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トレッキング中にケガをした体重50キロの愛犬 担架に揺られて救助される(米)

Techinsight

飼い主ともう1頭の同居犬とともに、険しいトレッキングに挑戦したゴールデン・レトリバー。肉球をケガしてしまい、途中から歩けなくなってしまった(『NH Paw Rescue Facebook「Crosby in the litter.」』より)

今月16日、飼い主とトレッキングを行っていた愛犬が、ケガをしてその場から動かなくなってしまった。体重50キロもある愛犬が動かなくなってしまい、困り果てた飼い主は救助要請を行った。レスキューチームが到着し、犬は担架に揺られてトレッキングコースの入り口へ戻ることができた。救助を行った団体は、「愛犬とハイキングする際には、犬専用のレスキューハーネスや救急用品を準備してください」と注意を呼び掛けた。米ニュースメディア『People.com』などが伝えた。

【写真】6人がかりで担架で運ばれる大型犬

米ニューハンプシャー州で犬の救助活動を行うボランティア団体「NH Paw Rescue」は今月16日午後3時30分過ぎ、同州ホワイト山地にある険しいトレイル「フランコニア・リッジ・ループ(Franconia Ridge Loop)」でトレッキング中の人から、犬の救助要請を受けた。

救助依頼は、愛犬2頭とトレッキングに挑戦していた飼い主からのもので、当時、険しいコースを愛犬2頭と一緒に進んでいた。約9マイル(約14.4キロ)のコースのうち、半分を超えた5マイル(約8キロ)ほど進んだあたりで、ゴールデン・レトリバーの“クロスビー(Crosby、7)”が休みがちになっていることに飼い主は気付いた。

コースの途中に、自然保護やレクリエーション活動を行う、米国で最も古いグループ「Appalachian Mountain Club」の山小屋「Greenleaf Hut」があったため、クロスビーの回復を祈って休憩のために立ち寄った。

しばらく休憩してから再び出発して1マイル(約1.6キロ)ほど進んだが、ついにクロスビーの足が完全に止まり、そのまま動かなくなってしまった。クロスビーは疲労に加え、肉球の軟部組織をケガしてしてしまったことで、歩けなくなっていた。体重110ポンド(約50キロ)のクロスビーを抱えて歩くことはできず、飼い主はNH Paw Rescueに助けを求めた。

救援要請を受け、レスキュースタッフとボランティアが出動してクロスビーのもとへ向かった。午後6時半、レスキューチームがクロスビーの居場所へ到着すると、持ってきた担架にクロスビーを乗せてトレイルの入り口へ向かった。

当時の様子を撮影した写真には、左右に3人ずつ、合計6人で担架を持ち上げ、クロスビーを運ぶ様子が写っている。クロスビーはケガをした足に包帯を巻かれたと言い、写真をよく見ると、右前足に青いカバーがかけられているのが確認できる。レスキューチームはゆっくりとクロスビーを運びながら歩き、午後7時15分にトレイルの入り口に到着した。

今回の救助活動の詳細を投稿したFacebookでは、「フランコニア・リッジ・ループは、約9マイル(約14.4キロ)の険しいハイキングコースで、標高1800フィートから5200フィート(約548から1524メートル)以上まで登ります。長時間にわたって厳しい自然環境にさらされ、足場は非常に岩が多くなっています。9月の平均気温よりも高い気温と相まって、クロスビーのような大型犬のゴールデン・レトリバーには荷が重すぎました」と、クロスビーが救助されることになった要因が分析されていた。

また、ペット同伴でハイキングをする際には、犬用のレスキューハーネスや、救急用品などを用意することと、ハイキング中には、肉球をケガしていないか頻繁に確認することを勧めている。さらに、比較的大型であったり高齢の犬の場合には、犬のハイキング能力を慎重に判断するよう、NH Paw Rescueは呼び掛けた。

ちなみに今年7月には米オレゴン州にて、飼い主と一緒にハイキングをしていた体重70キロ超えの大型犬が、途中から一歩も動けなくなり、担架に乗せられ下山したケースが発生していた。

画像は『NH Paw Rescue Facebook「Crosby in the litter.」「Crosby relaxing in the litter being carried down the Old Bridle Path.」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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