侍JAPAN監督/井端弘和が解説する「一つの塁に走者2人」となった時のルールとは！？【少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」】
ルール
野球はスポーツの中でも、ルールがかなり難しい。それだけに、ルールを知っていれば、相手を上回ることができるのです。最低限、覚えておいたほうがいいルールを紹介しましょう。
一つの塁に走者2人
公認野球規則＝「二走者が同時に一つの塁を占有することは許されない。ボールインプレイの際、二走者が同一の塁に触れているときは、その塁を占有する権利は前位の走者に与えられているから、後位の走者はその塁に触れていても触球されればアウトになる」
◦スクイズ失敗などで、三塁―本塁間に挟まれた「三塁走者」が三塁に帰り、その間に「二塁走者」が三塁まで進んでいることがある。
この三塁に走者２人の場合、前位の走者に占有権があるので、二塁走者がアウトになる。
◦この場合、守備側のプレーとして、まず三塁走者にタッチし、次に二塁走者にタッチする。いずれにせよ、まず二塁走者がアウトになる。
三塁走者が「最初にタッチされた自分がアウトだ」と勘違いして塁を離れた場合、改めて三塁走者にタッチすれば、守備側はダブルプレーを取れる。
【出典】『少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」』 著:井端弘和