Yahoo! JAPAN

槙田紗子[インタビュー]憧れの高橋愛率いるダンスボーカルユニット・GOKI-GENsへの電撃加入を語る「小さい時の夢がまた1つ叶ったと思っています」

Pop’n’Roll

槙田紗子[インタビュー]憧れの高橋愛率いるダンスボーカルユニット・GOKI-GENsへの電撃加入を語る「小さい時の夢がまた1つ叶ったと思っています」

元PASSPO☆のメンバーで、現在は振付師、アイドルグループ・Hey!Mommy!のプロデューサーとして活動している槙田紗子が、モーニング娘。OGの高橋愛がリーダーを務めるダンスボーカルユニット・GOKI-GENsに加入することが発表された。

振り付けを担当したFRUITS ZIPPER「わたしの一番かわいいところ」、超ときめき♡宣伝部「すきっ!」がSNSを中心に大きな話題となり、“今、最もバズを生む”振付師として活躍中。プロデュースしているアイドルグループ・Hey!Mommy!も豊洲PITでのワンマンライブが決定するなど、順調なセカンドキャリアを歩んでいる槙田は、なぜ再び表舞台に立とうと決意したのか?

その答えを探るため、槙田紗子にインタビューを実施。今胸に抱く想いに迫った。

・槙田紗子の写真 8枚

撮影:河邉有実莉

自分が表に出る仕事をしていきたいと気づいたんです

――まずは、再び表舞台に立とうと思ったいきさつを教えてください。

槙田:
ありがたいことに、振付師になってから2023年までたくさんお仕事をいただき、本当に忙しくさせていただいていたんです。最近は、初めてお仕事をご一緒できる方も多くて。その反面、時間がなさすぎて、インプットができなかったんです。それで充電じゃないけど、(2023年)10月ぐらいに2週間ほど、お仕事をちょっとセーブさせてもらって。それまで自分と向き合う時間すらないような感じだったので、その期間にいろいろ考えて……自分の人生を振り返ってみたら、私の人生って、小さい時に思い描いていた夢を叶えていくものだと気がついたんです。

ーーそれは素晴らしいことですね。

槙田:
アイドルをやってた時からハロー!プロジェクトさんが好きで、自分もアイドルグループに所属しているのに、ハロプロに入りたい!とか冗談で言っていた私が、今、振付師としてハロー!プロジェクトさんとお仕事をさせていただくこともあって。演者ではないけれど、自分としては、そういう意味で夢を叶えられたと思っています。私、アイドルになろうと思った時に、みなさんが知っているようなあらゆる大手の事務所に履歴書をひたすら送りまくって、落ちまくったんですよ。その時に落ちてしまった事務所さんと今一緒に仕事をしたりしていて。それは、アイドルを辞めて振付師として頑張ってきたことに自然とついてきた結果かもしれないけど、全部、小さい時に思い描いていた夢が現在の活動に繋がっているなって思っています。

――順調なセカンドキャリアと言えますね。

槙田:
そうですね。で、みんな“人生1回きりだから好きなことをした方がいい”って言うじゃないですか。でも、その“人生1回きりだから”っていう言葉が、今まではそれほど響かなかったんです。“人生長いし”って、けっこう余裕を感じていたんですが、今年(2023年)30歳になって、だんだん“人生1回きり”っていう言葉の意味がわかるようになってきて。以前は自分が30歳になるって実感はなかったけど、“30になったら次は40か、40の次は50か”と思って。そこで、自分の夢は叶えてきているけど、まだ叶えていないことってなんだろう?と考えた時に、表に出る方面での成功はできなかったって思ったんです。

――成功できなかったという認識なんですね。

槙田:
アイドルを始めた時は、もっともっと売れると思っていて、常にそういうイメージで活動していました。結果的にはたくさんの人に応援していただいたんですけど、もっと立ちたかったステージもあって……例えば、日本武道館とか。だから、今(プロデュースを手がけている)Hey!Mommy!と一緒に、そこを目指しているんですが、そういうモヤモヤした想いを持ったまま人生終わっていいのか?と思った時に、やっぱり自分が表に出る仕事をしていきたいと気づいたんです。それが、今回改めて表に出たいと思った理由の1つ目。もう1つは、もともと表に立っていたので、その楽しさを知っているわけじゃないですか。この5年ぐらいは、クリエイターとしてできたものだけを届けるという仕事をしていて。その制作過程は見せられないし、発信することもない。自分の中では、地道な努力というか、すごくコツコツやっている感覚があって、もっと刺激が欲しいなって思ったんです。私、性格的にも、1個のことだけじゃなくて、いろんなことをやっていた方が楽しくいられるタイプで。2023年の秋に、振り付けを1回少しセーブしたいと思った理由も、そこに通ずるところがあったと思います。

