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【徹底比較】自転車用チェーンオイルのおすすめランキング30選|潤滑性や耐久性などをプロが検証

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【徹底比較】自転車用チェーンオイルのおすすめランキング30選|潤滑性や耐久性などをプロが検証

ロードバイクのチェーンの動きを滑らかにしてくれる「チェーンオイル」。雨や泥などによるサビも防ぎ、自転車の手入れに欠かせないアイテムです。そこで、初心者でも使いやすいドライタイプとウェットタイプに注目し、検証を実施。セミウェットやセミドライを含めたチェーンオイル30製品を集め、おすすめランキングを決定しました。


※情報はthe360.life2021年9月18日配信時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

快適な走りに欠かせない!自転車用の「チェーンオイル」

ロードバイクやクロスバイクなど、自転車のメンテナンスに欠かせないのが「チェーンオイル」です。

チェーンオイルとはいわゆる潤滑油のことで、「チェーンルブ」とも呼ばれています。チェーンの動きをスムーズにして摩擦をできるだけ減らし、快適な走りを実現してくれるだけでなく、雨や泥からチェーンを守り、サビによる劣化を防ぐことができます。

チェーンオイルを注さないとどうなる?

さてチェーンにオイルを注さないとどんなことになるのでしょうか?

1:サビが出る
2:音が出る
3:変速が決まらなくなる
4:ペダルが重くなる
5:チェーンが伸びる
6:チェーンの構成部品であるピンが摩耗する
7:チェーンに関連するさまざまなパーツの寿命が短くなる
などが挙げられます。

とくに「7」が大変で、パーツをあれこれ交換すると高額出費になってしまいます。またフロントの変速は、金属パーツ同士で擦れるので錆びやすく要注意です。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

「チェーンがサビる」は個人的には論外です。ここで紹介しているどのオイルでも、なんならオリーブオイルでもサビは防げますよ、と思っています。海岸に住んでいる人の自転車はとくに大変ですが……。


そもそも自転車のチェーンの構造って?

チェーンはほぼ100%金属でできています。コマと呼ばれるものがピンによってつながれており、コマはアウタープレートとインナープレートと呼ばれる部品でできています。金属でできているのでサビやすく、それを防ぐため、チェーンオイルが必要となります。

最近では多段化が進んで、チェーンの幅が薄くなってチェーンの耐久性が少し下がっているように感じます。

じつは新旧のチェーンを比べてみるとチェーンが伸びているのが観察できます。前のギア(フロントチェーンリング)や後ろのスプロケットのギアは、新品状態に合わせて刃が設計されています。

チェーンが摩耗で伸びてしまうと、伸びたチェーンによってギアが削れてしまいます。チェーンオイルが切れた状態で乗ればギアの摩耗はさらに促進されてしまいます。

ギアが削れてしまうと、新品のチェーンに交換しても、元の変速性能は望めません。全部のギアを交換となると結構な出費になるので、チェーンは伸びる前に交換しましょう。

目安は3000Kmと言われています。が、これはメンテナンスの頻度でかなり変わるので、チェーンチェッカーを使いましょう。

下のようなチェーンの伸びをチェックする器具があれば、8、9速は1%、10速は0.75%、11速は0.5%が交換目安です。

シマノ(SHIMANO)
チェーン伸びチェッカー
TL-CN42 Y12160000
実勢価格:2520円

なおオイルも大事ですが、掃除も大事です。チェーンオイルを指すのは当たり前ですが、チェーンについた汚れ 特に金属粉や砂などはチェーンの摩耗の大敵。それをしっかり落とすことも、チェーンオイルを差すと同じぐらい、もしかしたらそれ以上に大事です。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

「チェーンが伸びる」って表現しますが、正確に表現するならば「コマが摩耗で削れる」です。金属のプレートが伸びるほど、人力はパワーが無くなると思います。だから摩耗を防ぐために、潤滑油が必要なんですよ。


自分に合うのはどれ?チェーンオイルの種類を解説

走行の快適さに関して重要な役割を果たすチェーンオイルですが、タイプは様々。それぞれ配合成分も異なるので、選ぶ際には正しい知識が必要となります。

そこでまず、どんなタイプがあるのか具体的に見ていきましょう。

晴れの日用の「ドライタイプ」

近場のツーリングやポタリングに向いているのがドライタイプです。初心者がまず1本買うなら、このタイプがおすすめ。ドライタイプの特徴はサラサラしていること。そのためゴミやほこりがチェーンに付着しにくく、メンテナンスがしやすいというメリットがあります。

ただし水分に弱く雨で流れ落ちやすいため、雨の中で走った後は再度オイルを注す必要があります。また蒸発しやすいため、長時間のライドにはおすすめできません。

晴れの日に舗装されたキレイな道を走ることが多いという人なら迷わずドライタイプを選びましょう。

長距離や雨天に強い「ウェットタイプ」

長距離やオフロード、雨天時のライドが多い人、また通勤通学に自転車を利用する人におすすめなのがウェットタイプです。

ウェットタイプの特徴は粘性が強く、耐久性が高いことです。雨や泥に強く道悪もOK。さらに蒸発もしにくいため、ドライに比べてオイルの注入頻度が少なくて済むというメリットがあります。

反面デメリットとしてはほこりが付きやすく、チェーンが汚れやすいこと。ドライに比べて掃除が大変です。

間をとった「セミドライ・セミウェット・ワックスタイプ」

ドライタイプやオイルタイプの中間の性能を有したセミドライとかセミウェットというタイプもあります。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

こればかりは、同メーカーでセミドライ(セミウェット)が発売されていたら同メーカーのウェットとドライの中間の性能を有する、と考えるしかないです。今回は、メーカーで謳っている、ドライ、ウェット、セミドライ(セミウェット)でランキングしました。


初心者は要注意!「KURE5-56」だけの使用はNG

よく注油のつもりで「KURE5-56」だけを使用する人がいますが、これは大間違い! 「KURE5-56」はチェーンオイルとしては必要な耐久性がありません

また、経験上、プラスチックやゴムパーツを僅かですが劣化させるので少し奮発したスポーツ自転車には使わないほうが無難です。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

安価だし、手軽だし、チェーンにオイルが無いよりはマシですが、もっと良いものを選ぶべきです!


チェーンオイルの成分についても知っておこう!

