大聖堂を望む非日常空間で。名画の世界を味わう「AFTERNOON TEA ~Inspired by Monet & Van Gogh~」を体験
◆大聖堂を望む非日常空間で。名画の世界を味わう「AFTERNOON TEA ~Inspired by Monet & Van Gogh~」を体験
2026年7月1日(水)から2026年9月13日(日)まで、ストリングスホテル名古屋内でロンドン ナショナル・ギャラリー公認の「THE NATIONAL GALLERY LONDON AFTERNOON TEA~Inspired by Monet & Van Gogh~」を開催。会場はホテル1階の「ニューヨークラウンジ」。大きな窓の向こうに大聖堂を望む優雅なラウンジで、ふたつの名画の世界を味わうアフタヌーンティーを編集部が実食してきました。
名画の世界へ誘われるような、優雅な午後の始まり
暑さが増す季節でも、ゆったりと涼しく過ごせるアフタヌーンティーを探して訪問。店内に入ってすぐ目に飛び込んできたのは、大きな窓いっぱいに広がる大聖堂の景色。ヨーロッパの邸宅を思わせるインテリアが並び、家具やテーブルも一つひとつ表情が異なっていて、非日常へと気持ちが切り替わっていくよう。夜にはライトアップされた大聖堂を眺めながら過ごせるそうで、時間帯によって違う雰囲気を楽しめるのも魅力です。
◆色彩豊かな名画の世界を5段スタンドで堪能
クロード・モネとフィンセント・ファン・ゴッホの世界を表現した5段スタンド
今回いただいたのは、「THE NATIONAL GALLERY LONDON AFTERNOON TEA~Inspired by Monet & Van Gogh~」。
ロンドン ナショナル・ギャラリーが所蔵するクロード・モネ『睡蓮の池』と、フィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』から着想を得たメニューが並んでいます。ティースタンドはまるで画家のパレットのように彩り豊かで、水辺を思わせる青や緑、南フランスの太陽を映したような黄色がひときわ目を引きます。2段目と3段目にはそれぞれの画家をイメージした敷紙が敷かれ、メニュー表のデザインまで世界観が丁寧につくられていました。
スイーツはマンゴーや葡萄を中心に、夏らしさを感じるラインナップ。セイボリーやスコーンまで含めた5段構成で、最後まで飽きずに楽しめます。
◆名画の世界観を映し出す華やかなスイーツたち
濃厚なマンゴーが主役。夏らしさあふれるマンゴーとココナッツのヴェリーヌ
特に印象に残ったのは、「マンゴーとココナッツのヴェリーヌ」。グラスの中に、とろりと濃厚なマンゴージュレとピューレ、ココナッツ香るなめらかなブランマンジェが重なり、マンゴーの果肉もたっぷり。仕上げのホワイトチョコレートを割って一緒にいただくと、コクが加わってさらに奥行きのある味わいになりました。マンゴー好きにはぜひ味わってほしい1品です。
モネが愛した大好物「ガトー・ヴェール・ヴェール」から着想を得たスイーツ
もうひとつのお気に入りは、モネが愛した「ガトー・ヴェール・ヴェール」から着想を得た、睡蓮の咲く池のほとりを表現したスイーツ「ピスタチオとラズベリーのムース ほうれん草のビスキュイ」。空気を含んだようにふんわりとなめらかなピスタチオムースにラズベリーの甘酸っぱさが重なり、まとまりのある1品。土台のほうれん草のビスキュイのサクッとした食感がアクセントになっていて、ピスタチオムースとのコントラストがとても心地よいです。見た目の華やかさだけではなく、味や食感まで丁寧に組み立てられていて、食べ進めるほど作品の世界観に引き込まれていくようでした。
水辺のきらめきを映した、涼やかなスイーツ
スタンドの2段目は、モネの『睡蓮の池』を思わせる、水辺の景色を閉じ込めたような2品が並びます。色合いが美しく、思わず写真に収めたくなるような1皿でした。
「葡萄と白ワインのジュレ」(写真左奥)は、白ワインジュレの透明感が印象的。口に運ぶと、つるんとなめらかなジュレから白ワインがふわりと香り、みずみずしい白葡萄の果汁が重なって爽やかな余韻が広がります。エディブルフラワーが添えられた見た目も涼やかで、水面にきらめく光を眺めているような気分になりました。
続いて「ライムとミルクチョコのタルト」(写真左手前・写真右)は、小紫蘇や金箔があしらわれ、水辺に木漏れ日が差し込む情景を思わせる1品。ひと口目はライムクリームの爽やかな酸味が際立ちますが、食べ進めるほどに中からクリーミーなミルクチョコレートが現れ、まろやかな甘さがゆっくりと広がります。サクサクとしたタルトの香ばしさも心地よく、最後まで飽きることなく楽しめました。酸味と甘みのバランスが絶妙で、涼やかな見た目も相まって、夏にぴったりでした。