槙田紗子

愛ちゃんに“入りたいです!”って直談判しました

――いろいろなことをすることによって、心の中のバランスが取れるんでしょうね。

槙田:
そう……1つのことだけだと、心が乾いてくるんですよね。だから、そこを潤したいというのもあって。どういう形で表に立とうかなって、家でずっと考えていたんです。今からアイドルになるって言っても、“それはちょっとさすがにないかな”って……今、いろんなアイドルの振り付けをさせてもらっている中で、その子たちと共演するのは、ちょっと自分の中では選択肢になくて。で、バラエティタレントかと言っても、バラエティ力もないし、一部分ですけど、アイドル時代にバラエティの厳しさを知ったところもあるので。じゃあ演技がやりたいかと言ったら、演技でもないなって。だから、振付師っていう職業を活かして、表に立ちたいと、ぼんやりと考えていたんです。そんな時に、事務所の社長から突然GOKI-GENsのイベント(2023年10月14日/よしもと幕張イオンモール劇場)に誘われて。ちょうどお休み期間でスケジュールが空いていたので、“愛ちゃん大好きなので、行きます!”って返事をしたんです。もちろんGOKI-GENsのことは知っていたし、YouTubeも拝見していたんですけど、生のイベントに行くのはその日が初めてで。GOKI-GENsは3人メンバーがいるんですが、はるみんさん(春海茜)はお休みで、愛ちゃんとさっこさん(藤井早希子)の2人、あと(プロデューサーの)あべ(こうじ)さんがMCで出演していて。ライブでは、モーニングの曲もやってくれて、“こんな近くで、愛ちゃんの歌が聴けていいの? ファンとしてチケット代払いたいんですけど”みたいな感じで観ていたんです(笑)。そうしたら、ライブの途中から“今、自分が求めている理想的な場所は、GOKI-GENsなのでは?”と考えていて。

ーー悩んでいたことの回答に、偶然出会ってしまったんですね。

槙田:
そうなんです。というのも、愛ちゃんは女優業やファッションなど、いろんなお仕事をされているじゃないですか。さっこさんも(アパレルブランド)『ビームス』のプレスで、お休みされているはるみんさんもご自身の会社(『ハルミ ショールーム」)を持っていながらGOKI-GENsをやっていて。ホントにおこがましすぎるんですけど、ここなら振付師をしながらでも活動できるんじゃないかなって思ったんです。あと、別の仕事をやりながら、しかも年齢も関係なくやりたいことをやろうという感じがすごくカッコよく見えたんです。“今、私がこれをやったらこう思われるかな? 何歳でこれを始めたらこう思われるよね”とか、周りからの反応をけっこう気にするタイプだったんですけど、そういうものをすっ飛ばして、自分たちがやりたいことをやりたいからやってますっていうGOKI-GENsを観て、“私がしたいことはこれだ!”って思って。あと、調子に乗ってるんですけど、私が入ったらきっと貢献できると思ったんですよ(笑)。

ーー確かに(笑)。

槙田:
もうライブの途中からは、ここに入ることしか考えてなくて。社長が愛ちゃんと昔からお仕事をしてて繋がりがあったので、イベントが終わったあとにご挨拶に行ったんですが、愛ちゃんに“GOKI-GENsに入りたいです!”って直談判しました。あと、あべさんにも……あべさんには、その日初めてお会いしたんですけど、多分、私のこと知らなかったと思うんです。でも、“私、今こういうことをやってます。例えばこういう曲の振り付けをやってます”って全部話して、“GOKI-GENsに入ったら、こういうことで貢献ができます”って、すごい勢いでしゃべり倒していました。

――猛アピールですね(笑)。

槙田:
はい(笑)。だから、あべさんすごく困ってたと思うんですけど、愛ちゃんもあべさんも“めっちゃ嬉しい! ありがとう、ぜひ入ってください”って言ってくださって。でも、そういう時って、みんな、そう言うじゃないですか。