さて、チェーンオイルにはどんな成分が入っているのでしょうか? 基本的な知識を押さえておけば商品選びに役に立つので、ここで簡単に説明しておきましょう。

基油

基本となる油で、大別すると鉱油と合成油があります。一般に合成油のほうが高価で高性能になります。

添加剤

基油に様々な添加剤を加えることで、潤滑性や耐久性、粘性を調整します。

PTFE・フッ素

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やフッ素はフライパンのテフロン加工で良く知られた成分です。これを含むオイルは耐久性に優れています。オイルでチェーンをコーティングすることで腐食や傷、摩耗などからチェーンを守ってくれます。

セラミック

潤滑性に優れた成分で、チェーンの摩擦を減らし、滑らかな走行を可能にしてくれます。ただしこの成分が含まれているオイルはややお高めになります。

メーカーの商品解説に出てくる「水置換性」ってなに?

雨や洗車でチェーンが濡れて水分が残っている状態でも、水を追い出して潤滑・防錆被膜を形成する性質。この性質を備えたオイルは、濡れた状態でもそのまま注油をすることができるわけです。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

最近の洗車の流行りは「水なし洗車」だったりしますが、相当に汚れてしまったときは、仕方なく優しく水を掛けながら中性洗剤とか専用ケミカルで洗ったりもします。そういった際は、洗車後にチェーンだけでなく、ちょっとした可動部分に、水置換の極浸透とかのオイルを使うといいかもしれません。ただ、回転部(ハブ、BB、ヘッドパーツ、ペダルシャフトなど)のベアリングが入っている箇所にしつこく注油すると、元々注入されているグリスを流してしまうこともあるので、気をつけましょう。


チェーンオイルには2つの注油タイプがある

もうひとつ知っておきたいのがチェーンオイルの注油タイプ。注油方法は大きく2つの種類があります。

1:ボトルタイプ

ボトルを押して注油するタイプです。チェーンにピンポイントで注油できるので、不要な部分へオイルがかかる心配がありません。

2:スプレータイプ

噴霧式で手軽にチェーンにオイルを注油できるタイプです。簡単に注油ができるので、とくに初心者におすすめ。ただし不要な部分に飛散してかかってしまう可能性もあるので注意が必要です。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

個人的には、ボトルタイプ一択です。チェーンの「一コマ、一コマ」に「たらーり、たらーり」するのが、面倒に感じないどころか、好きだったりします。スプレーは直接吹きかけると、どうしても飛び散るので、注油したくないブレーキやリム(ブレーキローター)などに付かないか気を使うほうが面倒に感じます。ディスクブレーキの場合は、ブレーキパットにオイルが着くとなかなか面倒だったりします。逆にスプレーは、大まかな汚れを飛ばしてくれたりするのが良い点です。大量に使えば、ディグリーザー(油、汚れ落とし)を使わずに短時間でチェーンをきれいにできる上、ディグリーザーとの相性を考慮しなくてもいいのも◎です。


潤滑性や耐久性をチェック! チェーンオイル30製品を検証

それでは具体的に、チェーンオイルの選び方を義村氏に解説してもらいましょう。同時に以下の1~4に関しては今回のランキングの採点ポイントとなります。

1:潤滑性(配点30点)

注油することでいかにスムーズに、快適に走れるか、というポイント。チェーンオイルは粘度が低い、つまりサラサラしている方がスムーズに走れます。同じタイプの中でも粘度が異なるので、走りのスムーズさに差が出てきます。(写真では一番右が粘度の低いオイルです)

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

粘度のほか、添加剤の種類とか配分量でも変わるのでカオス!


2:耐久性(配点30点)

耐久性とはオイル持ちが良いかどうか、というポイントです。チェーンオイルは粘度が高いほど長時間走っていてもオイル切れが起こりにくいと言えます。つまり耐久性と「1」の潤滑性はある程度相反する性質ということになります。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

粘度のほか、水との親和性(=親水性)、浸透性とかでも変わってくるので要注意です。


3:注油のしやすさ(配点20点)

注油するときに液がこぼれないか。初心者でもピンポイント注油ができるかなど、扱いやすさを採点しました。

4:コスパ(配点20点)

チェーンオイルの内容量はまちまちで、優れたオイルなのに量が少なかったり、量は多いのに性能はいまひとつだったりします。このポイントでは性能と内容量を比較し、お得度を採点しました。

通販で購入する際のポイントは?

チェーンオイルは実際に使ってみないと、なかなか性能を知ることができません。そのため商品を買うかどうか迷ったときにはレビューをチェックしてみるのもオススメ。

レビューでは「1日100km以上走っても問題なし」など耐久性に関する実走報告や、「雨天で一気に汚れが付く」などのデメリットも多数寄せられています。自分が走る状況に近い報告を探して参考にしてみてください。

それではお待たせしました!「ドライ」と「ウェット」、その中間「セミウェット・セミドライ」のタイプ別に、自転車用チェーンオイルの最新版全30選のランキングをご紹介していきます。

自転車用チェーンオイルランキング【ドライ部門6選】

まずは、「ドライタイプ」の製品ランキングから。ここでは、6つのおすすめ商品を紹介します。

初心者でも注油しやすい KURE「No.1602」

KURE(呉工業)
自転車専用チェーンルブドライ No.1602
実勢価格:1180円
成分:潤滑セラミックス(ボロン)、PTFE(フッ素樹脂)、エステル化学合成油、防錆剤、石油系溶剤
内容量:130ml

▼採点評価

KURE(呉工業)「自転車専用チェーンルブドライ No.1602」は、通販サイトで第1位を獲得したオイルです。成分にセラミックが含まれているので高級オイルといって良いでしょう。

使い方は「一度目の塗布→乾燥→拭く→二度目の塗布」。手間が多少かかるのでマメな人向きだと言えます。

他の商品に比べ、油が出過ぎず注油しやすいのが特徴の一つ。耐久性に関してはドライタイプの中でもやや低めですが潤滑性は抜群です。

レビューでは「60km程度の走行なら問題なし」「100km以上では油切れが起きる」といった報告がなされていました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

このオイルはCRC-556の販売元の呉工業製。自転車専用オイルの発売としては後発なので、各社のオイルの良いとこ取りがなされています。内容量と価格を見比べてややお高めと感じる人がいるかもしれませんが、セラミックを含むなど性能的には抜群ですね。頻繁にコマ目に注油するのが苦にならない人、スムーズな走りを追求する人にオススメします。個人的には、ロードバイクには(今後変更があるかもしれないが)このオイルがいい、と思って愛用しています。少し乾燥する時間が必要なので、走る直前ではなく余裕を持って、あらかじめ注油するようにしましょう。


