【大和市】引地台公園と引地台温水プールの「命名権」公募開始
大和市は7日、自主財源の確保や地域活性化などを目的に、引地台公園と引地台温水プールの2施設でネーミングライツ(命名権)のスポンサー公募を開始した。来年4月1日から愛称の使用開始を予定している。
ネーミングライツは、施設に企業名や商品名を愛称として付ける権利。企業や団体側にとっては自社のPRが期待でき、市はネーミングライツ料が得られるメリットがある。施設の正式名称に変更はない。
スポンサーを公募するのは、大和市スポーツ・よか・みどり財団が指定管理する引地台公園と引地台温水プール。市によると2施設は指定管理者に申し込みの意向がないことを確認し、公募に至った。ネーミングライツ料は引地台公園が年額200万円、温水プールは100万円。契約年数は5年間。
大和市では、今年4月から大和ゆとりの森(福田)でネーミングライツを初めて導入し現在、「F・マリノス成城石井パーク」の愛称で利用者に親しまれている。
この時は指定管理者を務める「やまとスポレク・パートナーズ」の構成企業が手を挙げたため、公募は行われなかった。そのため、命名権スポンサーの公募は今回が初めてとなる。
計9施設で導入の方針
市では、今回公募する2施設を含む9施設でネーミングライツを導入する方針を9月22日に発表している。
対象は引地台公園と温水プールのほか、やまとみらいが指定管理するシリウス、つきみ野学習センター、桜丘学習センター、渋谷学習センター、ポラリスと同施設に隣接し市が管理する星の子広場、同財団が指定管理する大和スポーツセンター。
これらの施設は、指定管理者に命名権スポンサーの意向がない場合、希望額などを調整した後公募を開始する予定。ネーミングライツ料は、各施設の維持管理費に充てられる。