冬の電気ウキ釣りで20cm級アラカブが好反応【熊本・宇城】釣り歩きがポイント?
三角周辺(熊本県宇城市)のアラカブが最盛期を迎えた。1月8日と14日に釣行した時の様子をリポートする。
アラカブ狙いのウキ釣り
三角周辺のアラカブは春先を除けば、おおむね一年を通して狙える。なかでも釣れる確率が高いのは12月から2月の夜釣りで、堤防から手軽にエントリーできる。
釣り方
釣り方はミャク釣り、ウキ釣りの2タイプ。いずれも虫エサを使った誘い釣りで、釣り歩くようにして探っていく。
三角東港へ
8日は北寄りの風が強く、これを避けるように、午前0時ごろに通称・三角東港に向かった。目標は20cm級を5尾。車を横付けし、早速スタンバイ。
ウキは落下衝撃に強いLFスマート。ハリは刺さり抜群な速手チヌをチョイス。まずは波止際を1ヒロ半のタナで狙った。
その3投目だった。ウキがモヤッと沈み、間髪を入れずにアワセを入れるとサオにのった。小気味いい引きを味わいながら抜き上げたのは20cm級のアラカブだった。
連発を期待したが、後が続かない。そこで立ち位置をかえながら誘っていくと、魚信が戻り、アラカブを連打。だが、サイズがいまひとつ。
アカメバル登場
その後も釣り歩きながら、少しずつ数を伸ばしていった。クーラーに4尾キープし、あと1尾に迫った時だった。今度はウキが押さえられるアタリ。少し待って持ち上げると、アラカブよりも手応えがある。
軽いヤリトリの末に姿を見せたのは20cmを超すアカメバルだ。この1尾に満足し、午前2時前に納竿した。
別日もアラカブ連発
14日は釣り仲間の齊木(さいき)さんと同行。午後10時ごろに通称・三角西港に着いた。海上は無風ベタ凪。この日も同じ仕掛けでサオ下を探ると、2人とも2~3投目にアラカブが釣れた。
魚信は間断なく続き、アラカブが連発。しかし、なかなか型が出ない。リリースとキープを繰り返しながら手数を増やすうちに、ようやく齊木さんが20cm超。次いで私も同型を釣り、ひと安心。まだまだ釣れる感はあったが、午後11時過ぎに帰路に就いた。
今後の展望
三角周辺のアラカブは2月いっぱいまでが勝負。例年の傾向からいえば、3月ごろに一時的に食いが悪くなり、再び上向くのは4月ごろ。小型はリリースし、良型だけを持ち帰るようしよう。
<松田正記/TSURINEWSライター>