汚れの付きにくさではダントツの「EVERS PRO」

宝商
EVERS PRO(エバーズ プロ)
オイル カーボンチェーンスプレー “DRY"
実勢価格:1400円
成分:炭化水素系合成油・フッ化カーボン等
内容量:100ml

▼採点評価

EVERS PRO(エバーズ プロ) 「オイル カーボンチェーンスプレー “DRY"」は耐水性、防汚性に優れた全天候対応のドライ系スプレータイプのオイル。オフロード、オンロードともに使用可能ですが、ベトつかず汚れが付着しにくいので、とくにオンロード派におすすめです。

成分にはフッ化カーボン潤滑剤を配合しており、優れた潤滑性と耐磨耗性を実現。ペダリングロスを減らし、快適な変速を可能にします。

レビューでは「ホイールが汚れにくい」「他のチェーンルブに比べて全然汚れが付かない」など、防汚性を高く評価するものが多く見られました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

ドライタイプには珍しいスプレータイプです。ノズルで奥まったところにピンポイントで噴霧することができます。100mlでこの値段はやや割高ですが、もうワンサイズ大きいボトルならもう少し割安になります。EVERSは、さまざまなタイプがありますが、これをまず試してもらいたいです。同メーカーでウェットタイプなども揃えれば梅雨時などにも対応でき、1年中使うことができます。個人的にはボトルのほうがムダはが少ないので好みですが、スプレータイプだとウエスでカバーしながらオイルを吹きかけてそのウエスで余分を拭き取るのが一般的な使い方かな? その場合メンテナンスにかけるトータルの時間は少なくなると思います。想像以上にスプレータイプは拡散するので、リムやディスクローターなどブレーキ面にはかからないよう十分注意しましょう。


定番だけどコスパでやや減点「FINISH LINE」

フィニッシュライン(FINISH LINE)
ドライ テフロン ルーブ プラボトル
実勢価格:965円
成分:Synthetic IsoparaffinicHydrocarbonPolyalfaoelphin oil
内容量:60ml

▼採点評価

フィニッシュライン(FINISH LINE) 「ドライ テフロン ルーブ」は、優れた浸透性と潤滑性を備えたオイルです。フタが2重になっていて、液漏れの心配や小さい子どもが誤って液に触るがありません。

フィニッシュラインはラインナップが豊富なので、細かいシチュエーションに対応することができます。

レビューでは「チェーンが軽くなる」「汚れにくい」といた高評価が目立ちました。ただし価格の割に内容量が少なく、コスパの点では1位商品に劣るという採点になりました。ただしかなり大きめのボトルも売っており、そちらを買えば割安になります。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

昔からあるチェーンオイルの定番ですが、潤滑性能に関しては個人的には1位商品のほうが一段上のように感じます。汚れにくさは、呉やEVERSのほうが数段上。そのぶん耐久性があるように感じます。フィニッシュラインの蓋の空け方は独特なので、知らないとちょっと戸惑うかもです。なお溶剤系成分が入っているので塗布前に前の油をしっかり落とすことが大切です。ただ、マイクロプラスチックが問題になっている昨今ですが、セラミックは兎も角、テフロンってどうなんでしょう?


低粘度で走りやすいふだん使いのオイル「AZ」

AZ(エーゼット)
B1-003 自転車用 チェーンルブ クリーン
実勢価格:1167円
成分:WAX、PTFE
内容量:110ml

▼採点評価

AZ(エーゼット)「B1-003 自転車用 チェーンルブ クリーン」は、汚れにくく、通勤・通学や街乗りなどのふだん使いにぴったりの商品です。

レビューでは「粘度はほぼゼロ」、「汚れない」「見た目のきれいさが長時間持続」などの好評価の反面、「低気温下ではワックス成分が固まる」「チェーンノイズが増しやすい」といったデメリットも報告されていました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

ドライなのかな? もはや分類もカオスです。呉やフィニッシュラインと比べるとたっぷり使えるコスパのよいモデル。頻繁に注油する人、注油が好きな人でコスパを気にする人にオススメします。さらっとしていてホコリをつけにくい性能はピカイチ! スーツでの通勤など、裾を汚したくない人にオススメ。よく振ってから使いましょう!


ややお高めだけど高性能「Muc-Off」

Muc-Off(マックオフ)
ドライセラミックルブ
実勢価格:2380円
成分:セラミック
内容量:50m

▼採点評価

Muc-Off(マックオフ)「ドライセラミックルブ」は、セラミック配合のドライタイプです。50mlで2千円ちょっとと価格はややお高め。

「過酷なオフロードでも使える」との商品説明がありますが、レビューでは「持続性が低い」「頻繁に注油が必要」といったものが目につきました。

一方で「チェーンの回転が軽くなった」「チェーンの音鳴りがほぼなくなった」などの好評価も寄せられていました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

性能はいいが、問題はコスパ。呉の2倍。AZの4倍の価格をどう考えるか?が問題です。すべての性能が呉の2倍あって、それが感じられるならばいいのですが……。週1回注油するとして、毎週ロングライドで200km走るなんて人にはオススメ。一方コスパ重視で、毎週累計200kmぐらいならば、フィニッシュライン。毎週100km未満ならば呉。毎週50km未満ならばAZというのが正解では? いずれにせよドライタイプはこまめな注油が必要です。UVライトで光るので、ちゃんと注油できているか目視で確認することができます。やや半透明緑色のようなカラーをしていますが、下の写真のように、ここで紹介している同メーカーマックオフのオイルで比べると一番(気味が悪いほど)UVライトで光ります!