――そういう社交辞令を言うことはありますよね。

槙田:
その日の帰り道に社長に、なぜGOKI-GENsに入りたいと思ったのかをずっとしゃべってて、社長も笑っていました(笑)。GOKI-GENsのイベントに行くまでは、それまで忙しく動いていたのに、急に自分と向き合って人生について考えていた時期だったので、気分がけっこう落ちていたんですが、もうすごい勢いでスイッチが入っちゃって。ただ、次の日朝起きた時には、逆に虚無感に襲われて……無我夢中で、私、何やらかしてしまったんだ!?って感じでした。でも、その日の夜には“本当に入ってもらう方向でお願いします”って、ご連絡をいただいたんです。ちょうど、はるみんさんが活動休止されるタイミングと重なって、新メンバーを探していたみたいで。そんな時に、私がいきなり登場したので。あべさんからも、すぐに音源が届きましたね。

ーー急展開ですね。

槙田:
実は、その時本当に加入できるか信じ切れてなくて。芸能界って、決まっていたことでもバラされてしまう(やめてしまう)ことがあるじゃないですか。だから、私、バラシ恐怖症すぎて、嬉しい仕事もなくなるかもって、当日まで信じられないんです。今は動き出しているので、もう本当だと思っていますけど(笑)。自分的にはすごく面白い展開で、人生って面白いなって思う出来事の1つになりました。私、アイドルの時から高橋愛ちゃんのパフォーマンスをずっと目標にしてて、当時は愛ちゃんの映像を観て“私は高橋愛ちゃんになる、私は高橋愛ちゃんになる”って、自分に言い聞かせてからステージに出るのがルーティンだったんです。それぐらい大きい存在の愛ちゃんの横に並んで歌って踊れる日が来るなんて。小さい時の夢がまた1つ叶ったと思っています。

ーーまさに大きな夢を掴んだと言えますね。

槙田:
そうですね。10代や20代前半までの自分は、まだスキルとか素養が足りなかったから、夢を実現することができなくて。それに、アイドルも中途半端に辞めちゃって、その時に達成できなかったことを、今から実現させていくようなイメージですね。

ーーすごく運命を感じますね。少し前の振付師の仕事に没頭していた時期だったら、忙しくてGOKI-GENsのイベントには行けなかったかもしれないですし。また行ったとしても、加入したいとは思わなかった可能性もあります。

槙田:
そうなんですよね、うん。

ーーそれと、夢とかやりたいことは、ちゃんと口にした方がいいなと改めて思いました。

槙田:
ホントにそうだなって思います。それをして行動した方が夢は叶いますね。

槙田紗子

GOKI-GENsで学んだことを、ほかにどんどん還元していきたい

ーー加入後は、どういう活動をしているのですか?

槙田:
先日レコーディングをして、アー写も撮影しました。新メンバーとして、私のほかに中西悠綺さんが入りまして、新体制初ライブ(<あべこうじpresents~GOKI-GENs 武道館への道~road4>)が1月20日(土)によしもと幕張イオンモール劇場であるので、そのリハーサルも始まっています。

ーーレコーディングでは、何を録ったんですか?

槙田:
新曲です。私が、愛ちゃんのレコーディングをあまりにもマジになって聴いていたから、あべさんとかちょっと引いてました(笑)。“え!? ファン丸出しやん”って。

ーー気持ちを抑えられなかったんですね(笑)。

槙田:
愛ちゃんのレコーディングって、みんな立ち会いたくても立ち会えないじゃないですか。本当に歌がすごくて、私も同じ歌を歌っているのに、愛ちゃんが歌うと、どうしてこんなに表現力が豊かになるんだろう?って思いました。あと、レコーディング中に突然、即興でアレンジを入れたりするんです。例えば、“ここって、全部裏声で行ってもいいですか?”みたいに。そういう遊び心だったり、思いついたことをすぐ行動に移せるのは、愛ちゃんの才能や人間性みたいなものなんだろうなって思っています。

――学びが多い現場なんですね。

槙田:
そこで学んだことを、Hey!Mommy!とかにどんどん還元していきたいなって思ってます。今までだったら、元アイドルの振付師として、ステージに立っていた時の経験を活かして、アイドルに何かを教えたりできるのが自分の強みだと思っていたけど、だんだんそれが過去の話になっていて記憶もどんどんなくなっていくんです。あと、時代も変わっていくので、私の現役時代に普通だったことが、もう普通じゃなかったりとかして……自分にしかない経験ってアイドルだったことだけど、それがどんどん使えなくなってくるなって思っていたんです。でも、今になって自分が表に立つことで、教えられることがどんどん増えるし、身近で一緒に活動している方が、自分よりも先輩だったりするので、そこから今まで学べなかったことを新しく身につけられて、それをまた今度は自分がアウトプットできるようになるんです。それって、すごく意味があることだなと思っています。