ファン・ゴッホが描いた南フランスを思わせる、鮮やかなスイーツ
スタンド3段目には、ファン・ゴッホの『ひまわり』を思わせる鮮やかな黄色のスイーツが並び、南仏のまぶしい陽光を表現した世界観に引き込まれます。
「マンゴーパッションのベイクドチーズケーキ」(写真奥)は、しっとりと濃厚なベイクドチーズケーキの上に、マンゴーパッションのクリームを絵の具のタッチのようにあしらった華やかな1品。ひと口いただくと、チーズのコクがしっかりと広がる一方で、マンゴーパッションの爽やかな酸味が後から追いかけてきて、重たくなりすぎないバランスのよさが絶妙でした。
隣に並ぶ「オレンジパッションシュークリーム」(写真手前)は、しっとりとしたシュー生地の中に、オレンジ香るカスタードや甘酸っぱいパッションソース、バニラクリームを重ねたスイーツ。パッションソースのキュッとした酸味を、バニラクリームのやさしい甘さが包み込み、軽やかな後味へとつなげてくれます。
どちらも鮮やかな色味と爽快な味わいが魅力で、ファン・ゴッホが描いた南仏の風景に思いを巡らせながら楽しみたくなるスイーツでした。
◆芸術の世界観を繊細に表現したセイボリー
セイボリーで満足感もしっかり
スイーツだけでなく、セイボリーにもモネとファン・ゴッホの世界観が息づいている今回のアフタヌーンティー。
「国産豚のリエット ジャポニズムスタイル」(写真手前)は、苔庭を思わせる見た目がユニーク。なめらかなリエットに粒マスタードの食感が加わり、ほどよいアクセントになっています。
「サーモンとディルピクルスのタルトレット 紫蘇の香り」(写真中央)は、ひと口サイズながらさまざまな味わいや食感が重なるセイボリー。サーモンのほどよい脂のうまみと、ピクルスの爽やかな酸味とシャキッとした食感が相性抜群。そこに赤紫蘇の風味がふわりと重なり、後味は驚くほどさっぱり。
「海老と蕪のムース ペルノー風味のジュレとともに」(写真奥)は、やさしい甘みの蕪ムースとコンソメジュレが重なり、まるで前菜のような1品。ぷりっとしたエビの食感も心地よく、スイーツの合間にいただくと気分が切り替わります。
◆さらに世界観に浸れる7月限定のオプションメニュー
モネが愛した庭園を思わせる彩り豊かなジェノベーゼ
オプションの「ジヴェルニーの風 彩り夏野菜のジェノベーゼ」は、クロード・モネが愛した緑豊かな庭園の風景を表現した1皿。モッツァレラチーズやブロッコリー、スナップエンドウなど緑色の食材がふんだんに使われ、テーブルに運ばれてきた瞬間から爽やかな印象を与えてくれます。蕪やスナップエンドウはほどよく食感が残る火入れ具合で、シャキシャキとしたみずみずしさが楽しめました。もちっとした歯応えのパスタにバジルの香りが絡み、生ハムの塩味が全体の味わいを引き締めています。スイーツの合間にいただくことで気分がリフレッシュされ、コース全体の満足感をさらに高めてくれる1品でした。
名画の余韻に浸る、華やかなパフェとドリンク
オプションの「睡蓮と水面の葡萄パフェ」(写真左)は、モネの『睡蓮の池』を思わせる美しいビジュアルが魅力。薄くスライスした白葡萄を重ねたデコレーションが可憐で、上に添えられた繊細な飴細工が芸術作品のような存在感を放っています。グラスの中には白ワインゼリーや葡萄ジュレ、ブランマンジェ、生クリームなどが幾重にも重なり、ひと口ごとに異なる食感と風味を楽しめる構成に。シャンパンジュレの華やかな香りとバニラのまろやかさが重なり合い、爽やかな余韻を残してくれました。
一緒に味わいたいのが「モネ・ブルー ?白葡萄と花の睡蓮仕立て?」(写真右)。グレープフルーツとブルーキュラソーで描かれた青のグラデーションが美しく、作品を眺めるような気分になり、混ぜる瞬間まで美しいグラデーションを楽しめます。微炭酸の軽やかな口当たりとグレープフルーツの甘酸っぱさが心地よく、暑い季節にもぴったりの1杯でした。
名画の世界に浸る、特別なティータイムを
大聖堂を望む優雅な空間で楽しむ「AFTERNOON TEA ~Inspired by Monet & Van Gogh~」。モネの穏やかな水辺の風景と、ファン・ゴッホが描いた南仏の鮮やかな色彩をスイーツやセイボリーで表現し、まるで名画の中を旅するような時間が過ごせました。
1皿ごとに込められたストーリーや繊細なデザインに触れていると、アフタヌーンティーでありながら、美術館で作品を眺めているような気分に。美術館巡りが好きな人はもちろん、季節感あふれるスイーツを味わいたい人や、特別な女子会、自分へのご褒美時間を過ごしたい人にもおすすめです。感性を満たしてくれる、夏だけの特別なティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。