リユースで負担を軽減 制服回収箱を庁舎に設置〈相模原市中央区〉
経済的に厳しい家庭に制服を格安で提供できる仕組みを--。不要となった学生服の寄付を受け付ける回収ボックスが現在、市内各区役所の1階ロビーに設置されている。設置期間は5月31日(金)まで。市民への協力を呼びかけている。
この取組は、経済的困難を抱える家庭における学生服購入の負担軽減を目的として、市内の企業によって2022年7月に始まった。対象となるのは、卒園・卒業から5年以内の幼稚園、小学校、中学校、高校の学生服など。破損や汚れ、デザインの変更などによっては活用できない場合もある。
寄付された学生服はリフォームし、手頃な価格で販売される。今年3月までは学生服リユースショップさくらや相模原店(中央区)が事業を担っていたが、4月からは合資会社さんぽみちが運営する学生服リユースさんぽみち(中央区・開店準備中)が業務を継承することとなった。
寄付された制服の査定額(買い取った場合の価格)は、相模原市子ども・若者未来基金に寄付される。同事業では3月までに1000点以上の制服が回収されており、寄付額は12万7123円にのぼる。
回収ボックスについての問い合わせは、市みんなのSDGs推進課【電話】042・769・9224。