Yahoo! JAPAN

阪急夙川駅前に「葉音」というとんかつ屋さんがあり、地元でも長年愛されていたのですが、少し前に惜しまれつつ閉店していました。

しかし葉音が閉店してすぐに同じ場所に新しいお店の看板が出ていて、SNSなどでも新店がオープンするという事が宣伝されていました。

新しいお店の名前は「夙川 味音」。

味音のご主人は葉音とは直接の関係はないそうですが、葉音の閉店を聞いて「それだったらぜひ私に受け継がせて下さい」という事でお店をほぼ丸々受け継いで新規オープンしたそうです。

という事で今回は新しくオープンした「夙川 味音」にランチを食べに行ってきました。

阪急夙川駅前すぐ

阪急夙川駅を南に降り、そのまま西に真っ直ぐ行った突き当たりのビルで、以前「葉音」があった場所がそのままお店になっています。

「葉音」の記事はこちら↓

https://nishimag.com/gourmet/5917/

こちらのビルです。

大きな看板が出ているのですぐに分かると思います。

お店は2階にあるので、こちらの階段から2階に上がります。

階段を上がるとこのような扉があり、こちらがお店の入り口です。

開店祝いのお花が届いていましたが、何とさだまさしさんからのお花も！

聞いてみたところ、ご主人のお父様がさだまさしさんと親交があるとの事。

ちなみにご主人のお父様は元プロ野球選手です。

中日、西武、阪神で長く活躍された後、楽天の監督もされ、今でもテレビやYouTubeで大活躍されている超有名な方ですので、興味のある方はお店に行った時に訊いてみて下さい。

葉音と全く変わらない店内

お店はほとんど改装せずにそのまま受け継いでいるそうで、店内の様子は葉音の時と全く同じです。

こちらが店内の様子。

テーブル席が並んでいて、1人用のテーブルと4人掛けのテーブルがあります。

私は1人で行ったので1人用のテーブル席に座りましたが、窓から夙川の街並みや甲山の風景がよく見え、見晴らしも素晴らしいですよ。

夙川 味音のメニュー

昼はトンカツ、夜は予約営業で豚しゃぶが頂けるそうです。

こちらがお昼のメニュー。

トンカツとカツカレーが中心です。

葉音の時よりメニューを絞り、さらにトンカツに特化している感じですね。

夜は完全予約制になっていますので、詳しい事はお店に訊いてみて下さい。

名店の味を受け継ぐロースカツ膳

私は葉音に来た時はいつもロースカツ膳を頂いていたので、今回もロースカツ膳を注文する事にしました。

豚はジューシーな茶美豚かあっさりした神戸ポークから選べますが、今回は茶美豚に。

こちらがロースカツ膳、メインのロースカツにご飯と豚汁、お漬物が付いています。

まずは豚汁から。

普通は豚汁というと豚バラの薄切りや細切れ肉などが入っている場合が多いのですが、この豚汁にはじっくり煮込まれた厚切りの豚肉がたっぶり入っています。

豚の出汁がよく出ていて、さすがは豚料理専門店の豚汁といった感じですね。

さていよいよメインのロースカツを。

皆さんはトンカツはどこから食べ始めるでしょうか？

端っこが好きだという人もいれば真ん中が好きだという人もいるし、好きなところから食べ始める人もいれば好きなところを最後に残しておく人もいると思います。

ちなみに私は端っこの脂が多めのところが好きなので、端っこから順に食べていく場合が多いです。

そうすると好きなところから食べ始めて、好きなところで食べ終わる事ができるからです。

前置きが長くなりましたが、今回も端っこから頂きます。

まず脂が甘い！

ロースが厚めにカットされているので肉汁もたっぷりで赤身の部分もジューシーなのですが、それ以上に脂の甘味と旨味が口いっぱいに広がります。

これが茶美豚の特徴なんでしょうね。

お店特製のソースともよくあいますが、添えられているレモンや卓上の塩で頂くのもオススメ。

レモンの酸味や塩の塩味が豚の脂の甘味をさらに引き立ててくれます。

ボリュームも結構ありますが、色々味変を楽しみながらあっという間に食べ終わってしまいました。

以前と変わらない美味しさのトンカツをぜひ

ロースカツの美味しさは以前と変わっていませんでしたが、夜の豚しゃぶも気になるところ。

葉音のファンだった方はもちろん、今回はじめてお店を知ったという方も是非一度お店に足を運んでみて下さい。