幅広い用途で使用できる「Muc-Off」

Muc-Off (マックオフ)
ドライルブ(DRY LUBE) 50ML
実勢価格:1320円
タイプ:ドライ
内容量:50m

▼採点評価

Muc-Off (マックオフ)「ドライルブ」は、乾燥したロードコンディションにおすすめのルブです。

ロード、シクロクロス、MTBと幅広い用途で使用可能。浸透力に優れているためチェーンのリンク部分までしっかりと浸透し、スムーズなギアチェンジとチェーン駆動を実現してくれます。

また生分解性の成分を採用し、地球環境に配慮した商品となっています。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

マックオフのやや安いバージョン。添加剤にセラミックが入っていません。セラミック入りと比べると、ほんの「ちょっと」その差をかんじますが、その「ちょっと」をどれぐらい重視するか、だと思います。粘度はマックオフ間ドライでは同じぐらいですが、こちらがセラミックっぽい白色です。マックオフ製品はドライに限らずどのモデルも不自然なほどいい香がします。「チェーンが馴染んできた」と感じるならば、セラミック添加剤のオイルから切り替えてもいいかもしれません。


自転車用チェーンオイルランキング【ウェット部門17選】

続いては「ウェットタイプ」17製品のランキングです。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

ドライと比べると、耐久性があるのがウェットです。雨でオイルが流されない耐久性、注油頻度が少なくて済む持続性がメリット。逆に弱点は汚れやすいという点。汚れを気にしないのであればウェットでも良いでしょう。ただし、砂とかセラミックとかと汚れは、コンパウンドという点で似ている点があるかもしれませんね。


通勤・通学に超おすすめの「Muc-Off」

Muc-Off(マックオフ)
wet lube(ウェットルブ)50mlブラック 867US
実勢価格:858円
成分:植物油、脂肪酸エステル
内容量:50ml

▼採点評価

すべての項目で高得点となったのがMuc-Off(マックオフ)の「wet lube(ウェットルブ)50ml」でした。

※画像はAmazonより

粘度の高い潤滑油です。とくに通勤、通学など毎日使用する人へおすすめです。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

マックオフのウェットです。同メーカーで、後述するセラミックが入ったプレミアムモデルもあります。また、容量が多い下記のようなお得製品もあります。


Muc-Off(マックオフ)
wet lube(ウェットルブ)
120mlモデル
実勢価格:2178円

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

同容量(120ml)で比べると2178円(セラミックなしキャップ青)と3100円(セラミックありキャップピンク)です。個人的にはこの価格比は許容できません。今回の商品では逆なのですが、セラミック添加剤入の小容量を買いしばらく走ってセラミックでチェーンの金属表面を整えた後は、セラミック無しでもいいんじゃないか? とか考えています。


回転が違う!「C3 WET CERAMIC LUBE」

Muc-Off(マックオフ)
C3 WET CERAMIC LUBE 120ml
実勢価格:3100円
内容量:120ml

▼採点評価

Muc-Off(マックオフ)「C3 WET CERAMIC LUBE」は、セラミックを配合したウェットコンディション用チェーンルブ。成分としてはチェーン効率アップ効果のある窒化ホウ素も含有。過酷なコンディションに強く、耐久性と長距離性能に優れています。

※メーカー公式HPより

なおUVトーチを付属しており、塗布範囲をチェックできるのも便利です。ただ価格がかなり高めなので評価が分かれる所でしょう。レビューでは「回転が違う」と高評価が目立ちました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

マックオフはいい香りがします。こちらのオイルはキャップの色と同様のピンク色。粘度に関しては、マックオフはほぼ変わりがありません。ドライではセラミック入りを高順位にしていますが、ウェットでは、ものぐさな方が多いかと思い、頻繁に注油するというコスパを評価にしています。


使いやすさに優れている「Wako's」

和光ケミカル
ワコーズ(Wako's)
CHL チェーンルブ
浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310
実勢価格:1635円
成分:高度精製ケロシン/フッ素樹脂、潤滑油基油、潤滑油添加剤
内容量:180ml

▼採点評価

ワコーズ(Wako's)「CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310」は、フッ素樹脂系固体潤滑剤を配合で、長期潤滑性・耐摩耗性・耐水性に優れた商品です。

1位商品もそうですが、水置換性(チェーンに残った水分を追い出し、オイルが定着する性質)があり、雨の日の使用でも水分が乾ききるのを待たずに使用ができます。

スプレー式ながらノズル性能がよく、狙った個所に噴霧できるのも高評価。一方で欠点は価格がやや高めだということです。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

フィニッシュラインの赤ボトルと共にバランスがとれたベンチマーク的な製品。こちらの製品はスプレータイプでチェーン以外にもディレイラーのバネ部分など要所に使える汎用性が◎。ウェットの割に低粘度なので、汚れにくいのが特徴でしょうか。これを使ってみて、自分の乗り方、メンテナンス頻度、潤滑性、耐久性、汚れ方などで足りない部分を模索してみるのが、チェーンオイルを使いこなす近道かもしれません。自転車専用の服などで本格的に乗るローディの方、汚れよりも性能重視な方におすすめです。個人的には、自分のバイクにはスプレータイプは使いませんけどね。室内でも洗車ができるWAKO‘Sのフォーミングマルチクリーナーなどの汚れ落としなど自転車のあらゆるケミカルのメーカーを揃えられるのもWAKO’Sのいいところです。


ウェットに求める性能の定番「FINISH LINE」

FINISH LINE (フィニッシュライン)
セラミックウェットチェーンルーブ
実勢価格:1495円
内容量:60ml

▼採点評価

FINISH LINE (フィニッシュライン) 「セラミックウェットチェーンルーブ」は、定番中の定番。ウェットタイプで耐久性に優れたオイルです。

ただし内容量の割に価格が高く、ややコスパの点で評価を下げました。なおこちらは60mlタイプで携帯性に優れており、ロングライドの際に便利ですが、お得な120mlタイプも発売されています。

レビューではキャップが壊れた、キャップが外れやすいなどの報告が多数寄せられていました。編集部に届いたものは問題なく使えましたが、キャップ構造には改善の余地がありそうです。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

兎に角、耐久性重視。雨の日の一発ロングライドやオフロードなどにオススメです。ウェットなので、ドライタイプと比べると砂埃で使用後にチェーンがやや汚れます。セラミック無しタイプも定番です。セラミック?(白い粉末)が沈殿するので、よく振ってから使うようにしましょう。個人的にはマウンテンバイクにこれを使っていた時期が今のところ一番長いかな、お世話になりました~。


粘度が高めの「LSベルハンマーゴールド」

スズキ機工
LSベルハンマーゴールド原液ボトル
実勢価格:2614円
成分:鉱油、防錆剤、減摩剤
内容量:80ml

▼採点評価

スズキ機工「LSベルハンマーゴールド原液ボトル」は、やや粘度が高めのオイルです。自転車以外にバイク、チェーン、リール、自動車、スライドドア、ガレージ、シャッターなどにも使えます。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

