消防殉職者悼み慰霊碑で清掃奉仕
中広の城南緑地公園駐車場にある消防殉職者慰霊碑で21日、毎年恒例の美化清掃活動があり、消防関係者ら約30人が犠牲者を悼みつつ奉仕した。
赤穂市内では1949年と70年に発生した山火事で消防団員計4人が殉職。顕彰碑の清掃活動は建立翌年の72年から市消防団OB組織「緋ぐるま会」が行っている。この日は会員をはじめ現役団員や消防本部職員も参加。石碑周辺の雑草を取り除き、植え込みをきれいに苅り揃えた。
70年の山火事現場で団員の捜索にあたった経験を持つ梅本弘幸会長(77)=坂越=は欠かすことなく清掃活動に参加してきたといい、「あのときのことは今も忘れることができない。毎年このように関係者が集まってくれてありがたい」と話した。