堤防ロックフィッシュゲームで50cmのアイナメをキャッチ!【北海道・噴火湾エリア】
北海道の噴火湾で開催されるパワーオーシャンカップに初参戦する筆者が、トーナメント常連アングラーのアテンドで練習釣行しました。この記事では、森町・鹿部町エリアの漁港で50cmのアイナメをキャッチし、良型のエゾメバルも手中に収めた模様をお届けします。
「パワーオーシャンカップ」に参戦
ロックフィッシュトーナメントに出場することを決めた筆者です。普段、YouTubeで勉強させていただいている有識者の方々と同じ舞台で竿を振れることになりました。自身のレベル向上はもちろんのこと、今ある環境で大会に出続けてどこまでできるのかに挑戦したいという思いでデビューを決意。
初参戦する大会の名前は「パワーオーシャンカップ」です。北海道でロックゲームをやっている方なら誰もが知る大きな大会です。
主催メーカーはエコギア&ノリーズ。デビュー戦の舞台は道南の森・鹿部町の各漁港です。デビュー戦に向けて、滞りなくトーナメントに挑むべく、トーナメント常連の道南在住の強者のアングラーにSNSでコンタクトを取り、大会エリアを釣行することになりました。
トーナメンター紹介
今回同行してもらった2人のアングラーを紹介いたします。
安井 拓巨
2024年のパワーオーシャンカップトーナメントツアー北海道1戦目(函館戦)において、2位の成績を収めたトーナメンターです。八雲町在住という特性を活かし、ほぼ毎日フィールドに足を運んで自身のスタイルに磨きをかけています。
気になる方は【安井さんのインスタグラムアカウント】をご覧ください。
村中 大騎
過去にパワーオーシャンカップツアー戦で3位入賞、準決勝の舞台であるマスターズクラシックにも多数出場の実績を持つトーナメント常連の猛者です。
函館在住で道南エリアを駆け巡り、ロックフィッシュを追い求めています。実績に裏付けされたトーナメンターとしての立ち回りを武器に、日々フィールドで鍛錬しています。
こちらも気になる方は【村中さんのインスタグラムアカウント】をご覧ください。
森町・鹿部町エリアの噴火湾の釣況
トーナメント常連の強者たちとの釣行に高ぶる気持ちを抑えられない筆者は、前日は遠足前の小学生のような気分であまり寝られませんでした。笑
ということで、いざ実釣へ!
大会エリアの森・鹿部町エリアの漁港は道内有数のポテンシャルを誇るロックフィッシュのポイントです。50cmクラスのアイナメが連日釣れるような、まさにロックフィッシュの楽園です。
今回釣行したのは5月11日、12日の2日間です。1日目は安井さんと2人で、2日目は村中さん、安井さんと3人での釣行になりました。
事前情報ではGWに結構釣れていたとのこと。初日は25cmくらいの小型のアイナメを早々にキャッチしましたが、それ以降は反応がありませんでした。その中、安井さんは40cmクラスを数本キャッチ。さすがとしか言いようがありません。
45cmアップのアイナメ登場
2日目は村中さん、安井さんと3人での釣行。しかし、GWにアングラーが多数フィールドに来た影響で魚にプレッシャーがかかっているためか、非常にタフな状況でした。そんな難しい状況でも魚を見つけて釣る2人。村中さんは45cmUPの良いサイズのアイナメを釣っていました(笑)。
筆者はAM5:00頃〜PM16:00頃まで2バイトノーフィッシュ。札幌からの4時間かけて運転していた長旅の疲れもあり、漁港を移動した後に少し仮眠を取ってからリスタートしました。
30cm近い良型のエゾメバルをキャッチ
移動後、とある漁港の突堤へエントリーしました。ケーソンが5〜10m程奥まで敷き詰められており、魚が居着きそうな雰囲気が漂っていました。プラス舟道が隣接しており、ますます雰囲気が良いポイントです。
ここからキャストし久々のバイトでフッキングしました。釣れたのはお腹がパンパンの良型のエゾメバル(笑)。
北海道のロックゲームなら定番のゲストで、地方名はガヤです。ガヤガヤ釣れるからガヤと呼ばれているそうです。余談ですが、良型でお腹パンパンのエゾメバルのことを道民のロックフィッシュアングラーは大体「腹パンガヤ」と呼びます。
アジングタックルやメバリングタックルを流用したナイトゲーム等で狙うと非常に面白いターゲットになるのではないかと思います。今後、筆者もナイトゲームにどんどんチャレンジし、大きなエゾメバルを狙ってキャッチできたらと思っています。
30cmに迫る良型のエゾメバル!本命ではありませんが、嬉しい1尾でした!
50cm(1.7kg)の巨大アイナメを捕獲
良型のエゾメバルをキャッチしたケーソンと舟道が隣接するエッジの部分にもう一度キャスト。するとティップに重みが乗るだけの、静かなバイトがありました。一瞬ゴミかケーソンに引っかかったのかと疑心暗鬼になりましたが、フッキングしました。
タイムラグがあった後、強烈な首振りとものすごい重量感でビッグサイズのアイナメと確信しました。慎重にランディングし、近くでキャストしていた村中さんに「先生〜!(村中さんの愛称)やった!やったよ先生!」と大はしゃぎしました(笑)。
村中さんとハイタッチし、雨が降りしきる中、地面に寝っ転がって喜びました。
少し離れたところでキャストしていた安井さんも来てくれ、サイズとウェイトを測定してもらうと、なんと50cm。1.7kgの超ビッグサイズでした!
この1尾で全てが報われました!
遠征で技術を学べた
安井さんのスローな釣りでベイトに寄せた展開で食わせる展開のゲームの組み立て、村中さんのリアクションで魚の口を使わせるようなアプローチをするゲームの組み立て。
スタイルは違えど、プロセスを持ってしっかりと魚をキャッチする2人のゲーム展開を間近で見させてもらい、本当に勉強になった道南遠征でした。
筆者も苦戦はしましたが、最後に50cmのアイナメをキャッチすることができ、大満足です。
この記事が公開される頃には大会も終了し、結果も出ています。後の記事で大会のことも執筆しますが、安井さんと村中さんには感謝してもしきれません。
釣りを通じた素晴らしい繋がりを改めて大切にしたいと思いました。また道南へ足を運ぶ際は、この2人から釣りを学びたいと思います。
<久末大二郎/TSURINEWSライター>