自転車ではなく、オートバイやオートモービルで話題になったオイルです。アメリカっぽい名前ですが、スズキさんの鈴=ベルが由来の日本国産です。自転車で使うと、これまでにないちょっとした「不思議」を感じるオイルです。個人的には、ワコーズ ラスペネと、ワコーズ チェーンルブの組み合わせかな?と感じています。ラスペネみたいに、錆付いたパーツを外すなどの用途にも使えます。浸透力とかコーティング力とかがすごいので、万が一、ブレーキパッドやブレーキローター、リムブレーキのリムに付着した場合は、除去が困難な点(=メンテナス技術を要する)でマイナス評価しました。


ペダリングが抜群に滑らかになる「タクリーノ」

タクリーノ
チェーンオイル MAHOU 70ml リキッドタイプ
実勢価格:2300円
成分:極圧添加剤
内容量:70ml

▼採点評価

タクリーノ「チェーンオイル MAHOU」は、金属表面に強力な油膜を作り、金属同士の接触をクッションのように和らげる「極圧添加剤」を50%配合したオイルです。ペダリングが滑らかになり、消音効果も期待できますが、反面パワーロスが生じることも。

レビューでは「200~300キロ走行でもチェーンが重くならない」「音が静か」などおおむね高評価でした。

また「鼻につく臭いがないので室内保管も可能」というものも。ややお高めですが、ぜひとも1本持っておきたいオイルです。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

古くは「SUPER LUBE」、最近だと「ベルハンマー」あたりでよく聴くようになった「極圧」! 超極圧なんて謳っている製品も! 隙間に入り込む能力が高めなので、チェーンの本当にオイルがほしいところにちゃんと届いてくれそうです。ベルハンマーと似ている粘度、および傾向があると感じています。


レビューで☆5がずらりと並ぶ「ケイテン」

ヴィプロス(Vipro's)
高性能自転車用チェーンオイル 
ケイテン ウエス1枚付属
実勢価格:2150円
内容量:60ml

▼採点評価

ヴィプロス(Vipro's)「ケイテン」は高性能オイルmuon(ムオン)の潤滑性能を受け継ぎつつ、チェーンの「軽さ」や「汚れにくさ」に着目して開発された超浸透型低粘度オイル。注油直後からスムーズな潤滑性能を発揮します。

60mlで2000円越えとやや価格は高めですが、通販サイトでは「油膜の保持力、汚れ具合、音、シフトの滑らかさどれをとっても一番」、「音が無音に近い」「本当にペダルが軽くなった」など☆5の絶賛レビューが多数見られました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

とてもよいオイルですが、ここで紹介するのにはちょっとお高め感があります。静音性に特化させたいという人におすすめです。なお今回は取り上げませんでしたが、同社の高性能オイル「muon(ムオン)」もかなり話題になったオイルです。ベルハンマーと似たような傾向にありますが、粘度が若干ゆるいです。


3本入りでお得な「GOKISO」

GOKISO
固体潤滑チェーンオイル+ プラス
実勢価格:2530円
成分:植物油、脂肪酸エステル
内容量:20ml×3本

▼採点評価

GOKISO「固体潤滑チェーンオイル+ プラス」は、3本入りで1本あたり800円台と比較的コスパが良いオイルです。

オイル中には固体潤滑材の微粒子が含まれ、チェーンプレート内部やチェーンとギアの間でベアリングの球のような役割を果たし、チェーンの駆動抵抗を減らしてくれます。

さらに分子構造の異なる二種類の特殊テフロン樹脂を配合することで、金属への密着性を向上させています。

ロード以外に、雨の日やMTBやシクロクロスなどのオフロードでの使用にもおすすめです。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

超高級高性能ハブの国産メーカーGOKISO! のフラッグシップハブは65万9000円(税込み72万4900円)! 60万円以上ですからね。庶民にはおいそれと手が届かない値段です。このチェーンオイルは、そんなゴキソを冠したチェーンオイルですが、お安いです。こちらは庶民でも買えます。また、容量が小さくパッケージされているので、ロングライドの際に携行して、こまめに注油できるのがとってもいい点。


過酷なオフロードで実力発揮の「EVERS PRO」

EVERS PRO(エバーズ プロ)
オイル カーボンチェーンスプレー “WET"
実勢価格:1345円
タイプ:ウェット
成分:炭化水素系合成油・フッ化カーボン等
内容量:100ml

▼採点評価

EVERS PRO(エバーズ プロ) 「オイル カーボンチェーンスプレー “WET"」は、高粘度合成オイルを採用したウェット潤滑剤で、過酷なオフロード走行や長距離走行にオススメです。

過酷な条件化でも優れた潤滑性と耐磨耗性を発揮。チェーンの動きや変速がスムーズになります。

100%化学合成オイルがベースとなっているため、ゴムや樹脂、シールのOリング、パッキンの劣化の心配がありません。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

この100mlの容量ではやや割高ですが、大容量の割安なモデルもあります。最近ではビックカメラなど大手家電量販店でも入手できる、宝商株式会社のケミカル製品。手軽にウェットとドライの違いが体験できるオイルです。スプレーですが、吹き出しのストローが細いので、チェーンに限らず、自転車のいろいろな箇所にピンポイントで注油ができます。メーカーがさらに高性能を謳っている「EVERS PRO カーボンスーパースプレー」もあります。


粘度がかなり高い「Super Lube」

Super Lube(スーパールブ)
超耐久チェーン用潤滑油/118ml 560
実勢価格:1295円
内容量:118ml

▼採点評価

Super Lube(スーパールブ) 「超耐久チェーン用潤滑油」は、優れた耐久性、潤滑性、防錆性を持つチェーンルブです。雨風や高温、蒸気などに曝されても垂れにくい設計になっており、厳しい環境でもスムーズな走りをサポートしてくれます。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

「Super Lube」といえば、グリス。90年代から、Oリングなどシーリングがゴムからシリコンに変わる過渡期に超もてはやされたブランドです。ここで紹介しているどのオイルよりも粘度があります。グリスと呼んでいい5歩手前。故に油切れは起こしにくいとは思いますが、コマの中に浸透する力は、どうかな、と感じています。


