「1日16時間はラーメンのことを考える」札幌の人気カレー店の限定&超こだわりの1杯
HBC・佐藤彩がお送りする「彩の街角ネクストフォーカス」。
ドライブもツーリングも趣味の私が、地元札幌やその近郊、ときにはもっと遠くまで…気になる新グルメスポットや、心ときめくおいしいお店を等身大でご紹介します!
【連載】「彩の街角ネクストフォーカス」
人気カレー店が週替わりの本格ラーメン
今回ご紹介するのは、オープンから10周年を迎えた人気カレー店「E-itou Curry 平岸本店」が、本気でラーメンに挑む「麺屋 蒼天」。
地下鉄「中の島駅」から徒歩5分ほどの「E-itou Curry 平岸本店」の店舗で営業しています。
7月いっぱいの期間限定、土日月のみの営業にはなりますが、ラーメン提供期間でも、カレーは毎日食べられます!
店舗は同じなので、私はラーメン、友だちはカレー、など別々に頼むこともできちゃいますよ。
店名の「蒼天」は、雲の外を抜けると青空でしたよ、という意味合いの「雲外蒼天」という言葉が由来です。
雲の中というのが苦労してがんばってやってきた10年に重なり、そこから雲が晴れて外に出たら、すごくキレイな青空で「あぁ、良かったな」と思える瞬間を迎えられた、という気持ちでつけたそうです。
元々「幻のラーメン」だったんです!
6月から始まって7月までという2ヶ月のみの営業ですが、毎週メニューが変わるというから驚きです!
伊東代表は、カレー店の前はラーメン店をやっていたそうで、今までもカレー店の周年イベントで限定でラーメンを出す機会が何度かありました。その幻のラーメンを楽しみにしてくださってる方もいたそうです。
そこで、今回10周年の謝恩でラーメンに特化したものをやってもいいのでは、とのことで2ヶ月限定でのラーメン店がオープンしたというワケ。
当初は1ヶ月の予定だったそうですが…その直前、代表が入院中に病院でラーメンのイメージを膨らませていったら、なんとA4用紙が20枚ほどにもなるレシピが完成!
ものすごい想像力ですよね!ラーメンへの情熱が伝わってきます。
1か月ではとても足りない!ということで、営業期間を2ヶ月に延長し、塩、淡麗、白湯など約20種類ものいろんなラーメンを、週替わりで味わうことができるようになりました!
さすが「1日16時間くらいラーメンのことを考えている」という言葉にも納得です。
初めて食べた地中海風ラーメン
私が訪ねた日に味わったメニューは、「海外の食材を使った限定 地中海風塩ラーメン」(1400円)。
地中海風、とは何か気になりますよね!実は、イタリアにも魚醤文化があるんです。
イタリアの魚醤「コラトゥーラ」をベースにしているので、日本の魚醤とはまたちがった風味で、地中海らしい味わいに仕上がっています。
このコラトゥーラは、イワシの魚醤だそうですが、地中海にも魚醤の文化があるんだ!という新たな発見になりますね!
ひと口飲むと、洋風の奥深いうまみが広がります!
でも、日本の煮干しや昆布も合わせてだしをとっているので、ラーメンらしいだしの味も感じるんですよね。和×洋のコラボともいえそうです。
トッピングも洋風にアレンジしています。
豚トロのハーブチャーシュー、ドライトマト、ズッキーニ、オリーブオイルでソテーしたタケノコなど、工夫されていますね。
少し、スープパスタを思わせるような深みもありながら、やっぱりベースはラーメンだなというだしの味でした。
麺は、道産小麦を使い、加水低めのストレート麺。
ラーメンに合わせて、毎回種類を変えているそうです。
こだわりたっぷりですね!
チャーシューはまさかの別皿スペアリブ!
さらに、チャーシューはなんと別皿で豪快なスペアリブがセット!
炭火で焼き上げたスペアリブは、ほろほろにお肉がやわらかくて、香ばしさが絶妙!
食べ応え抜群でした!
味変には、途中でスモークオイルを追加できるなど、最後までお客さんが楽しめるようにつくられた一杯。
「今回思い描いたラーメンを作れたことは、すっごく楽しくてうれしくて!お客さんが喜んでくれて!」と話す代表にとっても、幸せな時間になっていたそうです。
その週にしか味わえず、今はもう幻のメニューになってしまいますが…
変わるからこそ、毎週江別から来るご夫婦もいるそうですよ。
「どこよりもうまいものを出そうではなく、単純に自分が今出せる最高のものを食べていただきたい」という代表の想いがしっかり伝わってきます。
来週はどんな新たな発見があるのか…。
どんなラーメンを味わえるのか楽しみに、毎週通いたくなるのもわかりました。
長年愛され続けるハンバーグカレー
ラーメンもおいしいですが、もちろんカレーも絶品です!
そもそも人気のカレー店で、メニューも豊富。
悩む方もいると思いますが、この組み合わせが間違いなくておすすめ!
1番人気の「ハンバーグカレー」と「無水カレー」のあいがけ(1950円)です。
肉汁あふれるごろんとしたハンバーグと、うまみが深めのルウ。
スパイスの香りとともにコクが強くて、シンプルにこのメニューだけでも最高です!
そこに、今回はよりスパイスの香りがたつ無水カレーも一緒に味わうと、スパイス沼に突入…!
ホールのままのスパイスも使われているので、食べ進める場所によって、クローブやカルダモンなど、香りが変わるのも、このお店ならではの楽しみ方。
また、あいがけメニューにすると、徐々に2種類混ぜながらいただく、ぜいたくな楽しみもあります。
「家庭では味わえないようなルーカレーを提供したい」との思いでオープンし、「手間ひまかけて当たり前」が信条だそう。それがこのおいしさにつながるんだなと感じました。
札幌のスパイスカレーの先駆けで、札幌を代表する人気カレー店に成長したエイトカリィですが、代表の思いとしては、「人生の最後にラーメンをやりたい」という気持ちもあったそう。
そこで今回開店した「麺屋 蒼天」。
お客さんの反応がうれしくて、ぜひやってほしいという声もあるので、今後も希望がもてるような展開も考えているそうですよ!
限定ラーメンとして再び登場するのか、それともラーメン専門店として新たな一歩を踏み出すのか…。
これからの展開にも期待が高まります。
またいいお店に巡り合えますように☆
「E-itou Curry (エイトカリィ)平岸本店」
◆住所:北海道札幌市豊平区平岸1条2丁目7-33
◆定休日:不定休
※詳細は公式Instagramで
▼これまでにご紹介したお店MAP
【連載】「彩の街角ネクストフォーカス」
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文|HBC・佐藤彩
札幌出身。2007年HBC入社。趣味は旅行、スポーツ観戦(アウェイも!)、ビールを飲む、温泉巡り、御朱印集め、テニスなど。特技はどこでも寝られること。Instagramでも発信中。
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2026年6月)の情報に基づきます。