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【愛川町】宮ヶ瀬ダム 土砂除去でリフレッシュ 2026年度事業を発表

タウンニュース

宮ヶ瀬ダムと例年の浚渫の様子(管理事務所提供)

 国土交通省関東地方整備局・相模川水系広域ダム管理事務所は、今年度事業概要を発表した。堰堤(えんてい)改良費に2億8千万円を計上し、初となる「ダムリフレッシュ事業」を据え、堆積土砂を除去する浚渫(しゅんせつ)作業を進める。

 相模川水系の豊かで安全な流れを支える宮ヶ瀬ダム。同事務所によると、宮ヶ瀬ダムでは現在、建設時の想定を上回る速度で貯水池への土砂堆積が進行している。2019年の東日本台風時に大幅に増加したことで、23年末時点の計画では28%だったのに対し、およぞ53%と倍近い土砂が堆積している。例年のペースで土砂の除去を行っていては、将来的に大規模な洪水が発生した際、十分な治水機能を発揮できなくなることが懸念されているという。

 この課題解決に向け、堆積した土砂を計画的かつ集中的に除去するため、堰堤改良費として2・8億円を計上し、「ダムリフレッシュ事業」を初めて実施する。

 本年度は、堆積土砂のより効率的な除去に向けた施設整備等の検討に合わせ、実際の貯水池内の土砂掘削も実施。また運搬した土砂の一部はダム下流への還元や公共事業の材料として有効活用する方針だ。ダムの堆砂計画は概ね100年とされるが、新たな貯砂ダムの設置、ストックヤード整備、管理用道路の整備等も計画され、ダムの長寿命化を図っていく。同事務所は「流域の安心安全のため、リフレッシュ事業により洪水調節容量内の堆積土砂の掘削を計画的・集中的に行うことでダムの貯水池機能を維持して参りたい」と話す。

ほか主要事業

 今年度の事業ではリフレッシュ事業のほか、堰堤維持費約10・7億円を活用した「貯水池機能を保全するための工事」も併せて推進する。台風等で流入した流木の処理や、経年劣化した道志導水路の修繕など、施設の機能保全に努める。

 また老朽化した情報通信設備の計画的な更新や、ダム管理業務、地域と協力した地域振興にも継続して取り組みを実施していくとしている。

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