バツグンの性能だがキャップの壊れやすさが残念「FINISH LINE」

FINISH LINE(フィニッシュライン)
クロスカントリーウエットルーブ 60ml プラボトル
実勢価格:845円
タイプ:ウェット
内容量:60ml

▼採点評価

人気のウェットタイプ潤滑剤FINISH LINE(フィニッシュライン) 「クロスカントリーウエットルーブ」。水にも泥にも強く、潤滑性、耐久性に優れています。とくに雨の日も走らなくてはならない通勤・通学などにおすすめです。

レビューでは性能に関してはおおむね高評価。ただキャップが誤飲防止スクリューキャップになっているためか、「キャップが壊れやすい」「液が漏れやすい」などの声が多く寄せられていました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

スポーツ自転車屋さんに置いてないことがないだろう、定番中の定番ですね。耐久性が抜群なのですが、そのぶんウェットは汚れるので掃除が大変です。よく汚れを拭き取ってから塗ってください。キャップが壊れやすいのは、開け方が独特だからなのでしょう。子供の誤飲を防止するためなので、大人ならちゃんと開けましょう!


長距離走行におすすめ!本格仕様のAZ「BIc-004」

AZ (エーゼット)
BIc-004
自転車用 チェーンルブ
ロードレースSP(スペシャル)
実勢価格:1404円
内容量:110ml

▼採点評価

AZ (エーゼット) 「BIc-004 自転車用 チェーンルブ ロードレースSP(スペシャル)は、ロードレース用スペシャルオイルで耐久性に優れています。高級特殊合成オイルをベースに、極圧剤など各種添加剤を有効に配合。耐水性にも優れており、急な雨でも安心です。

粘度は比較的高めで、メンテナンスの手間は増えますが、「長距離走行でも静か」「変速がスムーズ」などの高評価がレビューでは見られました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

汚れやすさとかではなく、レース志向の潤滑性と耐久性を追求した製品かと。その割に全体的にAZ製品は安いので愛用している人も多いです。AZ (エーゼット) 製品ではウェットのボトルタイプの自転車用チェーンオイルだけで8製品をラインナップ。ウェットですが、粘度が低く、チェーンが軽く感じます。AZ製品は、パッケージに高級感が感じられませんが(笑)そのぶん価格以上の性能を有しているように感じます。この製品は、潤滑性能を重視しており、防塵性能は劣りますので、マメな清掃と注油が必要です。


※AZ公式サイトより(https://www.az-oil.jp/index.html)

PTFE配合で軽い走りが可能 AZ「BIcS-001」

AZ(エーゼット)
BIcS-001 自転車用 チェーンルブ
マルチパーパスSP(スペシャル)
実勢価格:550円
成分:特殊合成油ベース、PTFE、極圧剤配合
内容量:50ml

▼採点評価

AZ(エーゼット)「BIcS-001 自転車用 チェーンルブ マルチパーパスSP(スペシャル)」は、PTFEを配合した高級万能オイルです。耐久性に優れ長距離やオフロードに適しています。

PTFE成分により優れた耐摩耗性、防錆性などを実現しています。なお通販サイトによってかなり価格の開きがあるので、比較の上購入を検討してみてください。

レビューでは「耐久性バツグン」「チェーンの音が静か」「チェーンが軽く回る」などの高評価が多数寄せられていました。とくに静音性に関しては多くのレビュアーが指摘していました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

個人的には、チェーンの清掃や注油はコマ目にやるタイプなので(洒落!)苦になりませんが、そこそこの潤滑性の上に「チェーンが汚れにくい」「耐久性」で使い分けていますが、「どれか1本しか使えない」「注油前に清掃するのが面倒」というならば、耐久性を重視してこの1本。チェーンカバーがついたママチャリなどに愛用しています。


走りが滑らかになる「ブリジストン」

ブリヂストン(BRIDGESTONE)
グリーンドライブ 洗浄剤 潤滑剤 コーティング剤
実勢価格:1591円
成分:100%合成油
内容量:50ml

▼採点評価

ブリヂストン(BRIDGESTONE) 「グリーンドライブ 洗浄剤 潤滑剤 コーティング剤」は、高い潤滑性だけでなく、金属面に吸着し、雨に流れづらい高耐水・高持続、洗車後すぐに注油可能な水置換性を持つ優れたオイルです。

レビューでは「走りが滑らか」「スムーズな回転」など、ほぼほぼ高評価でした。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

生分解性潤滑剤を使っている地球にやさしいオイルです。自転車を環境に優しいという想いで使っている方は、こういう生分解性とかテフロンだとかを気にして使ってもらいたい。日本の石橋さんでブリジストン。生分解まで確認できていませんが、保管状態に気をつけましょう。


多目的で使える万能アイテム「WAKOS」

ワコーズ(WAKOS)
MTL多目的防性・潤滑スプレー A334
実勢価格:1580円
成分:フッ素樹脂他
内容量:220ml

▼採点評価

ワコーズ(WAKOS) 「MTL多目的防性・潤滑スプレー A334」は防錆効果にとくに優れており、チェーン以外の部分にも使えて非常に便利。

潤滑効果もドライほどではないですが、十分な性能を備えています。ゴム部などに悪影響を与えない成分となっているので、間違って噴霧しても安心です。

レビューでは自転車はもちろん、多目的で使えるメリットを高く評価するものが多く見られました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

他の製品と比べると、そもそもチェーンオイル専用品ではありません。防錆製、耐久性に優れた万能な製品。潤滑性を気にするのではなく、「とにかく錆びがイヤ!」「気がついたら錆びていた!」なんてちょっと雑なユーザーはこっちのほうが合っているかも。家庭ではCRC-556と同様なポジションですが、経験的にCRC-556と比較してゴム、プラスチックパーツを痛めにくいので、チェーンだけでなく自転車のいろいろなパーツに汎用的に使えます。


潤滑性とコスパに優れた「KURE」

KURE(呉工業)
スーパーチェーンルブ
チェーン専用プレミアム潤滑剤
[品番] 1068 [HTRC2.1]
実勢価格:605円
成分:合成油、潤滑添加剤
内容量:180ml

▼採点評価

KURE「スーパーチェーンルブ チェーン専用プレミアム潤滑剤」は、フッ素樹脂(PTFE)と高純度有機モリブデン配合したスプレータイプのチェーンルブ。優れた潤滑性、耐摩耗性、耐水性を実現し、潤滑効果を長期間持続します。