ーー相乗効果があるんですね。

槙田:
これまではダンスは教えられるけど、歌は教えられないっていうコンプレックスもあったんです。あと、自分が経験したのはPASSPO☆っていうグループだけだから、PASSPO☆の中の正解はあるけど、それ以外の正解を知らないというか、引き出しが少ないし、引き出しもどんどん空っぽになっていっているという感覚があって。でも、これからは新しい引き出しも使えるようになるかなって思っています。

ーーレコーディングしたオリジナル曲の振り付けは、槙田さんが担当するのですか?

槙田:
私が作らせていただく予定です。GOKI-GENsは、愛ちゃん以外のはるみんさんもさっこさんも、もともとダンスをやられていた方なので、振り付けをメンバーのみなさんで作っていたんです。だから、私がガチガチに作り込むというよりかは、ベースを作って、みんなで話し合って作り上げていく方がいいのかなと思っていますね。

ーーDIY精神が強いグループなんですね。

槙田:
全部、愛ちゃんとあべさんがやってくださっていて。ケータリングも用意してくれるし、ヘアメイクさんとか、そのほかのスタッフさんとかも手配してくださって。すごくありがたいです。

ーー1月20日のイベントでは、オリジナル曲以外に、モーニング娘。の楽曲もパフォーマンスするんですよね?

槙田:
そうです(笑)。セットリストは、いつもさっこさんが作ってくれるんですけど、さっこさんもすごいハロヲタで。今回は、さっこさんが私に“やりたい曲あります?”って聞いてくださって、愛ちゃんがいた時のモーニングの曲で上位に入る私の好きな曲をリクエストしました(笑)。その曲のパフォーマンス映像をいつも観ていたんです。

ーーそうなると、リハから楽しみですね。

槙田:
めっちゃ楽しみです。あと、愛ちゃんに自分の振りを踊ってもらえるということが、本当にヤバいなって(笑)。モーニング娘。も卒業されているので、こういうことって、普通は実現しないじゃないですか。例えば、ダンスを踊るシーンがあるCMとかで、私が頑張って愛ちゃんとお仕事できることはあるかもしれないですけど。

ーー槙田さんは、高橋愛さんをよく魅せられるポイントをわかっていますよね。

槙田:
そうですね。だからめっちゃ楽しみです。

槙田紗子

悔いのないように納得が行くレベルまで自分を持っていきたい

ーー1月20日のイベントでは、どういうパフォーマンスを見せたいですか?

槙田:
自分で言うのもあれなんですけど、アイドルの時のパフォーマンスと、今のパフォーマンスって絶対違うんですよ。これまで教えてきた中で、成長した部分がすごくあって……やっぱり人に教えると自分も成長するじゃないですか。昔の映像とか観ると、若かったから、パフォーマンスにすごく照れがあったんです。表情とかもあまりないし、けっこう控えめな感じのパフォーマンスをしてたんですけど、今の自分は内面も変わったし、教えることで得たものもすごくあるから、昔の自分を知っている人をビックリさせるパフォーマスをしたいなと。あと、今までGOKI-GENsを応援していて、私のことを初めて観る方には、なんかいいメンバーが入ったなって思ってもらえるように貢献したいと思っています。

ーー槙田さんが加入することで、グループ全体の表現力が高まりそうですね。

槙田:
そうですね。自分がステージに立って表現することは、本当に久しぶりなので、妥協せずにやりたいなっていうか。1回アイドルをやって、その時に中途半端にしてしまったことだったり、若かったので逃げていた部分……パフォーマンスとかをもっともっと練習すればよかったのにって、昔の自分に対して思うんです。もっとストイックになればよかったのにとか。自分に対しての言い訳とかもあったと思うし……でも、もう大人ですし、いつまでできるかもわからないので、せっかくやるんだったら、ホントに悔いのないように納得が行くレベルまで自分を持っていきたいですね。

ーー現役時代は感覚的にやっていたところがあったと思いますが、教える立場になると、その感覚的なことを正確に伝えるために言語化しないといけないじゃないですか。その言語化が、自分自身の成長につながることはありますよね。

