【葵区・深井ぶどう園】9月は静岡でブドウとイチジク! ブドウ狩りも楽しめる果樹園
静岡市葵区の北部にある「深井ぶどう園」では、静岡ではあまり見かけないブドウと、甘みあふれるイチジクが楽しめます。9月に静岡でフルーツを楽しみませんか。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも通る道でも1本裏へ入れば別世界。静岡県民も必見の裏スポットを巡ります。今回は静岡浅間神社から北へ延びる「安倍街道」をお散歩しています。
安倍街道近く 手書きの看板が目印「深井ぶどう園」
安倍街道を北上し、静岡市の山間部、通称・オクシズ地域の玄関口である、新東名・新静岡IC周辺まで歩いてきました。
右手には賤機山。茶畑も広がるのどかなエリアです。
安倍街道から1本安倍川側の道を歩いて行くと、ちょっと気になる農業用ハウスを見つけました。
栽培されているのは人の背丈ぐらいの何か。青々とした手のひらより大きな葉が茂り、丸い実がなっています。この実の正体は後で判明します。
「深井ぶどう園」と書かれた手書きの看板が見えてきました。白いネットに覆われた果樹園です。
深井ぶどう園は、静岡で25年以上もの間、ブドウを育て続けている農園です。
シャインマスカットが実る果樹園
ブドウ園の深井敏弘さんに案内してもらいハウスの中に入ると、きれいに整えられたブドウ棚が広がっていました。
白い袋がかけられた実は、人気品種の「シャインマスカット」です。
静岡でブドウ栽培は盛んなのでしょうか。
深井ぶどう園・深井敏弘さん:
静岡にぶどう園はたくさんはないですけど、ぼちぼちあります
取材した7月中旬にはブドウはまだ完全に熟していない状態。深井さんによれば「あと半月から20日ぐらいで成熟する」とのこと。見た目にはおいしそうなのですが、まだ甘くないそうです。
9月上旬には甘くなって、量り売りでのブドウ狩りが始まります。
意外な発見! イチジク栽培
深井ぶどう園ではブドウ以外にも果物を栽培しています。案内されたのは隣のハウス。そこには、見覚えのある丸い実がなっていました。
深井ぶどう園・深井敏弘さん:
はい、これがイチジクの木です
ここに来る道中で見た丸い実の正体は、イチジクでした。
イチジクは夏から秋にかけて実をつける果物です。
1つ食べさせてもらうことになりました。赤く色づいた実を手前にひっぱると、ぽろっと簡単に収穫できました。
深井ぶどう園・深井敏弘さん:
バナナみたいに皮をむいて食べます
外側は白っぽい色をしていますが、中は赤く色づいています。
白い部分も一緒にぱくり。クリーミーで優しい甘さが口いっぱいに広がりました。プチプチとした食感もイチジクの特徴です。
深井さんのブドウとイチジクは、新静岡IC近くの「しづはたじまん市」などで購入できます。9月上旬にはブドウ狩りも楽しめるので、予約をして訪れてみてはいかがでしょうか。
田舎道を少し入るだけで、こんな果実園が隠れているなんて驚きです。安倍街道の裏スポットには、まだまだ知られていない宝物がたくさんあるのかもしれません。
■店名 深井ぶどう園
■住所 静岡市葵区福田ヶ谷255-2
■問合せ 090-1293-8562