の製造を承継し、卸販売まで幅広く事業を展開しています。

解熱鎮痛薬「ケロリン」

こちらが、富山の置き薬として親しまれている解熱鎮痛薬の「ケロリン」。誕生したのは1925(大正14)年で、2025年で100年を迎えた超ロングセラー商品です。

大正モダンなパッケージからは親しみと歴史を感じますよね。

ケロリンを世に出したのは内外薬品の初代・笹山林蔵氏。和漢薬が主流だった時代に、フランスから輸入したアスピリンに桂皮を配合した薬は「効き目が早い」などとたちまち評判になり、全国に普及していったのだそう。

ケロリンの名前の由来は…

「ケロリン」という名前の由来、実はハッキリとは伝わっていないんです。

富山めぐみ製薬の笹山敬輔社長によると「ケロっと治るからケロリンなのではないか、というのが有力」とのこと。

出荷したあとの品質管理も徹底

医薬品には使用期限が設定されています。

富山めぐみ製薬では、製造から3年経っても薬の成分が保たれているのかなど、安定性を検証。作るだけでなく、出荷した後もしっかりと品質管理をしているのだそう。

黄色いケロリン桶はこうして誕生した!

…と、ここまでが薬の「ケロリン」のお話。ここからは銭湯でおなじみの黄色いケロリン桶のヒミツに迫ります。

この黄色い桶が誕生したのは東京オリンピックが開催される前の年、1963(昭和38)年のことでした。商品を宣伝するための広告として銭湯に置かれ、たちまち「ケロリン」の名前を全国に広めました。

 

しかし意外なことに、誕生当時は黄色ではなかったのだそう。

初代のケロリン桶、実は白だったんです。

こちらも清潔感があっていいと思いますよね。でも、銭湯で使い続けるうちに水垢などの汚れが目立つようになってしまったんだとか。

 

問題を改善すべく赤や青など様々な色の桶を試作したところ、1番キレイで広告としても目立っていたのが黄色だったのだそう。

白い桶はわずかな期間しか出回らず、今では「幻のケロリン桶」とも呼ばれているそうです。

ケロリン桶は群馬で作られていた!

工場長 新井則昭さん

ケロリン桶を製造しているのは、群馬県高崎市で食器製造を手掛ける「関東プラスチック工場」。1日に250個ほどを生産しています。

桶の角にあるとがったところを、ひとつひとつ手作業で研磨するなど、丁寧な作業で作られています。

ケロリン桶にはサイズが2種類ある!?

左が関西版 右が関東版

実はケロリン桶にはサイズ違いで2種類あるのをご存知でしたか?

写真左の、小さめで浅い桶が関西版。そして写真右の大きくて深さのある桶が関東版です。

なぜ使う地域で分かれているのかというと、関西特有の文化が関係していました。

 

関西では、湯船からお湯をすくって体にかける「かけ湯」の文化が一般的。初めに作られた関東版では重くてかけ湯がしにくかったため、片手でも使いやすい小ぶりな関西版が生まれたのだそう。覚えておくと面白い豆知識ですね!

次の100年に向けて

富山めぐみ製薬 社長 笹山敬輔さん

誕生から100年が経った解熱鎮痛薬ケロリン。現在では様々なキャラクターとコラボした桶のほか、タオルやキーホルダーなど多彩なグッズも展開しています。

 

「若い世代にもケロリンを手に取ってもらえるように、まずはグッズからケロリンを知ってもらったり、親しみを持ってもらえたら」(富山めぐみ製薬 笹山敬輔社長)

様々なグッズ展開を通して、薬も桶もこれからもたくさんの人に親しまれる存在になっていきそうです。

出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
   2026年4月7日放送
記事編集:nan-nan編集部

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