槙田:
本当そうですよね。言語化するのって、本当に難しいなって思っています。やっぱり説得力を持ちたいというのは、すごくあります。Hey!Mommy!とかに話している時にも、“なんで私がこんなことを言えているんだろう?”って思うことがあるんです。私、歌については、お手本を見せていないんですよ。Hey!Mommy!にも、過去の自分の映像を胸を張って見せることができないところがあって。今は表舞台の活動をしていないので、ただ口で言ってるだけの人になっちゃっているじゃないですか。演者からすると、指導者に対して“いや、お前やってないやん”って思う部分は絶対にあると思うんです。“ステージに立ってるのは自分だ!”って、思っちゃうところはある。だから、今自分が現役としてお手本になれるぐらいのパフォーマンスをすれば、教える言葉にも説得力が出てくるんじゃないかなって。そういう意味でも、相乗効果で両方の仕事にいい影響が与えられたらいいなって思っています。

ーー槙田さんの中でのGOKI-GENsの今後の目標は、どういうものですか?

槙田:
やっぱり知名度を上げたいと思っています。例えば高橋愛ちゃんのことは知っているけど、愛ちゃんがGOKI-GENsをやっていることを知らない人もいっぱいいるかもしれないし。 GOKI-GENsというグループの知名度をもうちょっと上げることに、自分が貢献できたらいいなって思ってて。あと、ワンマンライブをしたいですね。

ーーそれでは、最後に読者にメッセージをお願いします。

槙田:
私はけっこう恥ずかしげもなく夢とか目標をどんどん叶えたいとか口に出したりしていこうって、大人になってやっと思えたんです。自分が楽しいと思うことだったり、生き生きすること、キラキラできる環境を見つけて、そこに行くということを選んだつもりなので、そういう姿を楽しく見守っててほしいなって思います。あと、年齢に関係なくやりたいと思ったことをやりたい時にやるっていうことの大事さも伝えていけたらいいなと。

ーーずっと憧れだった高橋愛さんのグループに加入できた槙田さんだからこそ、説得力のある言葉だと思います。

槙田:
昔は、そういうことが恥ずかしくて言えないタイプだったので、そうなる気持ちがすごくわかるんですよ。本当にやりたいことを言えないとか、それを胸に秘めたまま違うことをしている人って、世の中にたくさんいると思ってて。例えば、本当はYouTuberになりたいけど、そんなこと恥ずかしくて言えないから会社員をやっている人とか。それこそGOKI-GENsの“ご機嫌”っていう言葉にかかりますけど、最近、自分のご機嫌を自分で取ることに対する意識はすごくあります。だから、振り付けの仕事もプロデュースの仕事も、自分が楽しめるかが大事で……楽しいことの方が実力を発揮できるんですよね。その方が周りからしても、絶対いいと思うから、自分のご機嫌を取ることの大事さも伝えていきたい。“なんか楽しそうに生きてんな、あいつ”みたいな感じで見てもらえたらと思います。あとは、昔応援してくれた人に観てほしいなと。我儘かなって思うところもあるのですが、観に来てくれたら嬉しいし、自分も興味を持ってもらえるように頑張んなきゃいけないって思ってます。逆に、私が過去にやってたことを何も知らないけど、好きになってくれる人が増えるように頑張ります。

槙田紗子

<あべこうじ presents ~GOKI-GENs 武道館への道~ road4>

日時:2024年1月20日(土)開場18:30/開演18:45
会場:よしもと幕張イオンモール劇場
チケット:前売り¥2000/当日¥2500

槙田紗子(マキタ サコ)プロフィール
1993年11月10日生まれ。神奈川県出身、B型
2009年ガールズロックユニット『ぱすぽ☆』のメンバーとしてデビュー。現在は多数のアイドルの振り付けを担当し、SNSを中心に多くのバズを生み出している。主催フェス<サコフェス>開催、アイドルグループ「Hey!Mommy!」のプロデューサーなど、振り付けのみならずマルチに活躍中。

GOKI-GENs(ゴキゲンズ)プロフィール
モーニング娘。OG高橋愛のYouTubeチャンネル『高橋愛lab。』から誕生した5人組ダンスボーカルユニット。メンバーは、高橋愛、藤井早希子(さっこ)、中西悠綺(ゆーき)、槙田紗子、春海茜(はるみん)。

【関連記事】

おすすめの記事