【衝撃】人生初の「スタミナ破滅系ラーメン」が超強烈だった
日本で最も愛される国民食の1つ、それがラーメンである。ラーメンの味が、しょう油・しお・味噌だった時代はとっくに終わり、今日もどこかで新たなラーメンが産声を上げているに違いない。
そんな中、いま最もすごそうな『スタミナ破滅系ラーメン』をあなたはご存じだろうか? スタミナラーメンとスタミナ系は存じているが “破滅系” とは……? これは確かめに行くしかあるまい。
・スタミナ破滅系
そもそもの「スタミナラーメン」とは、茨城県や埼玉県、奈良県などで食べられているご当地ラーメンのことである。私自身も茨城県でスタミナラーメンを食べたことがあるが、熱々のあんかけが特徴的な一杯であった。
一方、現在の「スタミナ系」はやや方向性が違い、ニンニク・背脂・ニラなどをたっぷり使ったパンチのある味わいがその特徴。ワシワシとした極太麺であることも現在の「スタミナ系」なのだろう。
で、パワーワードにも程がある『スタミナ破滅系ラーメン』は、どうやら「スタミナ系」の進化系のご様子。それにしても “破滅系” とは……! 名付けのセンスの良さに震えずにはいられない。
・護什番
さて、その『スタミナ破滅系ラーメン』を提供しているのは、護国寺にある『らーめん 護什番』というお店。護国寺駅以外では、東京メトロ雑司が谷駅も徒歩圏内だ。
ショート動画で流れて来た『スタミナ破滅系ラーメン』というパワーワードはもちろんこと、ラーメン自体のビジュアルもインパクト絶大。というわけで『らーめん 護什番』に急行した。
それではさっそくご紹介しよう。2025年12月現在、もっとも破壊力がありそうなラーメンが『スタミナ破滅系』こと……
旨辛痺麺(うまからしびめん)である!!
その強烈なビジュアルには、ただただ圧倒されるばかり。にんにく・ニラ・唐辛子・豆腐・牛すじなどに加え、トッピングの「うずらの卵」が破滅っぷりに拍車をかけているではないか。
また「旨辛痺麺」のネーミングからわかる通り、従来のスタミナ系に山椒の痺れを加えたのが『スタミナ破滅系』らしい。いずれにせよ、ここまで破滅を予期させるラーメンはちょっとないだろう。
・破滅しそうなウマさ
で、気になるお味はとにかくにんにくのパンチ力がすごい! 生の刻みにんにくに加え、スープにはローストしたにんにくも入っており、食べ終わった後は1日中にんにくの支配から逃れられなかった。
と思いきや、スープは意外とテクニカルで濃厚な旨味ではあるものの、決して重たくはない。山椒も「ビリビリして味がわからない」ということはなく、痺れがメインのラーメンでは無かった。
また存在感のあるワシワシとした極太麺もスープに負けておらず、牛すじの煮込みがウマい! 辛さは「ほどほど」といったところで、辛さと痺れに旨味が負けていなかったのは好印象だ。
なお「旨辛痺麺」にはライスが必須かもしれない。具をのせてご飯をかき込むと、ビビるほど米がウマい!! 逆説的ではあるが衝撃を喰らいまくった舌は、ライスをとてつもなく美味しく感じた次第だ。
いずれにせよ「旨辛痺麺」はとんでもない破壊力であり『スタミナ破滅系』の名に偽りは無かった。私と同じく破滅したい人は、ぜひ『らーめん 護什番』まで足を運んでいただきたい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 らーめん 護什番
住所 東京都豊島区雑司ヶ谷1-30-15
時間 ランチ11:00〜14:30 / ディナー17:30〜20:00
定休日 木。隔週で水
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.