180mlで価格は3桁と、レビューではコスパを高く評価するものが多く見られました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

せっかく同メーカーが自転車専用製品を開発して商品化しているので、そちらを使うほうが幸せかもしれません。が、こちらの製品は、ホームセンターなどでも入手しやすくて、安いのが嬉しいポイント。粘度やら成分やらを個人的に検証すると、高トルク&高パワーのオートバイとかチェーンソー向きなのかと思います。


とにかく錆びを防ぎたい人向けの「ブリジストン」

ブリヂストン(BRIDGESTONE)
高品質サイクルオイル CO-1 A809010
実勢価格:400円
タイプ:ウェット
内容量:120ml

▼採点評価

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

街の自転車屋とかホームセンターで売っているようなパッケージ。ミシン油とかいう類のものかと。ただ、サビサビでギシギシなチェーンだったら、このオイルでもいいから差してほしい。なんなら、オリーブオイルでもサラダ油でも、差してほしい。チェーンオイルとしては、専用品でないので、性能は段違いに劣りますが、差していれば錆はある程度防げる。という商品だと思います。


自転車用チェーンオイルランキング【セミウェット・セミドライ部門】

最後は「セミウェット・セミドライ部門」7製品のランキングです。

コスパ抜群のセミウェットタイプ KURE「No.1601」

KURE(呉工業)
自転車専用チェーンルブセミウェット No.1601
実勢価格:1276円
タイプ:セミウェット
成分:液化チタン、潤滑セラミックス(ボロン) 有機モリブデン、防錆剤、潤滑油
内容量:200ml

▼採点評価

KURE「自転車専用チェーンルブセミウェット No.1601」は、スプレー式なのでチェーンに使用する場合、他の場所にかからないようウエスでカバーし、チェーンに1コマずつ吹き付け、5~10分待って浸透させてから余分なオイルを拭き取る必要があります。またチェーン以外の可動部にも使用可能です。

セミウェットタイプなので潤滑性と耐久性の両面に優れ、防汚効果も期待できます。ウェット系の中では比較的汚れにくく、黒くなりにくいと言えるでしょう。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

数年前に発売された商品ですが、性能が抜群なので非常に人気があります。価格も安くコスパに優れています。ただしワコーズに慣れているとスプレーの先っぽを無くしやすいので注意。同、呉工業の「自転車専用チェーンクリーナージェット」紫もスプレー式なので合わせて使うと、手を汚さずいいのかもしれません。


大容量でコスパに優れている「EVERS plus」

EVERS plus+(エバーズプラス)
チェーンオイル300ml ノズル付 防錆 PS-1
実勢価格:821円
タイプ:セミウェット
内容量:300ml

▼採点評価

EVERS plus+(エバーズプラス) 「チェーンオイル300ml ノズル付 防錆 PS-1」は、300mlと大容量でも価格が安くコスパに優れたオイルです。

潤滑性、浸透性、水置換性を備えていて、タレや飛散も比較的少ないので注油しやすく、初心者にもおすすめ。オンロード、オフロード、オールコンディション、レースなどオールジャンルで使うことができて、約600kmの走行も可能です。

ただし、残念ながらレビューでは「噴射ボタンが押しにくい」「硬い」といった使用感が多く報告されていました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

セミウェットなのにCRC556ぐらいサラサラな粘度です。また、結構な勢いで噴射します。冒頭で、呉CRC556は適さないと説明していますが、汚れ落としのディグリーザーを兼ねて、使うのであればいいかもしれません。ディグリーザーとか灯油とかは、完全に除去できるのか?や揮発して残る成分との相性は? といった問題もありますよ。


水置換性を備えた「AZ」

AZ(エーゼット)
チェーンルブ セミウェット スプレー 220ml
実勢価格:952円
タイプ:セミウェット
成分:合成エステル・MCA・フッ素樹脂配合
内容量:220ml

▼採点評価

オンロード・オフロード兼用のAZ(エーゼット) 「チェーンルブ セミウェット スプレー」。ウェットとドライの長所を併せ持ち、浸透性、潤滑持続性に優れています。また水置換性も備えており、防錆効果も抜群です。

※画像はAmazonより

スプレータイプで手軽ですが、レビューでは「飛散が多い」「飛び散りがけっこうある」などの報告がありました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

AZのチェーンオイルのスプレー版。カタログでは言いたい放題「水置換」「防錆」などいろいろ謳えます。意外に初期の粘度は、マックオフ程度。マックオフは、ドライだけでなくウェットも徐々に粘度を増して固くなるのですが、このオイルは、時間経過の影響があまりないように感じます。浸透性は、同AZ製の「CKM-001 超極圧・水置換スプレー」「CKM-002超極圧/極潤滑 オイルスプレー」のほうが感覚10倍ぐらいです。


大容量で経済的な「ベリティ」

三和化成工業
ベリティ(Verity)
チェーンオイル Verity
スーパーチェーンオイル SD20
実勢価格:1656円
タイプ:セミドライ
成分:ボロンナイト、フッソ
内容量:480ml

▼採点評価

三和化成工業「ベリティ スーパーチェーンオイル SD20」は、ボロンナイト+フッソ配合の化学合成チェーンオイル。極圧性、耐摩耗性に優れ、飛び散りにくい乾燥性も持ち合わせています。

レビューではコスパの良さを評価するものが多く見られました。また「チェーンへの浸透がよく、汚れも付きにくい」「比較的飛散が少なく扱いやすい」といったものがありました。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

容量あたりのコスパは抜群の製品。本当は、ディグリーザーなどで、しっかり汚れを落としてから注油するのがいいのですが、本製品のようにスプレータイプでコスパのいいオイルを汚れ落とし代わりに使うと清掃と注油が同時に行えて、1つ手間を省けます。ただし、チェーンに余計なオイルが付いていると汚れがつくので、せめて拭き取りはしっかりやりましょう。チェーンとの密着性がやや弱く感じます。


プロチームも愛用の「MORGAN BLUE」

モーガンブルー(MORGAN BLUE)
オイル シンルブ(syn lube) 125ml
実勢価格:2020円
タイプ:セミドライ
内容量:125ml

▼採点評価

モーガンブルー(MORGAN BLUE)はベルギーの有名ケミカルメーカー。「オイル シンルブ(syn lube)」は、ツール・ド・フランスでも活躍するプロチームも使用するセミドライタイプのオイルです。

とくに静音性に優れており、レビューでも「チェーンの走行音が気にならなくなった」などの声が寄せられています。

摩擦を減らし、ギアチェンジをスムーズにするために粘着性のある合成添加物を使用しているため、耐久性にも優れています。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

ウェット? と感じるぐらい粘度があるセミドライオイルです。自転車レース、ツール・ド・フランスにも出場するようなチームに配給されているようなので、気分を盛り上げる効果もあるかもしれません。


汚れにくく愛車をクリーンに保てる「フィニッシュライン」

フィニッシュライン(FINISH LINE)
クライテック ワックス ルーブ プラボトル
実勢価格:1490円
タイプ:セミドライ
内容量:120ml

▼採点評価

フィニッシュライン(FINISH LINE) 「クライテック ワックス」は、塗布すると表面にワックスがコーティングされる潤滑剤です。チェーンに汚れが付きにくく、周りも汚れることはありません。レビューでも「汚れにくい」といった高評価が多く見られました。

ただし冬場はワックスが固くなることがあります。雨に弱いことと耐久性が低いというデメリットはありますが、おすすめの商品です。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

特殊な使い方のオイルですね。潤滑とかよりも、汚れを気にする方におすすめです。耐久性も劣るので、週末ライドするたびに、注油して、愛車を部屋に飾って眺めるなんて使い方がいいかもしれません。汚れが一番気になるならば、WAXタイプはいいですね。


潤滑油の被膜をコーティングしてくれる「FINISH LINE」

FINISH LINE(フィニッシュライン)
1ステップクリーナー&ルーブ プラボトル
実勢価格:1370円
タイプ:セミウェット
内容量:120ml

▼採点評価

フィニッシュライン(FINISH LINE) 「1ステップクリーナー&ルーブ」は、塗布することで、表面の汚れを浮かせ、抵抗の少ないきれいな潤滑剤の皮膜を形成してくれるオイルです。

動力伝達系統からのノイズとペダリング時の摩擦抵抗を減少、さらに防錆効果などがあり、部品の寿命を伸ばしてくれます。液はサラッとしていて、埃の不着も少なめ。

製品に「FAST&EASY」と書いてある通り、チェーンの洗浄と注油が一度にできるので非常に便利。雨の日に乗らない人や、メンテナンスが面倒、時間がない、といった人にオススメです。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

洗浄から注油まで1回でできる便利なオイルです。帰ってくるたびに玄関で垂らして1周させるだけでOK。ただ、だったら汚れのつきにくいドライタイプも試してもらいたいですね。滴下タイプなので、専用の汚れ落としのディグリーザーほどの洗浄力もないですし、スプレーではないので勢いを使ってゴミを飛ばす みたいなことはできません。手間はかけたいんだけど時間がないという人にオススメ。

ここで紹介しているチェーンオイル以上のものは、個人的には「沼」だと思っています。2倍値段が高くても、性能のうち、例えば2倍耐久性があれば、使う価値はあります。いくらでもいいから、究極の潤滑性を求めるならば、セラミックスピードの「UFOdripチェーンコーティング剤」(※以下参照)といった製品もありますし、鍋で煮たり、コーティングしたりすることも。個人的には、オイルにだけこだわるならば、しっかり清掃してからのこまめな注油でチェーンの性能は十分引き出せているように今は感じています。

▼セラミックスピード「UFOdripチェーンコーティング剤」

セラミックスピード
UFOdripチェーンコーティング剤
実勢価格:4309円
内容量:180ml

【さいごに】チェーンオイルを使うときのコツ

以上、自転車用チェーンオイルのおすすめランキング30選でした。

今回は、ドライとウェット セミドライ・セミウェットを分けてランキングしました。どちらにするかはライディングスタイルや天候・距離と相談しながら選ぶと良いでしょう。

ちなみにオイルを注油する前に汚れを完全に落とすほうが絶対によいのですが、実際は、どこかで妥協(=自分のサイクルライフとのベストポイント)を模索することになるかと思います。

室内保管なのかなどの保管状況、走行距離とか頻度、走行するコンディション(雨、泥)、どれだけ時間をかけるのか? いくら金額をかけるのか? などがあります。

今回のランキングは、おおよそですが、
・スポーツバイク(=ママチャリを含む10万円以下のバイクではない)
・月に300km以内 ときどき100km程度のロングライド。
・手間、時間はある程度は惜しまない
・金額は、チェーン新品交換費用は考慮に入れる(=チェーンリング、プーリーなどギア系の交換費用は抑えたい!)
・競技者ではない(=とにかく、潤滑性ではない)
なんていう想定です。

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

同じ銘柄のチェーンオイルを注して、フィーリング(音、変速性能など)が変わったとわかる場合は、もう少し注油頻度を増やしたほうがいいかもしれません。「きしみ音が消えた」「チェーンが無音になった」「ギアが一段軽くなった」などの感想は、僕から言わせれば、チェーンオイル云々を語る前に「注油が足りていない」と思います。「キシキシ音がしたからオイルを指す」とかは論外です。


ちなみに新品のチェーンには保管時に錆びたりしないように、粘度の高いオイル(というよりもグリス)が使われているので、一度完全に落としてから注油すると潤滑性は新品以上に格段にアップします。

1本のチェーンの値段は、多段化によって、年々高騰しています。新しくて高ければ耐久性があるのかと思いたいのですが、実際は逆です。以下シマノ製品ですが、グレードが完全には揃っていませんが、おおよその傾向です。

シマノ(SHIMANO)
HGチェーン
6・7・8段
実勢価格:2200円

シマノ(SHIMANO)
HGチェーン
9段
実勢価格:2795円

シマノ(SHIMANO)
HGチェーン
10段
実勢価格:2608円

シマノ(SHIMANO)
HGチェーン
11段
実勢価格:3225円

アドベンプロダクツ代表


義村貞純 氏

どんなに高いチェーンオイルをこまめに挿しても、乗っていればいつかはチェーンを交換する必要があります。チェーンを大事にするあまり、チェーンに比べ、数倍もする高価なチェーンリングを摩耗したまま乗っているのは、ナンセンス。(……なので、フロントシングルの流れもあるんでしょうね。)


そういったコストも念頭に置いて、愛情と手間暇、そしてオイルをかけて、末永く自転車ライフを送ってくださいね。


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